「当時プロレスファンだった私」アイアンクロー mrkc7さんの映画レビュー(感想・評価)
当時プロレスファンだった私
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小学校のころはプロレスブーム。タイガーマスクが子供たちの心を鷲掴みにしていた。初代タイガーが引退したのが1983年、デビッド・フォン・エリックが亡くなったのが1984年。ショッキングなニュースであった事だけは覚えているが日本で亡くなった事は覚えてなかった。
ケビンとデビッドが一緒に来日したのは知ってるが、プロレスを見出す前の記録が見てないのに記憶になった。ケリーの初来日はなんとなく記憶している。そんな位置関係をネット記事などで映画鑑賞後につなぎ合わせた。
呪われた一家と言われる割には幸せな一家の物語が続く。充実したプロレス人生を揺るがしたのは、過去に長男が亡くなった事の記憶とデビッドの死。そこから崩れ落ちる幸せは、落差の大きさにより効果的に伝わった。ケビンが次々に弟に先を越され落ち込むが追い越した弟が不幸に襲われる。この心情なんて想像出来ないがよく映像化されたと思う。
亡くなった弟たちが天国で再会するシーン。あれは誰の目線として描かれたのだろう。ケビンのねがいだったのかな。
現実のケビンは子供に囲まれ幸せに気付く。
終わらせ方としてはこれが正解だろう。プロレスファンだった自分としてもこうあって欲しい。
蛇足ですが、調べると描かれていない末弟がいたそうです。彼もまたプロレスラーになり、彼もまた自殺で自ら命を絶ったとのこと。
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