劇場公開日 2024年4月5日

アイアンクローのレビュー・感想・評価

全165件中、121~140件目を表示

3.0 最後は救われた。

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

 格闘技は興味ないが内容は興味があったので鑑賞しました。
巨人の星のお父さん「星一徹」を思い出した(笑)。
家族の在り方を考えさせられる内容で感動した。内容的には40年以上前の物語で舞台もテキサス州のローカルな土地柄なのか終始バタ臭く泥臭いイメージ(失礼)でした。同作品はわざとそれを狙っているような感じがします。ミッキー・ローク主演の「レスラー」と同じテイストを感じました。
しかし悲運が続く家族だが、長男だけは幸せな家族を作り上げたのは最後見てて救われた。

先週のオッペン・ハイマーを鑑賞後から同作品のインパクト強すぎて頭から抜け出せていない自分を感じています。本来だったらこのアイアンクローについてはもっと感動してたと思っています。

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ユメノトチュウ

4.5✕家族の呪い ◯親の呪い

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

プロレスを
やめたら
いいと思うよ………

(身も蓋もない助言)

8割パパが悪いし7割ママが悪いしつまり150%親が悪いよ
苗字変えてる場合じゃねえよ…親を殺せ…

プロレスのことのよく知らんから学びに行こう!という気持ちで見に行ったらファミリードラマだった。
いやでもプロレスってマイルドなコロシアムじゃなくて割とエンターテイメントよりのスポーツなんだなあと学べました。ヤラセっぽいのも含めてやんや楽しむものなんですね~
そしてファミリードラマ内容も重く苦しく真実味と兄弟の絆に溢れててサイコーでした。

プロレスとかこの家族のこととか知らない人でも一見の価値あり。

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主人公のこと我が子と思ってる人

4.0最高の家族映画

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

アットホームとかそんな甘い家族の物語ではない。
ストーリーがしっかりしていて見ごたえあるし、キャストもかなり体を作り込んでいてリアリティがある。
呪われた家族なのか、乗り越える話なのか、リアリティ重視であり、泣かせどころも多い。
男性はやはり感情移入しやすくなっているか〜、母親が喪服の話など細かい所は男女関係なく見れる。
A24久々のヒットに流石のブランドだなと思う。

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ルイ

3.5「救い」か「呪い」か

2024年4月7日
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初代タイガーマスク辺りで始まったプロレスブームを通ってきた我々には「フリッツ・フォン・エリック」の「アイアンクロー」という技はかなり手軽なプロレス技として馴染みがあったし、その後彼の家族もレスラーで、アイアンクローを得意技にしているという話を聞いたことはあった。

ただ、こんな凄絶な物語があったとは。

「家族」という唯一の心の拠り所が、実はすべての因果のもとになるというお話。

誰から見ても、あの父(フリッツ・フォン・エリック)こそが「エリック家の呪い」であり、自分の無念とプライドの為に子供達の人生を奪ったことは明らかなのに、彼ら兄弟の誰一人として、父を恨んではいない。

『家族』という、自ら選んだわけでもないのに絶対的に尊重されるコミュニティ。

そこには「安らぎ」や「平穏」がある一方で非常に強固な「呪縛」がある。
敬虔なクリスチャンである彼らには、それがより当然の繋がりであったことが結果として皮肉なことであったのかも知れない。

兄弟の中でもケリーは、「権力」を象徴する(父のコレクションでもあった)プレゼントで揶揄し、その分岐点ともなったコインをずっと持っていたのは、知らず知らずそんな生き方を強要されていたことに不満を持っていたからだろう。

