スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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意外と〝意外性〟が無かったかな
4コマ漫画のような…
期待を裏切られた
もっと「スオミ」の話が聞きたかった(笑)
「スオミ」の名前の由来については劇中で説明があったのでここでは省きますが、逆に言えばもっと「スオミの話」が聞きたかったです。ラストシーンでヘルシンキを取ってつけたように連呼するのもいただけません。
どうせなら豪邸内だけで話を進めても良かったかも。まんま舞台劇で役者さんの会話がすごく楽しかったですし、セスナ機のシーンは必要なかったかな。
「鎌倉殿の13人」があまりにもちらついたのもちょっといただけません。よく考えたら長澤まさみはナレーターだったんだけど、坂東彌十郎&宮澤エマ&瀬戸康史の北条家親子は強烈でした。
今気がついたんだけど、監督の元嫁が主演した「かもめ食堂」はフィンランドが舞台でしたね(笑)ラブラブ当時二人で北欧旅行もしたのかな?
演劇×映画
ヘルシンキ
それほどひどい訳ではない
以前は三谷作品を先入観で毛嫌いしていましたが、「鎌倉殿」以降に印象を変え、見るようになりました。
本作は酷評が散見されますが、それほどひどいとは思いませんでした。ミステリーしてはやや浅薄ですが、ミュージカル仕立ての荒唐無稽なコメディとしては楽しめました。
不完全な人間たちが哀しくて愛おしくて、可笑しい
低レビューが多くてちょっと覚悟して見に行きましたが、私は好きでした。
夫婦になった相手にだけ見せる、警戒を解いた男性の甘えからくる素の人間の不快感や、その無防備さゆえの愛らしさ。
相手のことを自分が一番愛していると言いながら、そして実際自分なりに愛していながら、全く相手を見ておらず、女性に去られたことに気づかされる悲しさ。
いいように使われていたことに気づいた後も、結局は相手を思いやって手助けする善良さ。
そして、境遇と頭の良さゆえに相手によって無意識にキャラを使い分け、心の内を夫に見せず、怒鳴ることや不器用ささえ相手に求められているから、という女性の空虚さと、その欠落を武器にして次に進むしたたかさ。
あまり映画をたくさん見ている方ではないので見当違いかもしれないけれど、村上春樹原作、西島秀俊主演の「ドライブ・マイ・カー」という映画をコメディにした、みたいな印象を受けました。
そういう意味では村上作品が好きな人はこの映画好きなのでは…。
演技達者な人たちの会話劇、長澤まさみの美しさ、シュールすぎるヘルシンキ連呼のミュージカル、サバゲーシーンの宮澤エマ、エンケンさんのイジられっぷりなどなど、ジャブのように細かく自分のツボに入りました。
自分自身、誰かの孫、娘、妻、母、誰かの部下、同僚、上司など、平坦ながら人生経験を経ているので、スオミの感覚は、コメディだから誇張されているけれど、スッと腑に落ちます。
爆笑というわけでもなく、強い主張があるわけでもなく、退屈に感じる人もいるかもしれないけれど、良品だと思います。もう一度見たいです。
ミュージカル劇
学生時代から三谷幸喜さんのファンで、テレビ、映画は欠かさずに観てきました。
もちろん今回も周囲の評価は気にせず、これまで観てきた実績をもって期待して鑑賞に臨みました。
なので、あえて厳しく評価します。
この作品の主題でもあるように、人や物事の印象はやはり観る側に左右されます。
その意味で、あくまでも個人的な視点に過ぎませんが、私が好きな三谷作品の絶妙なストーリーテリングや丁寧な登場人物の描写、いずれも物足りないものでした。
そんな風にスオミと向き合っていた元夫たちの滑稽さと重なってしまうかもしれませんが、そんな印象を持った方も多かったのではと想像してしまいます。
長澤まさみさんが好きだからといって自分を納得させられる感じも持てませんでした。
