劇場公開日 2024年8月17日

侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価

全909件中、341~360件目を表示

5.0時代劇だけでなく時代への想いをつなぐドラマ

2024年10月20日
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なんか映画観て、久しぶりにとても気分がよかったです。映画館での観客の拍手を聞いたのも含めて。幕末の会津藩士の侍が京都の太秦撮影所にタイムスリップするお話しです。とにかく、観客が観たいと思うものをしっかりと盛り込んだ脚本が素晴らしいです。侍が現代とのギャップに戸惑いながら、周囲の協力で立派な斬られ役になるコミカルな展開は、ある程度予定調和的ながらも人情劇のツボをおさえた心地よい展開です。撮影所の事情や殺陣師など、時代劇製作の裏方を描きながら、時代劇への想いから時代への想いをつなぐ展開が非常に上手くスッと心に入ってきます。最後の真剣を使った殺陣のシーンも、普通の時代劇よりもドキドキしました。伝説の斬られ役福本清三さんを偲ぶエンドロールのメッセージも好感が持てます。これだけ観客の心をつかむ作品が自主上映だったと言うのもビックリです。監督の時代劇への熱い想いだけでなく、観客に喜んでもらいたいと言う気持ちが強く伝わってきました。役者では、TVの時代劇が多い山口馬木也は、殺陣もうまく、映画を地で行くような当たり役でした。沙倉ゆうのは、気持ちがまっすぐな助監督役を好演、とてもチャーミングな女優さんだけど、実際に本作でも助監督をされていて素晴らしい。

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シネマディクト

4.5カミナリ〜⚡️

2024年10月20日
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主役は会津藩士、佐幕派の侍。まじめな感じが適役。殺陣が見事。シナリオもいい。ふざけた演技はなく、シチュエーションで笑わせてくれる。思わず涙する場面もあり、素晴らしい作品です。

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つもろう

3.5映画が丸ごとマジックのよう

2024年10月20日
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なるほど。なるほど、と思う。傑作ではないけれど、忘れていた何かを思い出す。そして『カメラを止めるな』を時折思い出したりして、この自主映画にあって、商業映画にないものを考える。同じ脚本で、別の監督、別の俳優でやったのではこの良さは出ない。そのくらい隙のない傑作とかではないが、その隙の部分にある思い入れと熱量に良さがある、というか、応援せざる得ない気持ちになる。

それから監督が娯楽映画好きなのだろうと思うが、『蒲田行進曲』『男はつらいよ』的なシーンがあるが、『カメラを止めるな』も同じく、なぜもこう大袈裟な、というかくどい芝居のオンパレードなのかとも思うが結構それが観客に受けているのもよくわかる。そしてそれら娯楽映画の伝統芸のようなものが商業映画になくて、自主映画の監督によって再現されているのもいろいろ考えたくなった。とにかく、映画が映画会社の企画だけでなく、作り手のアイデアのものが上映されてよかったと思う。

作品としては、タイトルそのままだけど、武士がタイムスリップして味わうギャップギャグのところはかなり粗い。ツッコミどころも多い。そして武士が撮影所敷地内にしかいないのはもったいないとも思う。ただこれのいいところは中盤からの、タイムスリップしていたもうひとりがいて、それが時代劇で有名な俳優になっていたという設定だろう。そこからもその設定には無理が、、と思うところも多々出てくるが、もうふたりの俳優が熱く、たぶん監督役なども大袈裟に熱いのであまり気にもならないというか、もう応援モードに入って特殊な満足感が襲う。そんな不思議なマジックを見ているような気になる。

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ONI

5.0気持ちのいい映画

2024年10月20日
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うどん人

4.0これを機会に「ちょんまげぷりん」も!

2024年10月20日
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orokamono

4.5ハートフル時代劇として推したい!