事実を元にしたお話なので、あまり脚色しろというのも野暮な話だが、展開し始めるのが結構後半なので、前半は多少間延びしてる感じはする。

あと、失礼を承知で言えば、主人公のケヴィンがどうしても「村西とおる」に見えてしょうがなかった。

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キレンジャー

3.5題名に想うプロレスラー

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

最近ではテレビ中継されなくなったプロレスだけど幼少期の頃、《鉄の爪》の異名をとったプロレスラーを思い出しました。FFエリック、壮烈な戦いの中、手のひらいっぱいに広げた指が額や胃袋付近を掴む必殺技で流血する映像を観て驚いたものだ。
そのファミリーの映画だと知り観たくなりシアターに足を運んでしまった…
鉄の爪で異名をとったプロレスラーの家族に数々の不幸が起こり呪われてると思い込む悲劇の話であった。
プロレスラーのチャンプを狙う4兄弟(存命)の中、次男を除く不幸な死別を遂げる。
彼らの両親は何かあれば兄弟で解決しろとプロレス以外全く子供らに関心がない始末…
不幸が連続するが回想シーンで幼少期に亡くなった幼い長男が3人の弟と戯れるシーンに涙がポロリ😢
プロレスに別れを告げた家族と遊ぶところでまたもやポロリ😢
多くの方には受け入れられない映画だと思えるがうん十年前からの呪縛に縛られた様だった…

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倭

4.0伝説のプロレス家族物語

2024年4月7日
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# 実話に基づく物語

映画でありドキュメントでもある。テーマはプロレスかと思いきや、実は家族の物語だ。

# 映画館で観た感想

プロレスを題材にした映画というだけで希少だし、観られて良かった。

本当にプロレスを観る時のような手に汗握る感じはなかったが、ひとつのプロレス家族の歴史が映画として成り立っていた。

# 自分と言えば

決して熱いプロレスファンというわけではなく、試合も観に行ったことはないが、子供の頃、深夜のテレビ番組でプロレスが流れているとつい熱くなって観てしまっていた。

そもそもテレビでもスポーツ観戦はほとんどしないものの、それでもスポーツ観戦の中ではプロレスが一番好きかもしれない。

ちょうも最近プロレスの文庫本も買ったぐらい。そこにプロレス映画が公開されるというのたがらこれは観ないわけにはいかない。

# アイアンクローとは

相手の顔を鷲掴みにするプロレスの必殺技のこと。プロレスでは必ず技に技名をつけるのだ。

# 父

かつてプロレスラーだったがチャンピオンの座は掴み損ねた。今では自分のプロレス団体の経営者。

そのプロレス団体で彼の息子たちもプロレスラーとして活躍している。

# 長男

プロレスラーとしての人気は高いが性格はシャイでマイクパフォーマンスも下手なので、だんだんと次男にトップの座を奪われ始める。

だが家族を大事にする優しい男。

# 次男

マイクパフォーマンスがうまくプロレス向き。

# 三男

三男。

# 四男

まだプロレスを始めておらず、音楽に興味があり、バンドを組んだりしている。

# 一家の呪い

「この一家には呪いがかかっている」と言う長男。その呪いが現実となったのか、一家にはあまりにも多くの苦難が訪れるのだった。

# フェイク?

長男の彼女が「プロレスはやらせなのか?」と聞くシーンがある。長男は真正面から「やらせではない」とは答えずに「俺たちは真剣に取り組んでいる」というようなことを答える。

たしか日本でもプロレスラーが同じ質問を受けた時に同じ系統の返しをしていた気がする。

そう彼らは本気で真面目に試合をしているのだ。

# 結末

実話に基づく物語なので、決してフィクション映画のような大団円があるわけではない。あくまで現実の抜粋である。

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稲浦悠馬 いなうらゆうま

4.5懐かしい

2024年4月7日
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52本目。
身体作ってるのは、何かの記事で読んだけど、実際スクリーンで見ると半端ない。
確か悲劇とかと思ってたら、そうそう呪いのだった思い出す。
それに、ブロディ、ハーリー・レイス、フレアー、ゴディ等、懐かしの面々。
ケビンが裸足で戦ってるのは覚えてるけど、全日に参戦してた覚えがあるけど、間違いだったら、ごめんなさい。
何か色々不幸あったのは覚えてるけど、ここまでとは。
父が悪魔かよとは思ったりもするけど、行動には責任がと思うけど、あたる光が強ければ、影がより暗く思えてしまうのかな。

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ひで

5.0フリッツ・フォン・エリックというと彼のテリトリーだったダラスに遠征...

