エブリワン・ウィル・バーンのレビュー・感想・評価
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絶叫ゥ
ジャケットとあらすじ以外の詳細を全く得ずの状態で鑑賞。最近は予告もよく見る作品以外は情報を最低限の状態で行くので、こんな作品だったのか!と不意をつかれることもたまーにあります。
今作はじめーっとした呪いホラーかなぁと思ったらその通りで、めっちゃ強い女の子が眼力で無双しつつ、その街の風習やしきたりに復讐していく息子を亡くしたお母さんの話でもあるなと観ながら解釈していきました。
基本的に街の人間はクズのオンパレードなので、そりゃ殺されるよなという人たちが一気に殺されていくのは爽快感がありました。
息子がいじめられて死んだのに、なぜか迫害されていたりと、田舎の独特な風習が嫌な方に進んでいってからの差別なんだろうなとイヤ〜な顔をして観ていました。
今作の惜しいところがR指定なので結構残虐描写があるのかなーと思っていたのに、画面の暗さで誤魔化されていたり、その描写が終わった後の状態が写ったり、一瞬だけ映して次の場面に行ったりと、頑なに観せてくれなかったのが謎でした。
手足がグニャグニャになったりするシーンとか最後まで見たかったのに、サラッと終わってしまったのもおいおいと言いたくなりました。
役者陣はめちゃくちゃ良かったです。マカレナ・ゴメスさんがヒステリックに叫ぶシーンは見応え抜群で、ホラーとは違うゾクゾク感がありました。
小人症の方が演じられてるのもあって、眼力や行動力に良い意味での違和感があったのも最高で、ナイスキャスティングだなと思いました。
全体的に飛ばし飛ばしで進んでいくので、理解が追いつく前にすぐ行ってしまって置いてけぼりにされたのが残念でした。雰囲気はいいんですが、序盤のシーンといい期待値が高すぎましたかね。
鑑賞日 3/18
鑑賞時間 20:30〜22:28
座席 D-2
暗黒伝説
不思議な力を持つ少女ルシアと、彼女に懐かれたマリアが、13年前に亡くなった息子ロロの無念を爆発させて行く話。
1980年に生贄がどうとか騎士団がどうとか小難しい字幕羅列で始まり40年後、橋から身を投げようとした女性の前に泥だらけの少女が現れ声をかけられるが、確かに若いけど…子供か?
警察に送って行こうと車に乗せたら、急に喋らくなった少女、そして警察に止められ…いや、燃えた方は完全に君の暴力の被害者ですけどね。
序盤はスタンドかよ!?な能力に少しワクワクしたけれど、何だかそこから出し惜しみ?
その後も最初に警官を使った様に、テレサを操ればいくらでも誤魔化せそうなのに、何だか随分と安直なこと。
ロロを思わせる場面もあったけれど、結局ルシアはなんなんだ?
そして何だか中途半端な終わり方。
上手く作れば結構面白くなりそうなのに荒かった。
ところで、警察官が座る1シーンだけ急にギャグ要素入れたのはなんなの(´・ω・`)
40年前…って割と最近ですね。。
スペインの小さな村にて、いじめを苦に自ら命を絶った息子への思いから、橋から飛び降りようとした女性の前に奇妙な少女が現れ…といった物語。
のっけから、何のことやら?なテロップで、ある村の魔女狩りにも似た過去を紹介し、場面はいきなりマリアとルシアの出逢い。早速恐ろしい能力を目にするも、何かシンパシーを感じたらしく、マリアはルシアを割と自然に受け入れ、2人の暮らしが始まっていく。
哀しいサスペンスドラマみたいなのを期待していたら、ホラーというかもはやSF!?なルシアの力。
13年経って何故今!?…と思ったりもしたが、その間もずっと変な目で見られていたっぽいし、苦しみは続いていたんですね。確かにマリアもサイコじみてはいるけれど。
そんな感じで、ルシアの不気味さや、小さいコミュニティだからこそ起こりがちな哀しい村八分とか、安っぽいと言えばそれまでだが、良く言えば古き良きホラー演出も相まって序盤は中々。
しかし、何となくはわかるけど40年前の村人の罪とか妹やデイビッドのこととか、過去のことがボカされすぎな印象も。ここがわかればガツンと響くものがあったのかなぁ…なんて思ったりもした。騎士が云々ってのはまさかほんの40年前の話じゃないですよね…!?
あとは、椅子が狭いとことか、ステーキレアのくだりは笑うとこだったのかな…?面白かったが、狙うような場面でもないし、なんなのw
上述の通り、ルシアの能力がSFチックすぎるところもあったが、題材とか雰囲気とかは良かっただけに、もっと見たいところが見れない感じがちょっと惜しかった。
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