2024年10月20日
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楽しい

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おつろく

4.5日本のコメディで笑える嬉しさ

2024年10月20日
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とにかく可愛い作品。

カルチャーギャップコメディとして、ズレを笑いにする分量、バランスがすごく好感が持てる。真剣になればなるほど笑いが起きるまさに映画的な笑いの取り方。殺陣の練習シーンとか最高。1幕目キャラクターととれる笑いで観客の心をつかみきって時系列飛ばすことで、いちいちやってたらキリない文化の差に順応させる構成も上手い。
そしてなにより、主演の魅力。所作、台詞からくる彼の謙虚さに強制的に感情移入させられた。
テーマや、メッセージも、時代劇の意義、あり方から、暴力のエンタメ化の是非と思ってたより深くささった。
日常パートの新喜劇感や、効果音のダサさも普通なら減点ポイントだがなぜか憎めないのがすごい。
三谷幸喜や堤幸彦や君塚良一にぜひ観て勉強してもらいたい一作。アニメやアイドル映画で邦画のクオリティが瀕死寸前な近年だが、この映画がある限り最悪な未来がくる日は『今日ではない』

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さいてょ

4.0噂に違わぬ傑作!

2024年10月20日
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興奮

ようやく観れた。
笑い中心かと思ったが、新左衛門の会津藩士への吐露あたりからジワってきて、ラストは釘付け、引き込まれ、息を呑み、手に汗を握り、、そして涙…噂に違わぬ傑作!
話がよく出来ている…つまり脚本が素晴らしい。
そして、主演の山口馬木也氏、圧巻の演技!
ほとんど知らなかったのだが、適役、本物の侍に見えた。
140年後の日本に来た侍、生活に馴染むのが早すぎと少し思ったが、でもそんなもんかもしれない。
ただ、会津訛り侍言葉はなかなか取れない、、そんなもんさ、リアルである。
音楽も良かった、ただ少しボリュームが大きすぎたかな。
ラストのラストで笑い!これも良かった。
カナダのみならず、米国、欧州でも受けると確信。

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マヤクロ2

4.5カメ止めに続いた!!アイデア勝負のインディ作品

2024年10月20日
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映画好きの方が高評価だったので鑑賞。
本当に面白い。
間違いなく低予算だと思うが、とにかくアイデアが良く、脚本が素晴らしい。
テンポも良く時間もあっという間。
もしも侍が現代の映画村の撮影中にタイムスリップしたら?という設定だが、実際来たらこんな感じだよね?というのが見事にマッチ。
カメ止めに続くヒットも当然。
監督の次回作に期待。

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ダルメシアン07

3.5それほどでも

2024年10月20日
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評価が高いので興味が湧き観てきました
流石にハードルを上げ過ぎたのか・・
正直言って、それ程でも無かった
映画って個人の好みですよね
ただ自主制作12役は凄い
敬意を表したい

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Leojiji

5.0もう一度観たい!

2024年10月20日
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鑑賞方法:映画館

主演の山口馬木也さん、最後の殺陣の時の静寂時、頭が全くぶれておらず、日頃の鍛錬がいかに素晴らしいかを想像して感心しました。
冨家ノリマサさん、この役の最適任者だと思います。
沙倉ゆうのさん、存じ上げませんでしたが、もっと活躍されていてよい女優さんと思います。
「拳銃と目玉焼」、「ごはん」観ます!

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haitanio

5.0シンプルに面白い

2024年10月20日
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笑える

楽しい

いや〜、ほんとにおもしろかった、楽しかった。
多少、ベタでもかまわない。
やっぱ、脚本だよね~(と、うちの奥さんが言ってます)

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kj140

3.0アイデアの勝利

2024年10月20日
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口コミで話題が広まった異色作で江戸時代から現代へタイムスリップした時代劇コメディ。コメディも含めて前半の展開は非常に面白みがありましたが中盤から膠着状態が続く。ラストの決闘シーンでエンディングをうまく纏めているがもう少し見所が欲しかった。

2024-174

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隣組

4.0おすすめ

2024年10月19日
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泣ける

楽しい

山口さん素敵でした。
作品は全体通して面白く、笑いどころも1ヶ所ありました。
年配のお客さんは何ヵ所かの場面で笑っていらして、映画館で観て良かったなあと思いました。助監督役の方の声が可愛らしくとても印象が強くて、次はどの作品で会えるのか楽しみです。

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阿久津京子

4.5チャンバラ万歳!