2024年4月7日
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フリッツ・フォン・エリックというと彼のテリトリーだったダラスに遠征すると「エリックのホテルに部屋を与えられ、エリックのレストランで食事し、エリックの銀行の小切手でファイトマネーが支払われる」という梶原一騎お得意のネタ、特に『プロレススーパースター列伝』のブルーザー・ブロディ編が我々の世代にはお馴染みですが、『ジャイアント台風』でも同じネタが出て来たので事実なら20年位はテキサス州ダラスを実効支配してたことになりますね。

ですが劇中でリック・フレアーが「ホリデイ・イン」に泊まってると言ってたのでアレと思ったのですが、最近のインタビューでもグレート・カブキさんがインタビューでエリックはホテル・レストラン・銀行経営してたよと言ってたのはあくまでファンタジーを守るためだったのか、Wikipediaにもある実際は共同経営位だったというグレート小鹿さんの証言が事実なんでしょうか。それでも凄いと思いますが。

ケビン・フォン・エリックは実際は線が細いひとだったのでザック・エフロンは本人よりムキムキにカラダ仕上げて来たなと思いましたが、ハリー・レイスやリック・フレアー、ファビュラス・フリーバーズなんか本人にかなり寄せてきてて見てて嬉しくなってきましたし、NWA世界ヘビー級王座のベルトのディテールを完璧に再現してたりこの監督相当プロレス、WWFが全米制圧する前の古き良き時代の、が好きなんだろうなと思いますね。

なんかプロレス好きじゃないと面白くないのではと思われそうですがそんなことないと思いますよ。

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teraox

1.5プロレススーパースター列伝は読んでおいたほうがいい

2024年4月7日
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プロレスファンならアイアンクローというタイトルからストーリーはフォン・エリック・ファミリーというのはわかる。
所見で呪われた一家って言われたって?なんですよ。
幼くして亡くなった長男がいたからだっけ?
なんだったら親父フリッツが現役を引いたかどうだかよくわからないなかでプロモーターやってる話が省略されててプロレス初見には厳しい内容。
本作見る前にプロレススーパースター列伝を読んでおくと親父がどういう人なのかはわかるので読んでおいたほうがいいかも。
もっと言えば後半に誰目線かよくわからない時間がだいぶ続き兄弟が次々となくなっていく呪われた一家感があるけど家族愛が希薄なせいかなんか伝わってこない。
全体的に説明が足りないし中途半端な印象。

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ニック

3.5プロレス一家が辿った驚愕の悲劇

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

想像していたほど重苦しい雰囲気ではなく、むしろ観易かったです

プロレス界の話ではありますが、主軸は人間ドラマなのでプロレスの知識が無くても全く問題ありません、これが実話だということだけ知っておけばOKです

本作で一番印象的なのは何と言ってもザック・エフロンさん、“シュッとした超イケメン俳優”を封印し、プロレスラーとして怪物級に肉体改造、さらにザンギリ頭で70〜80年代のファッションによって“昔の実写版ハルクかっ!”って突っ込みたくなる何とも言えない風貌で“呪われた運命”に翻弄される主人公ケヴィンを熱演、その圧倒的存在感は私の中ではオスカー級でした

日本でもジャイアント馬場さんやアントニオ猪木さんと対戦したことのある実在のプロレスラー、ホルト・マッキャラニーさん演じるフリッツ・フォン・エリックと彼の家族の悲劇的で壮絶な物語がエネルギッシュに描かれます

フリッツ・フォン・エリックは息子達に対し一方的に親の夢を押し付けて軍隊並みの厳しい特訓を強いたり、陸上競技やバンドがやりたい息子をプロレスの道に引きずり込み、自分が達成できなかった世界王者タイトル獲得が人生最大の目標かの如く息子達を煽ります、息子たちは素直な良い子ばかりなので可哀想に毒親に一生懸命応えようとしますが、それが彼ら一家を最悪の結果に陥れていく驚愕のストーリー展開、凄まじいです

エリック親父の傲慢さは観ていて心から気分が悪く、こんなの言う事きかなきゃいいのにと思いますが、4人もの青年達がついて行ってしまうのが信じられない、彼らが山あり谷ありの人生にもがき苦しんでいる様が観ていてとても辛かったです

