「トモダチゲーム的なアレ」六人の嘘つきな大学生 邦画野郎さんの映画レビュー(感想・評価)
トモダチゲーム的なアレ
予告でたまたま見かけてキャストが豪華だし何か原作が話題作らしいのでとりあえず見てみました。いわゆるトモダチゲームのような騙し合い心理戦みたいなものです。
と、いうかそれのゲーム性をなくして言葉のやり取りのみで繰り広げられる版的なそんな印象です。
演者のそれぞれ有名な方々は安定の演技力かなと思いました。
その中で気になったのは西垣匠さん。ドラマ「顔に泥を塗る」モラハラ男を演じていて東出昌大風なそれがすごいハマっていた方ですが、今作序盤は例えるならティモンディのオレンジの人みたいなポジティブスポーツマンを演じているのですがそれが何というか彼のキャラにハマってないというかちょっと演技に違和感がありました。
その後、得意のモラハラ男の時のようなブチ切れ本性を曝け出すのですがそこで彼の演技力が爆発的に良くなります。彼はやはりこういったイかれた人間性を持ってるキャラがめっちゃ映える役者さんなんだと思います。
なので、序盤の演技は微妙というか下手くそでしたがブチ切れてからの演技はすごく良かったです。
あとはヤンキー映画「OUT」で主演をしていた倉悠貴さんに関しては個人的にこの人の演技は苦手で何というかもう少し演技力を頑張ってほしいし、なぜに彼はいつもこういったわりと大きい作品に出演できるのかが不思議でなりません。事務所のゴリ押しがすごいのかなんなのか。
ストーリーに関しては人物が少ないので犯人がたいてい予想がついてしまいます。そしてそのオチとなぜにそんなことをしたのかって理由があまりしょーもない理由で、なんならわかりやすくその企業に殺されたとかそういうものにした方が良かったのではないかと思います。
ただ会社に先輩が落とされたから復讐みたいなのがしょーもなってなりました。
劇場で観なくてもいいかなと思います、サブスクで暇つぶしに見る程度の作品です。