トラペジウムのレビュー・感想・評価
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不等辺四辺形
原作未読。乃木坂46は冠番組見てる位には好きで興味があり観に行きました。
グループプアイドルを目指す主人公と、その仲間を集めた先にどうなるかという物語。
映画内でどうしても気になってしまったのが、事が起きるのがだいたい唐突であるということ。
基本的には主人公の話しのみにスポットライトが当たっていて、他の仲間の深堀りが浅く各キャラクターの感情の機微がほんとんど描かれていない為と思われる(全く描かれていない訳ではないが、どうも付け焼き刃に感じる。事が起きてから関係するキャラクターの独白を繰り返しているような。)。
その為、主人公が自分勝手に見えたりコミュニケーションが言葉足らずだなという印象を受ける。
最後は主人公が昔からの知り合いであるキタに会いに行き以前の自分はどうだったかを聞くが、昔の話をそれまでに劇中で大してしてないので、そこすらも唐突に感じる始末。その後、各キャラクターがとある宿題を持ち寄り大団円を迎えるがなんとも消化不良に感じてしまった。
しかし、題名のトラペジウム(どの二つの辺も平行でない四角形)は4人の距離感を示す言葉としてピッタリで良い題名のチョイスだなと感じました。途中オリオン座が映るシーンも4人の関係を表してるみたいで良かったです。
また、興味深かったのは、アイドルの恋愛や各メンバーのやる気の差に対して当時現役アイドルだった原作者の考えが少し透けて見えるところです。全てのセリフが原作者本人の実体験から来てはいないと思いますが、現役アイドルが原作者である言葉、セリフの重みを感じました。
乃木坂46ファンは観る価値あると思います。
もったいなかった
原作の事は全然知らず、星街すいせいさんの曲に惹かれて見に行きました。
いきなりOPで流れた(笑)
いきなりエンディング感が…
内容はともかく、
エンディングは
①今まで撮った写真を映したながら主題歌
②クレジット流しながら東西南北(仮)で作詞した曲
③10年後のコスプレした写真
の順番で締めてくれれば、とってもエモくなった作品だったのにと思いました。
微妙な出来。夢の成功にボランティア精神や親友の利用は偽善で情けないと思う。
チラシで、”トラペジウム”と”バジ-ノイズ”が両方隣同士で置かれていた為、よく似た物かなと思っていた。”バジ-”の方は先週公開の音楽系バンドの話で実写。
”トラペ”はアイドル目指すアニメであった。
今日は「トラペジウム」をなんも考えずに観たよ。
場内、ほぼ野郎(男)ばっかりでしたね。しかもアニオタ系のブツブツ小言言ってそうな人ばかりで ちょっと軽く引きましたわ。(汗)
そう言うアイドルキャラ4人の話なんで、やっぱりこの手のファン層が来ちゃうのかな・・・でも 好きなんだろうし それはそれで良いと思う事にした。
なんか入場者用の戦利品wプレ貰いましたわ。
アイドル名は”東西南北(仮)” 4人がアイドル目指し夢と希望と挫折、過酷な先に迎える現実とは、そして彼女らの10年後の未来は。
※うう~ぅむ 書いてて何て安直な内容なんだと。何で劇場でやってるのか、配信スタ-トでも良いと思うんだが。
原作:高山一実 氏(元乃木坂46)
CV関係
・東ゆう(東:主、アイドル志望女子):声 - 結川あさきさん
・大河くるみ(西:ロボコン工学女子):声 - 羊宮妃那さん
・華鳥蘭子(南:テニスお蝶夫人):声 - 上田麗奈さん
・亀井美嘉(北:主の小学校同級生):声 - 相川遥花さん
・工藤真司(カメラマン):声 - 木全翔也さん
内容的には、流石元アイドルがネタ書いてるので、その辺りは苦労とか売れる為の秘策はそうなのかなと 感じた。
アニメでも実写でも本質的要素は基本変わらんのやけど、
なんだろう 話にね味付け足らんのよ。そう感じる。
見た後の得られる感情の深さが浅いですかね。そこが残念でしょうか。
思った事:
①人物作画キャラはどれも可愛いと思います。アニオタの心を惹きつけてると感じますかね。
②東はやっぱり あの性格や考え方では何度もオーデション落ちると思う。アイドルでは売れないと思うわ。
ロボコン工学女子か、お蝶夫人女子が一般的にはウケそうだと思う。
特にお蝶夫人女子がリアルならタレントで推しかも。想いや話し方が良い感じ。