そんな息子たちを演じる役者さん達が全員すごくいいです
長男は幼少時に死んでて本筋とはほとんど関係無く、次男がザック・エフロンさん演じるケヴィン、3男デビットがハリス・ディキンソンさん、4男ケリーがジェレミー・アレン・ホワイトさん、5男マイクがスタンリー・シモンズさん
皆さん、素直で優しく兄弟想い、お互いを気遣う仲の良い元気な青年を好演しているだけに、彼らに降りかかる不幸が観ていてとても辛かったです

プラス、デヴィッドの妻パムを演じるリリー・ジェームズさんがすごく綺麗で素敵でした

ラストのデヴィッドの涙が痛々しく、胸に染みました

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Jett

3.0プロレスに魅入られた家族

2024年4月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

呪われた一家と言うより、
人生の全てをプロレスで成功することに熱中した父母と、
その父母を盲目的に敬愛した六人の子息の家族と、
その後生き残った一人の息子のホラーだった!?

昨夜観た、
オーメン ザ・ファーストより恐ろしい父母の話しだった。

それにしても、最後に二人の女の子に見えた子供達が男の子だったのは呪われた家系かも…

(^ν^)

アイアンクロー
劇場公開日:2024年4月5日 132分

日本でもジャイアント馬場やアントニオ猪木らと激闘を繰り広げ、
鉄の爪=アイアンクローを得意技としたアメリカの伝説的なプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックを父に持ち、
プロレスの道を歩むことになった兄弟の実話をベースに描いたドラマ。

1980年代初頭、元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックに育てられたケビン、デビッド、ケリー、マイクの兄弟は、

父の教えに従いプロレスラーとしてデビューし、プロレス界の頂点を目指していた。
しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けた三男のデビッドが、
日本でのプロレスツアー中に急死したことを皮切りに、フォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、
いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになっていく。

次男ケビン役をザック・エフロンが務め、
三男デビッド役を「逆転のトライアングル」のハリス・ディキンソン、
四男ケリー役を配信ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」で第80回ゴールデングローブ賞主演男優賞(テレビ部門ミュージカル・コメディシリーズ)を受賞したジェレミー・アレン・ホワイトがそれぞれ演じた。

米プロレス団体AEWのマクスウェル・ジェイコブ・フリードマンが製作総指揮、
元WWE王者のチャボ・ゲレロ・Jr.がプロレスシーンのコーディネーターを務め、それぞれレスラー役で劇中にも登場。
監督は「不都合な理想の夫婦」のショーン・ダーキン。

撮影はデジタルではなくフィルムで行われており、舞台となる80年代の空気を見事に映し出した映像美は、映画館で鑑賞すれば非常に贅沢な映画体験が味わえる。

アイアンクロー
劇場公開日:2024年4月5日 132分

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カール@山口三

3.5呪われた一家???

2024年4月6日
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鑑賞方法:映画館

呪われた一家というよりは、この家の悲劇は、この両親に問題があったと感じる。

そもそも、親父もお袋もひとの話に耳を貸さないんだから・・・まあ、昭和の団塊の世代の親候で、あれじゃ子供たちが可愛そうだなと思う。

涙を見せないのが強い人間なのか?
子供に鞭打しかせず甘えを一切許さないのが立派な親なのだろうか?

そういう意味では、自分の弱みは弱みとして見せて、そのうえで粘り強くひとに接していくケビンのような人間こそが立派な親父なんじゃないかと個人的には思う。

フリッツがケビンだったら、この兄弟は誰も死んでないんじゃないかと思えたから、呪われた一家って言うなら死神は親父フリッツだよね。

こういう親が世の中からいなくなって欲しいと心からそう思います。

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ちゆう

3.0実話に基づく悲劇の一家

2024年4月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

1980年代、元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックの息子、ケビン、デビッド、ケリー、マイクは、父の指導によりプロレスラーとして、プロレス界の頂点を目指していた。しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けていたデビッドが、日本でのツアー中に急死し、その後もフォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、呪われた一家、と呼ばれるようになっていった、という事実に基づく話。

