「第4期に期待しかない!」「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0第4期に期待しかない!

2024年2月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

テレビアニメの放映済みの話とこれから放映予定の話の劇場上映なので、当初はスルーする予定でした。しかし、通常料金で舞台挨拶中継が観られるということで、公開2日目に鑑賞してきました。

ストーリーは、前半でテレビシリーズ「刀鍛冶の里編」の最終話での炭治郎と上弦の肆・半天狗との激闘の決着と禰󠄀豆子の太陽克服を、後半で「柱稽古編」第1話での鬼舞辻無惨との決戦に向けて行われる鬼殺隊士たちの過酷な修行・柱稽古を描くというもの。正直、ストーリーだけならテレビを観ればいいです。でも、思わず「これだよ、これ!この迫力と熱量を味わうために来たんだよ!」と言いたくなるほど、鑑賞後には十分な満足感が得られます。

まずは冒頭でこれまでのダイジェストシーンが描かれます。立志編、無限列車編、遊郭編、刀鍛冶の里編と振り返るなかで、今は亡き煉獄杏寿郎の勇姿を再びスクリーンで観られてすでに落涙。そこから刀鍛冶の里編の最終話が始まり、その展開はすでにわかっているのですが、炭治郎が仲間と禰󠄀豆子の思いを受け、身を削る死闘に決着をつける姿にまたもや涙。さらに、大切な禰󠄀豆子を失ったことを嘆く炭治郎の前に立つ、太陽を克服した禰󠄀豆子の姿にトドメの涙。内容もさることながら、キャラと同化した声優陣の渾身の演技に魂を揺さぶられるのだと改めて実感します。

後半の柱稽古編は、これまで通りシリアスとギャグを絶妙のバランスで描き、作品世界にぐいぐい引き込まれます。映像も、あいかわらず素晴らしいの一言です。作画の緻密さ、スピード感と躍動感あふれるカメラワークは、鬼の圧倒的な強さを感じさせるとともに、己の肉体を鍛錬によって極限まで高めた隊士たちの鬼滅にかける信念を感じさせます。それが壮絶なバトルをこれでもかと盛り上げてくれます。

それにしても、もともとテレビ放映用作品なのに、大スクリーンにも耐えうるクオリティをもっていることに恐れ入ります。聞けば、劇場上映のために全編4Kアップコンバートを施し、音楽も劇場のフォーマットに合わせて最適化されているとのこと。しかし、それはもともと高いクオリティがあればこその話。そういう意味では、このクオリティの作品を毎週テレビアニメで放映してくれるということに感謝しかなく、制作陣の作品愛と矜持を感じざるをえません。

ラストは、これから始まる柱稽古とその裏で始まろうとしている鬼の秘密に迫る研究が示唆されます。原作未読の自分にはもはや期待しかありません!鬼滅はまだまだ不滅です!

上映後の舞台挨拶中継は、「柱稽古編」にちなんで、煉獄役の日野聡さんのナレーションから始まり、「柱」声優の櫻井孝宏さん、小西克幸さん、河西健吾さん、早見沙織さん、花澤香菜さん、鈴村健一さん、関智一さん、杉田智和さんの8人が登壇するという豪華なものでした。内容も、下手な企画を入れずにトークだけで押しきった心意気やよし。キャスト全員の思い入れの強さがひしひしと伝わってきました。特に、いよいよ出番が回ってきた、鈴村さん、関さん、杉田さんの3人の意気込みを強く感じました。中でも相変わらず杉田さんはおもしろく、母から「おまえのキャラだけクッションが売れ残ってるんだけど!」という電話があったというエピソードを披露して、会場を沸かせていました。きっとこれからは売り切れですよ!

おじゃる
大吉さんのコメント
2024年2月6日

全然観に行く予定なかったんですが、おじゃるさんのレビュー読んでたら観たくなって観に行きました。よかったです。ありがとうございました。

大吉
ホビットさんのコメント
2024年2月4日

おじゃるさん、こんばんは🌝
共感をありがとうございます(^^)
舞台挨拶観に行かれたんですね!
日野さんのナレーションだったんですか!素晴らしいですね✨✨
自分も観に行きたかったです〜想像してトリハダ!!

ホビット