侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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凄く良かった
面白かった〜!映画館で見て良かった。手持ちのギフト券使えなくて、見るか一瞬悩んだけど笑 胸が熱くなりました。作り手の情熱をひしひしと感じました。
私が小学生くらいの時は、時代劇はすごく身近なものでした。病院の待合室のテレビ、蕎麦屋、定食屋のテレビは大体いつも時代劇。祖父母の家に遊びに行けば、おじいちゃんは必ず藤で編んだ椅子に腰掛けてテレビで時代劇を見ていました。両親も時代劇が大好きで、BS放送やwowowに加入して時代劇専門チャンネルを見ては楽しんでいました。大河ドラマは当然大好きで、昔の大河は今とは全然違ってもっとずっと堅い感じ。台詞回しも難しくて、私には何を言ってるのかさっぱり分からなかった。歴史の知識もないと楽しめないので、子ども心に、大人は凄いなぁと思っていました。それが不思議と、小学校高学年くらいになると、段々少しずつですが分かるようになるんです。父娘で見ながら、政治的な難しいシーンなどは「今のはどういう意味なの?」と聞くと、夢中になって見ている父にシカトされることがほとんどなのですが、たまに教えてくれることがあって、そういう時は嬉しかったなぁ。普段は父と母がするおしゃべりに子どもの私は全く着いていけないので、何となく大人扱いしてもらったような気分になれたのかも。年末は皆んな大好き、忠臣蔵。
私は監督より少し歳下ですから、監督の幼少期はもっと時代劇が盛んだったのだろうと思います。
昔、オペラ歌劇が面白いなーと思っていた時期に、宮本亜門さんが「オペラと時代劇はよく似てる。結末はどうなるか皆んな分かってて、最後皆んなスッキリする楽しさ」と何かの書籍で書かれていた記憶があります。(それから興味を持ってイタリア詩集を読んだりして、心臓を刺されて心臓から生クリームが飛び散る描写になんじゃこりゃ!と驚いたり)
そんな何十年も昔のことを懐かしく思い出しましたが、今作は全く新しい作品に仕上がっていました。タイムスリップものは擦り切れるほど使い古された手で、しかも流行らない時代劇。だけどすごく新鮮で、時代劇がまた違った魅力をもって生き生きと展開されて行く様は素晴らしかったです。
侍魂
山口真木也さん
どこがインディーズ作品なんすか⁈ 時代劇、SFへのリスペクトもしっ...
主人公の役者さんが完璧
新しい時代劇の時代が始まる
神様、このような素晴らしい映画に出会えた事を感謝します。脚本も演技もすごいです。主演の山口馬木也さんが真剣使うと決めたときから纏うオーラの色が変わりました。まさに「死を覚悟した侍」の表情になり鳥肌が立ちました。
ずっとこの世界に浸っていたいと思うような映画です。ありがとうございました。
脚本に100点
日本人の心
おもいのほかまっすぐな
侍が現代にタイムリープするという一点突破では弱い
インディーズ映画が口コミで話題になり配給が付き全国公開、という所謂「カメ止め現象」の再来みたいな話題で注目されているのと、異常に評価が高いので鑑賞。
監督の時代劇愛は感じるものの、侍がタイムリープして現代の時代劇映画に出演したら面白いのではないか、というアイデアの一点突破に思えてならない。
タイムリープものはSFとしてのタイムパラドックスを考慮しつつその矛盾をさまざまな仕掛けで解決したり伏線を回収していく筋立てがこのジャンルの面白さといえるのだが、この作品はSF的な考証は無く、タイムリープの顛末も描かれない。
コメディなので理屈はなくていいという考え方もあるが、そこを深掘りすればもっと面白くなったはずだ。
また、主人公はいきなり現代に来たのだからもっと戸惑うはずなのだが、意外にすぐ馴染んでいく。そこもリアリティに欠けるし、もっと右往左往した方が面白いはずだ。