まず幼少期に長男のジャックが事故死したらしいが、そのシーンは無い。
次に三男のデビッドが腸の破裂で日本に来ていた時死亡。1番体が大きくて将来を嘱望されてただけに惜しい人材を亡くしたな、と思った。
それから、四男のケリーがバイク事故で片足を失い、一度は復帰したが将来に希望が持てず拳銃自殺。
つづいて、五男マイクが肩の脱臼から高熱を出し、昏睡状態になり、意識は戻ったが、その後兄を追うように自殺。
六男は登場しなかったと思うが、彼も自殺。
結局6人兄弟のうち次男のケビンだけが残ったという悲劇の実話。
ジャイアント馬場やアントニオ猪木らの試合をゴールデンタイムにテレビで観れた頃に、アイアンクロー、は流行ってたなぁ、って懐かしく思い出した。
握力が凄くて失神するほどこめかみを圧迫するのって凄いって思ってた。
その親父だが、男ばかり6人も子供がいて、自分の果たせなかったタイトル奪取を息子に託したのはわかるが、あそこまでプロレスにこだわらなくても良かったんじゃないかと思った。
次男ケビン役のザック・エフロンはボディビルダーのように体を鍛えてて素晴らしかったが、もう少し身長の有る役者は居なかったのだろうか?奥さん役のリリー・ジェームスが高身長なので余計にちっちゃくみえた。
三男デビッド役のハリス・ディキンソンは背も高くて1番カッコよかった。

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りあの

3.0演じた俳優さん達より、現実の本人達の方が俳優みたいでカッコ良かったのよね!

2024年4月6日
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金曜レイトショー『アイアンクロー』
今年の前半戦〜楽しみにしてた期待の1本

いやぁ〜リアルで観てた世代的には、地元テキサスであんなに苦労してたのは知りませんでした。
鉄の爪に“呪われた一家”・・・SNSがない時代でも超有名なプロレス一家

実話の映画化は、俳優さんがカッコよく演じるのが普通ですが・・・
この映画に関しては、本人達の方が数段に俳優みたいでカッコよかったのよね。

当時知ってて、コレ観て似てるって言うプロレス好きは、絶対いないレベル(^◇^;)
*日本で、このレスラー体型作れる俳優さんいないので、俳優さん達は凄いです*

父親のフリッツとデビット役の人は、寄せてましたが、他の3人のイメージは・・・
主演のケビンは、もっと優しい感じの細マッチョ
ケリーは、ロン毛のトラボルタ風な長身のギリシャ彫刻みたいな肉体
マイクは、ケビンと似た感じのレスラーだったので、劇中のイメージとは全く違う。
劇中出てきたブロディ・レイス・フレアーは、かなり似せてただけに、昭和のプロレス好きとしては残念。。。

内容的に割愛された2時間の映画より、配信のドラマの方が良かっとと思う。

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eigatama41

4.0基本的には面白いのだが

2024年4月6日
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2024年劇場鑑賞78本目。
鉄の爪フォン・エリックの子どもたちが一人残して死ぬという情報だけ持って鑑賞。ホラー映画やサスペンスのような、突然一人ずつ死んでいくショッキングな展開かなと思っていたのですが・・・。
亡くなったり大ケガしたりした時結果として毎回出てくるので急にシーンが飛んだ感じになります。まぁ生き残った側からしたらなぜ死んだのか想像するしかない部分も多々あって仕方がないのかもですが、この映画実話であって実話でない最大の部分は、まだ一人兄弟がいて、その人もしっかり若くして亡くなっていることです。監督によれば尺の都合上仕方なかったとのことですが、仮にも実際の家族を描くに当たって一人省略するというのは人間を数字としか見ていなくてゾッとしました。そこの二点で減点ですが、生き残った唯一の彼の物語としては面白かったです。

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ガゾーサ

4.0兄弟愛の素晴らしさ×父親の厳格さ

2024年4月6日
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プロレスがFeaturingされているというよりも、兄弟愛・家族愛を描いた作品だと感じました。

次男ケビンを中心に物語は進んでいきます。
三男デビッド、四男ケリー、五男マイクとのそれぞれの関係性が素晴らしいのですよね。
※長男は5歳で早逝
父親が厳格すぎるほど厳格で、プロレスのトレーニングも試合の組み方も容赦なく無慈悲。
それであるがゆえに、兄弟の結束も固かったのだろうと思いました。