2024年10月19日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

昔の人が現代に来たら、、というあるある話。
主人公の反応が見事。とにかく絶妙なのだ。面白おかしいだけじゃない。
賊軍となった会津が受けた残酷な過去を知る事になり、、、。

芝居のチャンバラとリアルの使い分け。
いや、実はどちらもチャンバラなんだけど。
最後のシーン、ものすごい迫力で息をのみました。

あまり知らない役者さん(ごめんなさい、私が知らないだけかも)で
しかも迫真の演技だったので本当にリアルでした。

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くろすけ

4.0監督の情熱が太秦を動かした!

2024年10月19日
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笑える

楽しい

カメ止め的位置付けという文字を見かけて、それならばと一切の事前情報を入れずに鑑賞してきた。
低予算のインディーズ作品と考えれば異例の秀逸な作品。

まず脚本が素晴らしい。時代劇を愛する強い想いに、幕末を生きた勤王と佐幕の志士2人の魂を打つような深い想いを重ね合わせたところが見事である。
幕末も時代劇も現代の若者にとっては歴史教科書の1頁以上の意味をもたないかもしれない。
しかし、時代劇という形で「幕末の志」を後世に残す事に高坂と山形、2人の侍は命を賭ける価値を見いだす。
それはまさしく「時代劇の魂」を残したい!という想いと重なり、長年太秦を支えてきた人々の心を捉えたのだ。

監督は当初、敬愛する伝説の斬られ役福本清三氏(ラストサムライではトムクルーズとも共演。だから決め台詞がNot todayなんだろうと思います。)に主演をお願い出来ないか?と考え脚本を送っていた。福本さんは実はすでに肺癌闘病中だったが脚本が面白い!と考え、時代劇関係者、太秦関係者各方面に話をしてくれた。「なんとかならへんかな?安田(監督)さんに使わせたってええんちゃう?」と。

主演、山口馬木也もそんな縁で脚本に触れた1人。福本氏亡きあと安田監督は膨大な人数のオーディションを行っていたそうだが、そんな事はまったく知らない山口は「この役を是非演らせて欲しい」と監督に声をかける。そして見事に主演を射止めてしまったわけだ。
監督の方もまさか山口ほどの実力者が自ら立候補してくれるなど考えもしていなかったであろう。

冨家ノリマサ、ランタン(峰蘭太郎)、福田善晴、紅萬子、井上肇という実力派超ベテラン勢が脇を固めてくれる。(知らない役者さんばかり、と思われた方、もし平成時代にTVドラマをよくご覧になっていたなら絶対見かけてます。特に時代劇では。ハンバーグステーキ食べる時に付け合わせのブロッコリーを意識していなかっただけ)

殺陣は東映剣会(つるぎかい)トップクラスの清家一斗。「父(清家三彦氏)をこの作品で超える!」という情熱で参加。
カツラ、メイク、衣装、照明も時代劇を知り尽くした最高のスタッフが力を貸してくれた。

いくら撮影所の使用許可が降りても、彼らの愛情溢れる全面的なバックアップがなかったら、監督1人でこのクオリティを生み出す事は不可能だっただろう。(着物の選び方ひとつだってそう)

作風の印象は、テルマエロマエからコミカル・コメディの部分を大きく削り、じんわり涙ぐむような温かさのシーンを比較的多めに盛り込んだ感じ。(コミカルなシーンも多いんだけど、笑わせる事自体が主眼ではない)
会津藩の悲劇を知った高坂の慟哭には胸を抉られる。