意外性のない展開で2時間は長く、撮影も一昔前の感覚。
話題先行で注目されているが、そこまで評価される映画ではない。
日本に生まれて良かった
素晴らしい映画でした。
「カメラを止めるな」的な爆発力は無かったけど、観賞後の満足感はハンパないです。
同じタイミングで、違う日時にタイムスリップするという発想と、時代劇と日本の歩みをオーバーラップさせるという発想の勝利でしょう。
歴史を作った先人達への感謝の念と、昔、家族で見てた時代劇へのノスタルジー。
ご年配の方々が客席に多かったのも、ほっこりしました。
ただ、残念だったのが…
そのご年配の方の誰かが、スマホをマナーモードにしておらず、たまに通知音が鳴ってるのが若干気になってはいたのですが、映画のクライマックス、真剣でのにらみ合い。にらみ合い!にらみ合い!!の緊張感フルMAXの時に、通知音が(^-^;
映画鑑賞マナーって大事だなーと再確認できたのでした。
つまらない
レビューを信じて見に行きましたがあまり面白くは感じませんでした。
ラストマイルはレビューを信じて見に行きましたが、レビュー通り面白かったです。
侍タイムスリッパーは、今の日本で良かったという作品で、ラストマイルは今の日本を憂いている作品でした。
自分的にはラストマイルのほうがしっくり来ました。
侍タイムスリッパーはテレビでよくある日本アゲアゲ番組の部類と感じました。
そして作品の出来の割にレビューは高すぎだと思います。
何らかの手が回ったと思っても仕方ないと思います、あるいは今の日本で何も問題が無いと考えてるのかな?
ラストマイルとレビューが同じくらいというのも疑問です。
あまり深い内容は無いですね。
ショートケーキを誰でも食べれるから幸せ?
果たしてそうなのか?
昔のように、飢えてる人は少ないけどねぇ
そうじゃない人も居ますよね、最近子ども食堂とかフードバンクが増えてたらそう思えないな。
国が助けてくれないからそうなってる、必要最低限の生活とはなんなんだろうか?
まぁ個人的にはつまらなかったです。
追加ですが、主人公が苦労してるようにも見えなかったし、すぐに良い人(撮影所のスタッフ)に出会い助けてもらえてるし、
切られ役で成功していくサクセスストーリーでしかない。
最終的には同じタイムスリップした同じ時代の侍に呼んでもらって敵役だもんね。
出世しすぎでしょ。
想像を覆してきた
もう一度誰かを誘って見せたい映画
近年観た映画でかなり上位!
ずっと覗き見している感じ!
今はその時ではない(笑)
変わるのも強さ変わらないこともまた強さ
侍が現代にタイムスリップして困惑するっていう設定自体は比較的今まででも良くあると思うが、これはそこを観て笑う作品ではない。主人公の高坂さんは戸惑いながらも周囲の助けもあって結構素直かつスピーディーに現代生活に溶け込んでいる。これはかなり大きな知的活動だと思うので彼は剣術の達人というだけでなくかなりインテリだと考えられる。この柔軟性がまずいい。真の強い男は頑固なだけでは無いのだ。またこの柔軟性が物語のテンポを良くしていて楽しい。
しかし風見の正体を知った瞬間に変わらなかった武士の心意気が表に出るくる。変わらなかった心をそれまで理性で抑え込んでいたことも彼の強さ。
風見は風見で苦労しながらも現代に対応してきたことが容易に観て取れる。しかも彼は高坂より30年前だったので孤独感はより強かったかもしれない。ほんの150年程前に日本のために命をかけた人々はこれ程までに高潔だったのかと頭が下がる。
個人的に1番好きなシーンはケーキを食べて泣くところ。日本がいい国になったという理由で泣くシーンは私自身襟を正す気分。
最後の殺陣シーンに象徴されるように譲れるところは柔軟に譲るが、譲れないところは命をかけて戦うという覚悟を持った男達(監督含め)の熱い物語。素敵な映画でした。
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