「実話に基づく悲劇の一家」アイアンクロー りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
実話に基づく悲劇の一家
1980年代、元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックの息子、ケビン、デビッド、ケリー、マイクは、父の指導によりプロレスラーとして、プロレス界の頂点を目指していた。しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けていたデビッドが、日本でのツアー中に急死し、その後もフォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、呪われた一家、と呼ばれるようになっていった、という事実に基づく話。
まず幼少期に長男のジャックが事故死したらしいが、そのシーンは無い。
次に三男のデビッドが腸の破裂で日本に来ていた時死亡。1番体が大きくて将来を嘱望されてただけに惜しい人材を亡くしたな、と思った。
それから、四男のケリーがバイク事故で片足を失い、一度は復帰したが将来に希望が持てず拳銃自殺。
つづいて、五男マイクが肩の脱臼から高熱を出し、昏睡状態になり、意識は戻ったが、その後兄を追うように自殺。
六男は登場しなかったと思うが、彼も自殺。
結局6人兄弟のうち次男のケビンだけが残ったという悲劇の実話。
ジャイアント馬場やアントニオ猪木らの試合をゴールデンタイムにテレビで観れた頃に、アイアンクロー、は流行ってたなぁ、って懐かしく思い出した。
握力が凄くて失神するほどこめかみを圧迫するのって凄いって思ってた。
その親父だが、男ばかり6人も子供がいて、自分の果たせなかったタイトル奪取を息子に託したのはわかるが、あそこまでプロレスにこだわらなくても良かったんじゃないかと思った。
次男ケビン役のザック・エフロンはボディビルダーのように体を鍛えてて素晴らしかったが、もう少し身長の有る役者は居なかったのだろうか?奥さん役のリリー・ジェームスが高身長なので余計にちっちゃくみえた。
三男デビッド役のハリス・ディキンソンは背も高くて1番カッコよかった。