前半は、上り調子で兄弟みんなうまくいっていて、
後半で、不幸な出来事が兄弟にふりかかっていきます。しかも猛烈というか壮絶なんですね。
これは観ていて心にグサグサきまして、ケビンの気持ちはいかばかりかと共感した次第です。

ラストで、ケビンがケビンの子ども兄弟から話しかけられるシーンがあるのですが
ここで涙腺崩壊し号泣しました。素晴らしいシーンでした。

そして、その後のケビン家族の実際の姿が写真でスクリーンに映し出されたとき、
すべてが報われたような気持ちになりましたし、
ケビンの家族に対する想いが実ったと本当に心にじんわりと沁みました。

素晴らしい作品です。
プロレスを知らなくても楽しめますので、是非、多くの方に観ていただきたいです。

※ちなみに宮崎での私が鑑賞した回は、何と私ひとりで貸切状態でした。さみしかったです。

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ひでちゃぴん

5.0⭐️5

2024年4月6日
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悲しい

興奮

幸せ

⭐️5

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keisuke

4.5オールドファンは必見、そうでない人も観るべし!

2024年4月6日
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1980年代に日米のリングで活躍したエリック一家のお話でした。当時プロレスを熱心に観ていた私のようなオールドファンが楽しめるのは勿論のこと、親子、兄弟、家族の物語として、万人の鑑賞に堪えられる物語だったと思います。

まずはプロレスファン的に観ると、エリック兄弟だけでなく、ハリー・レイスやブルーザー・ブロディ、リック・フレアーなど、日本のリングでもお馴染みの往年のスター選手たちが極めて高い再現度で登場し、さらには姿かたちだけでなく、リング上の動きも非常に良く再現されていて、感涙物でした。特にブロディファンだった私としては、不慮の事件で亡くなってしまった彼の若き日の姿を、俳優が演じる再現VTRとは言え再度観ることが出来たのは大満足でした。また、来日した時はなんでこんなオッサンがNWAやAWAという主要団体のチャンピオンやねんと思っていたハリー・レイス(実はアメリカマット界でも随一のタフガイであるというという話は、後々聞いた)が、これまた非常に精度の高い姿で登場し、興奮してしまいました。残念ながらリック・フレアーの見た目の再現度は、ブロディやレイスと比べるとちょっと劣るかなと思ったものの、本作の主人公ケビンに反則負けとなった後にケビンの控室を訪れ、「見直したぜ」的なセリフを放ったシーンのふてぶてしさは、実にフレアーらしいもので、かなり良かったと思います。
肝心のエリック一家のことに触れていませんでしたが、来日した当時のファイトや、確か東京12チャンネルでやっていた「世界のプロレス」で放映していたファイトも何度か観ましたが、兄弟で華々しく登場する入場シーンや、伝家の宝刀”アイアンクロー”をかます時の大見得くらいが記憶に残るくらいで、正直あまり評価が高いレスラーではありませんでした。その理由は、入場時の派手さに反して、試合中は攻め込まれるシーンが多く、タッグマッチなどでは三男のデビッドこそその長身を活かして敵を圧倒する感じでしたが、次男のケビンや四男のケリーが出て来ると一転不利な状況に陥ってしまうギャップが、何とも頼りなげだったことに要因があったような印象があります。
また、ケビンがリングシューズを履かずに裸足でリングに上がっていたことも、頼りなさに拍車を掛けていたように思います。ケビンのほかにも、ブロディの相棒だった”スーパーフライ”ジミー・スヌーカや、日本ではサンダー杉山などが裸足でリングに上がっていました。スヌーカに関しては、野人っぽい風貌で独特の雰囲気があるレスラーだったので裸足がマッチしていましたが(サンダー杉山は現役時代のファイトを見ていないのでよく分かりません)、ケビンはプロレス界的には良家の嫡男であり、何故何となく貧相に見える裸足姿でリングに上がっているのか、当時から不思議に思っていました。父親のフリッツ・フォン・エリックが裸足でリングに上がっていたなら分かるのですが、そうでもなかったので非常に疑問でしたが、この疑問は本作でも解決されませんでした。
ただこうした個人的なレスラーとしてのエリック一家の評価は脇に置いて、本作に登場するケビンの再現度は純度100%と言って良く、あの身体つきや動きは、インディー団体なら直ぐにトップが取れるのではないかと思わせてくれました。
あと、レスラーそのものの話ではないのですが、ファイト中のカメラワークには、ちょっと首を傾げました。一般的なプロレス中継のカメラはリング外に置かれているのに対して、映画である本作は、リング内、しかも恐らくは演者の頭にカメラを装着してファイトシーンを撮影している場面がありました。慣れていないせいがあるのかも知れませんが、ゆらゆら揺らぎ過ぎの上、どんな技が掛けられているのかよく分からないため、このカメラワークはイマイチだったかなと感じました。
ただ総合的に観れば、プロレスの舞台裏も含めて余すところなく伝えていたように感じられ、プロレスファン目線で観た場合、本作は非常に満足度の高い作品でした。

