「鬼滅ファンなら見るべし」「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ 臥龍さんの映画レビュー(感想・評価)
鬼滅ファンなら見るべし
まず冒頭にさらっと流れる立志編から無限列車編、遊郭編のダイジェスト映像がさりげなくよかったです。
刀鍛冶の里編の第11話を見るのはこれで5度目なのですが、やはり禰豆子が太陽を克服するシーンは何度見ても泣けます。半天狗はガチで太陽当たってるのになんで燃えないんだよ!と何度突っ込んだか分かりませんが。笑
そして、始まった柱稽古編。自分は漫画喫茶で1度だけ全巻読了していて、柱稽古編の第1話は【刀鍛冶に参加したメンバーの回復シーン】がメインの地味な展開を予想していたのですが、その予想を覆していきなり伊黒と不死川の戦闘シーンから始まります。
冒頭から次から次へと押し寄せる大勢の鬼を一掃するため、蛇の呼吸と風の呼吸が惜しげもなく披露されます。これを大画面で見られたことにまず感動。そして、鬼殺隊が初めて遭遇する無限城。結局、入る目前で無限城は消失してしまうのですが…。
確か漫画ではこれらのシーンはなかったと記憶しているのですが、映画を観に来た人のためにわざわざアニオリの戦闘シーンを冒頭に追加し、さらに最終決戦の舞台をさりげなく匂わせるという制作陣の粋な演出。そして、来たる最終決戦に向けて柱稽古が行われることになった、というところでこの映画は終わります。
柱稽古編は無限城編に繋がる伏線が所々いくつも散りばめられていて、この映画でも痣の発現方法だったり、産屋敷に珠代を招待たりと無限城の戦いに向けた重要なシーンがいくつも見られました。
柱稽古編は2か月後にはテレビで放送されますし正直、直前まで鑑賞するか迷ったのですが、鑑賞してよかったです。音響もテレビで見るのとは全然違いますし、映像もやはり大画面だと迫力があります。
前回の『上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』では遊郭編と刀鍛冶編の繋ぎが無編集のため流れがぶつ切れでちょっとガッカリしたのですが、今回は刀鍛冶編と柱稽古編の繋ぎも綺麗に編集されていて違和感なく鑑賞できました。鬼滅が好きなら鑑賞して損はないかと思います。