「真剣な学生に与えてしまった企業の責任は…」六人の嘘つきな大学生 imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)
真剣な学生に与えてしまった企業の責任は…
前半は8年前の就活最終選考の模様が。中盤は現在に戻り、新たな人物の登場。終盤には解明編となります。
最終選考でグループ討論会をする。全員内定もある。しかし直前に一人だけの内定を参加者で決めることに変更。
こんな企業は私はお断りだ。後に理由も分かり、変わった選考で成果もあがったらしいが。
こういう場合、良い点を見つけ より良い人材が見つかれば良いが、ひとりでも足の引っ張る人が出てくれば引っ張り合いになる。そしてやっぱりそうなる。
他人に対して、恨んだり羨んだり妬ましい思いを持ち続けても決して本人の為にはならない。ひとときの感情は収まるかもしれないけど、根本の解決には決してならない。最悪 負の連鎖となる。
だから学生がした事と、企業がそれをさせてしまった事に対して後味の悪いものを感じてしまった。
最後まで明かされなかった嶌(浜辺美波)の封筒の中身。掘り起こされてしまった8年前の出来事の記憶。しかし、これで時は止まってしまった。もうこの呪縛から逃れる術がないかもしれない。彼女が能天気な性格なら良いが。
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