「歪んだ親子関係が招いた悲劇だけど、最後は…」アイアンクロー 矢吹 貴さんの映画レビュー(感想・評価)
歪んだ親子関係が招いた悲劇だけど、最後は…
プロレス趣味はないのですが、評判がよかった作品なので、劇場で観ることができてヨカッタ。
実話に基づき、自分が成し遂げられなかった王者のベルト獲得に向けて、子供を道具のようにしか扱わない毒親により、仲のよかった兄弟が次々と不幸に襲われていくのは観ていてつらい。
しかしながら、合間に明るいエピソードもあるので、全体を通じて陰惨な映画となっていないのが救いです。
当日の観客は4人のみ…
同じく、スポーツ選手の闇を描いたアマレス実録映画「フォックスキャッチャー」にはやや劣る印象でしたが、プロレス知識は不要なので、もっと観てほしいなぁ。
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