設定が細かいなー、と思ったのはスマホが登場しない事。ガラケー主流だった1990年代後半くらいの設定なんですね。地上波でまだ新作時代劇放送やってるわけですから。
という事は、里見浩太朗、、、じゃなかった風見恭一郎が斬られ役の下積みからスタートした時期は1960年代ってわけですよ!ほら、時代の感覚ぴったりでしょ?納得したでしょ(笑)

田村ツトムくんの心配無用ノ介は、萬屋錦之介でも高橋英樹でも松平健でもなくて、蒲田行進曲の「銀ちゃ〜ん」かと思いましたwww

あと驚いたのが、本作でも本当に助監督との二足の草鞋を履いた沙倉ゆうのちゃんが45歳という事ですね。見えないわー。銀幕の中では30歳でもイケると思ったわー。お見事。

本作を観て改めて感じたのは、実力があっても主役の話が回ってくるのは幸運な一握りだけなのだな、という事。
そして
若い頃から主役を張る一部の役者さん達は、演技のアーティスト(表現者)なのかもしれない。
それに対して、脇を固める実力派は演技の「職人」なのかもしれない。
(冨家さんなんて、ほんと里見さんぽく見えました)

そんな「職人」さん達が熱い想いを込めた本作。
コツコツ真面目にやっていれば、見る人は見ていてくれる。
関係者全員に共通するそんな想いが、現実となったのでしょう。
応援したくなる一作でした。
良い作品を世に生み出してくれてありがとう!

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pipi

4.5これぞ映画。観るべし!

2024年10月19日
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楽しい

文句なしに楽しめる映画。映画の良し悪しは制作費と関係ない、ということがよく分かります。お子様も楽しめますが時代背景を理解できたほうがいいので小学5〜6年生以上かな。

ストーリーにはカタルシスがあり主人公・敵役の悲哀もよく描かれているところに、抜群のタイミングでオヤジギャグ演出が入り観客をクスっとさせてくれます。この作品の笑いは言語や文化を超えた映画のプロトコルに則っているため海外で上映されても同様に笑い転げてもらえると思います。北野作品が思い浮かびました。なお、お話は「タイトルである程度想像つくよなw」と舐めて掛かって観ていると「うわーそう来たか」という嬉しい展開に私は「すいません!舐めてました」と心のなかでごめんなさいでした。エンディングも爆笑。本当によく出来た脚本・演出だと思います。

やっと本日観ることが出来ました。口コミで評判が伝わり上映館が尻上がりに増えているようですのでますます多くの方々に観てもらいたいですね。

なお、劇中で助監督を演じるヒロイン沙倉ゆうのさんは本作品の助監督でもあります。劇中劇というか劇外劇というかw。エンドロールで気づいて後で確認しました。他にもいろいろ仕掛けがあって何度でも見返して楽しめそうです。

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Japanese_Idiot

4.5疲れも吹っ飛ぶ‼︎アツい作品‼︎

2024年10月19日
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たいやき

5.0侍と時代劇

2024年10月19日
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楽しい

幕末の侍が現代にタイムスリップして時代劇の斬られ役を演じる映画。
昔の時代劇ファンなので、マイナーだけど久しぶりに面白い時代劇(厳密に言うと現代劇だが)が上映されていると聞いて見に行った。
確かに、主役(山口馬木也)と殺陣師(峰蘭太郎)しか知らなかったが、他の演者も、舞台俳優なのか、とても演技が上手く、脚本演出もよく出来ていて、本当に久しぶりに笑ったり泣いたりした。
時代劇衰退期の斬られ役の悲哀という太秦ライムライトのようなテイストがありつつ、本物のサムライを絡ませた、古いようで新しい映画だった。
低予算で豪華俳優がいなくてもいい映画が出来る、そのお手本のような作品だった。

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こーじ

4.5時代劇への深い愛と、過ぎ去った時代への愛も

2024年10月19日
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Uさん