一方で家族の物語として観ると、いわゆる”毒親”物語であり、非常に気の重いお話でした。現役当時”鉄の爪”として日本でも怖れられた父親のフリッツ・フォン・エリックは、自分が実現できなかった夢を叶えるために息子たちを利用。星一徹的な根性論だけなら、不適切な昭和世代である私などはまだ理解できるものの、儲かる儲からないという銭勘定の話を親子関係に持ち込むフリッツ・フォン・エリックは、流石に受け入れがたいものがありました。現役時代の彼のファイトは写真でしか知りませんが、そのレスラーとしての怖ろしいまでの迫力に敬意しか持っていませんでした。ところが多少の誇張があったとしても、ここまで銭ゲバの人だったとは、ちょっと複雑な思いになりました。
そして何よりも悲しかったのは、こんな父親に命令されると”Yes Sir”と返事してその期待に応えようとする兄弟たちの姿。こんなサイドストーリーを知っていれば、当時の彼らのファイトの見方も全然変わったものになっていただろうと思ったものの、悲しき私生活を見せてはレスラーの名折れなので、知らなくて良かったのかも知れません。
いずれにしても、息子たちが日々の戦いで肉体的に死ぬかも知れないというほどに追い込まれ、さらにはそれをカバーするために痛み止めや違法薬物にも手を出すに至り、実際不幸が連続したにもかかわらずそのスタンスを変えなかった父親フリッツには、怒りというか絶望を感じてしまいました。勿論そんな父親の命に従って戦ってきた兄弟たちには、哀切の情しか持ち得ませんでした。

そんな訳で、本作の評価は★4.5とします。

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鶏

5.0アイアンクロー・トゥ・ユー!

2024年4月6日
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アイアン・クローくらってきた。家父長制と兄弟愛、そして"男は泣き顔を見せるべきではない"といったステレオタイプなマッチョイズムが支配的な昔ながらの歪んだ男性像について。フォン・エリック家父と子供4人メイン5人の素晴らしい演技を中心としたアンサンブルキャスト。死から逃れられない"呪われた一族"と世界一になることを宿命付けられた息子たち。"次男症候群"のザック・エフロン!苦しむジェレミー・アレン・ホワイト!吠えるハリス・ディキンソン!そして、問題の(?)父親役で威厳・威圧感ありまくりホルト・マッキャラニー!! 呪いの正体とそれを解く鍵は?

