「いつものしんちゃんらしさがない」映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 lemonbeckさんの映画レビュー(感想・評価)
いつものしんちゃんらしさがない
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クレヨンしんちゃんはテレビシリーズも映画もほとんど見てきたけど、キャラクターが死んでしまうのは知る限り3回目くらいのはず。5回はないと思う。それくらい珍しいこと。
その1回は『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』。ちょっと大人向けの悲しい恋の話。
あと1回は迷い込んだスズメにスピルバーグと名付けて世話していたけど死んでしまう話。これはテレビシリーズの中の1話でいつものしんちゃんとはまったく違うテイストでよく覚えている。しかもこの2話は死を丁寧に扱っている。それほどめったにない死を子どもたちが楽しく見るしんちゃんの映画で扱うのはファンとしてはちょっと同感できないかな。エンドロールが流れても最後まで、「きっとナナは生きてる」と信じていた。しかし思いは届かず。なんだか悲しい気持ちになってしまった。
ビリーと一緒に外国の研究所に行く終わり方はできなかったのだろうか?
今回の映画はよくできていたけど、言い換えると平均的でオール3みたいな映画だった。なんだかしんちゃんらしくなく、ドラえもん映画ようだった。
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