少なくとも、「最高傑作」ではありませんでした。
これまでの数多くの傑作を低く評価されたようで、悔しい気持にすらなりました(「鎌倉殿の13人」は秀逸でした)。
「大豆田とわ子と三人の元夫」とも比べられないストーリーの薄さでした。
しいて言うと、舞台やミュージカル劇として観せてもらえたら良かったのかなと感じました。
次回作に期待しようと思います。
長澤まさみが素敵
演出、演技など全体的に舞台っぽい作品。
三谷幸喜作品ということでかなり積極的に笑わせに来ているので、三谷作品の笑いが合わない人にはなかなか厳しい作品かも。
三谷作品ファン、そして何より長澤まさみファンならとりあえず見ておいて良いかと。
ただ映画館で是非!という作品よりはお正月とかテレビで見るのにちょうど良い作品な気がする。
あとは舞台版とかあっても面白そうだけどなぁ。
「スオミ、いや長澤まさみという存在」
回想シーンでちょいちょい出てくるけど、スオミは誘拐されているので、序盤ほどスオミが出るシーンが少ない。
が、出てくるシーンのスオミ、いや長澤まさみさんがどれも魅力的だったので、それだけで満足。
っていうかまさか高校生役までやるとはね…
その隣で母親役もやってるし…
すごいな…
各夫に合わせた人物になりきるスオミだけど、遠藤憲一さん演じる夫の時はツンデレ、西島秀俊さんの時は控えめな感じ、小林隆さんの時は中国国籍の人、わかりやすい変化があるけど、それに比べると残りの2つの性格?キャラ?はやや特徴が薄かった印象。
ひとつは天然ちゃんか、ぶりっ子キャラのスオミがいても面白かったかも。
とは言えどの性格でもなんだか魅力的なのはある種長澤まさみだからというのも大きい気がする。
「あとは三谷作品が好きかどうか」
俳優人は不足なしだと思うし、ストーリーとしてはそこまで巧妙に練られているわけでもないので、ふんだんに用意されたボケを笑えるかどうかな気がする。
劇場は結構笑い声が聞こえていたし、自分もクスッと何度も笑ってしまったけど、この辺りは、ほんと好みだろうなぁ。
「金持ちYouTuberという存在感」
自分は結構金持ち系のYouTuberを見ていた時期があるので、本作松坂桃李さんが演じるYouTuberのイメージ、描写感なかなかリアルというか、あれこれビジネスはじめたり、元マルチ詐欺の人とか高級車はレンタカーって言われたり、参考にしたYouTuberわかるなぁって感じでそれはそれで面白い。
「ヘルシンキが頭から離れなくなる」
まさかこんなにヘルシンキに興味をもって劇場を後にするとは思わなかった。
フィンランドの首都がヘルシンキということ、今後きっと忘れることはないだろう。
「シング」の吹き替えでも歌ってたけど、長澤まさみ歌も上手いのすごい。
三谷幸喜はヘルシンキに旅行でも行ったんか??
「総括」
劇中語られるようにスオミはフィンランドの言葉でフィンランドのことらしい。
そしてスオミが最期向かうのは世界の住みやすい都市ランキング8位になったこともあるフィンランドの首都ヘルシンキ。
ヘルシンキはある意味理想郷のようなものでスオミはいろんな男性の妻になると同時に自分にとっての理想を、そして男性陣もスオミ(=理想)を追っていた話だったのだと思う。
まさにスオミ(自分の理想とするもの)の話をしようって感じ。
基本的に長澤まさみファンで三谷作品ファンなら大満足でしょうって作品。
男性俳優陣の感じもとても良かったけど、
終盤の質疑応答のシーン、ある意味ボケまくりのシーンをあの感じでやれるのは長澤まさみさんくらいかなぁって気もする。
(綾瀬はるかさんもなかなか良さそうとか思ったり)
映画館で見なくても地上波でやってたら是非くらいな感じかなー
面白かったけどね。
長澤まさみの歌とセイラー服以外になんかある‼️❓
舞台でやったらいいんじゃないかな
面白くない
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