伏線と言っていいか分からないけど、その後の展開を予感させる作りが非常に効果的。ファーストシーン、父親フリッツの現役時代の試合シーンで、非情なほど相手選手を幾度となく蹴る彼の頭とリングがフェードして重なることで、彼の頭の中にはプロレスのことしかないことが強調される象徴ショットからのメインタイトル。息子二人と戯れるシーンもラストに反復される作り。
そして、色のついた"現代パート"最初の、ケビンの目覚めカットで、ザック・エフロンの身体の凄まじさに、予告など見ていても事前に見ていても改めて度肝を抜かれる。それくらい途轍もない仕上がりっぷりだ。予告では、支配的父親から逃れるように使われていたケリーのバイクシーンも、実際劇中の流れで見ると別にそういうわけでもなかった。ただ、それでもやはり作品全体を見たときに、そうした意味合いはあるだろう。息子たち3対3試合後、父親がマイクパフォーマンスするシーンで望遠レンズにより後ろにいる観客との距離を縮めることで、一枚絵として一体感があった。
そうした"マッチョイズム"から切り離された、適応できずにいる音楽好きマイクがいたことで、個人的に共感性が増していた。彼がレコードをかけるシーンで、全てクローズアップで撮ることで、彼にとってそれがいかに大事かを物語り、その後の顔のアップで左目にピントが合っておりそれは三分割法のスイートスポットなわけだけど、その後の彼に待ち受ける運命の始まりとなるような怪我を考えると、それもまた示唆的か。
コインの裏表は紙一重だけど、賽は投げられたら後には引き返せない。"絶対にそういうことになるよな"と見ている誰もがきっと感じる、拳銃スミス&ウェッソン。目を見張るショットによる鬼の特訓パートからの最後の試合、父親と同じことになりかねない主人公ケビンの暴走。からの家族写真で、物語が一周回って終わりが近いことを観客に意識させる。しかも、それは冒頭と違い、その大部分がいなくなってしまったこと、その不在を際立たせる。
父親がもっと子どもたちのことを気にかけていたらこうはならなかったかも、防げたかもしれない結果。家族(の状態)への無関心、一家の大黒柱として自分は父のようにはならない、そう自ら決断することが大事。死者へも敬意を払い、その描写・シーンに思わず泣いてしまった。涙が流れた。悲劇的な実話から、想像を超える感動的なラストへと…。"死"を描くことで"生"を際立たせ、未来につなげるような素晴らしい作品だ。魂に刻まれる傑作。

P.S. めちゃくちゃ見たかった作品!思った以上にガツンと来て、目頭も胸も熱くなった…。ザック・エフロンが188cmに見えるかはさておき、余談ながら作中しばらく時が経って前髪伸びてからは、ただのムキムキバキバキなザック・エフロンに見えなくもない?
どちらも日本公開を去年から待ちかねていた作品だけど、本作と『パスト・ライブス再会』が同日公開なの、映画ファンとしては途轍もない並びラインナップだ。見る人の絶対数として『オッペンハイマー』のほうがマスト必修科目感はあるが。

I'm sorry if I hurt you.
I'm going to a better place.

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とぽとぽ

4.0深く強い兄弟の絆が悲劇を一層際立たせる

2024年4月6日
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鑑賞方法:映画館

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悲しい

興奮

小学生の頃、テレビでプロレスをよく観ていた。ボボ・ブラジル、ブルーノ・サンマルチノ、フレッド・ブラッシー…そして鉄の爪フリッツ・フォン・エリック(ああ懐かしい)。AWAとかWWFとかそんなタイトルもあったけどNWA王者が最も権威があるというのもよく覚えている(小学生の僕は「プロレス&ボクシング」という月刊誌を購読していたからね)。僕はそのうちプロレスを観ることもなくなり、フリッツ・フォン・エリックの子供たちがプロレスラーになり日本のリングにも立っていたなんて知らなかった。そしてこんな悲劇があったなんて。
鍛え上げられたフォン・エリック兄弟たちの肉体は美しく、また、ハリー・レイスやリック・フレアーとフォン・エリック兄弟との死闘など、映像の中の本格的なファイトは素晴らしかった。
この映画を通して最も強く感じたのは兄弟の絆の深さである。まさに裸と裸でお互いを鍛え合い、そして日常的にもリング上でも助け合う。それだけに一人生き残った次男のケビンからすれば愛する弟達が一人一人いなくなっていく(3人も、実際には4人だったらしい)悲しみは想像を絶する。そしてその悲劇は自分の身にも起きるんじゃないかという恐怖もあったのではないだろうか。亡くなった3人のうちの2人の死因は大怪我からの自殺だったので、身近にいたはずの親の精神的な支えがあればと思わずにはいられない。実際にケリーが自らの命を絶った時、ケビンは悲しみと激しい怒り(本当に殺しちゃうんじゃないかと心配した)を父のフリッツに向けている。何かと言えば「兄弟たちで助け合え」と父親も母親も発言していた。特に母親は宗教にのめり込んでいたようで、もう少し何とかならなかったのかとも感じた。信心深いって何なの?と無宗教、無信心の僕は思ってしまうわけです。人間は無力だから自分(親、人間)に助けを求めずに神にすがれってことなの?

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ゆみあり