ロボコン工学女子もリアルなら普通にウケは絶大と思うね。
③やっぱりあざとく ボランティア活動を遣っている証を残す行為がダメかな。
誰でも就職有利とかでやってるじゃん~って声ありそうだけど、既にこの手は分かり切ってるから敢えてSNSなどに出してる人は見送りたいかな。
④東の味噌汁にアリで、その辺に捨てる。捨て方も対処もダメだな。
その点、北さんは他の2人を呼んできて皆で食べようとした点がエライ。場を作る事が出来る人なんだね。
⑤解散後、喫茶店から出てくる北さんと偶然出会い 東と話するところ。
北さんの髪の色がグレ-じゃ無かった気がする。なんで色変えたんじゃろか。
⑥10年経って、東はタレントアイドルになってて。北さんは結婚し二人子供が出来て。南さんは仕事で海外ボランティア活動。西さんはロボット工学関係の道に進んでたっけ?。工藤君は撮影スタジオ持ってて写真撮ってる。
みんな進むべき道へ自分で考えた方向にイケてる話展開でエンディング。
それで円満満足ハッピーハッピーw。でも何も感情がね~残って無いのよね。
⑦歌CDだけでも リアルに売れると良いね!(歌が絶妙or微妙w)
気になる方は、
劇場へ。
あまりにも薄っぺらい感じ
期待してなかったが、大きく下回った。前半の謎展開(3人の選び方や大谷風?ノート、そこへの自己中プロセスなど)でかなりゲンナリ。
誰でもアイドルを目指せる時代で多種多様なのでサクセスはありえるが、破綻の仕方、クラスメート絡みのあるある、スター?として再生、成功。もうチープ過ぎて原作が悪いのか脚本がさらに悪いのか悩むレベル。最初は嫌な女でも更生しました感がファンの方には良いのかなぁ、キラキラ☆が全く無かったです。
「東西南北」の絆の物語
高山一実の長編小説をアニメ化した青春物語でアイドルを目指す少女の心の葛藤を上手く描いている。主人公が結成するアイドルグループ「東西南北」のメンバーの想いがヒシヒシと伝わってきてそれぞれのメンバーに共感しました。東西南北は魅力的なアイドルグループです。
2024-82
後半はよかったです
前半は少し早送りで話を見せられているような不思議感がありましたが、後半から良くなってきました
10年後のオチで4人だけでなく、男の子の10年後も描かれていたのはとても良かったです
青春夢追い毒強め映画
アイドルになりたい少女がアイドル候補を集めてアイドルグループを結成し、夢をつかもうとする話。
主人公の性格がかなり極端で、自分の夢のためにアイドルグループ候補としてかわいい女子に近づいて、本人の資質など関係なしに自分の夢のために利用する。そうまでしてアイドルになりたい説得力のある動機があればいいのだが、そういうわけでもないので、ほとんどの人は主人公に全く共感できないだろう。
大筋では王道展開でいい話っぽく終わるけど、主人公の性格を生かすならもっと波乱があってよかったように思う。王道展開にするなら性格をマイルドにして感動的な話にするべきでは。
中身と梱包がチグハグな印象。
それなりに波乱はあるので期待外れというわけではない。色んな見方ができるということでもあるので、人によって評価が割れる作品だと思う。
あの高山一実が
この性格の主人公書いている所に、何か色々と考えさせられる。
偽りの友人計画
みんなそこまでわかった上で受け入れたんかな?
そこまでしても人気が1番ないあたり…。
でも最終的には成功してるあたりはちょっとモヤっとした。
あと違和感のある工藤くんの声はそういうことね…と。そういうのもういいから。
明らかに女声の爺さんも…別の配役もあったやろ…と。
やはり主人公に感情移入できなかったので、採点は厳しくなりました。
夢が他人に押し付けるのは本当にいいのか
予告編で東ゆうが可愛いと思って見に行った。
主人公4人は個性があり、仲良くて魅力的な所もあると思う。唯東の夢は友人達に押し付けて、自分の本当の考え方や思うことを一度でも言わなかった。それは本当に彼女たちを友達として見るのか?それとも唯自分の夢を実現するために利用するのか?納得出来ない!自分の夢なのに、チームを支えるのはいつも南ちゃんと亀井ちゃんだよね。だから失敗した。主人公の性格はこの作品が人気になれない原因だと考える。本当に残念だった。
逆に、自分の失敗に向かう勇気も成長する物語の一つである。皆と話して、分かり合えるのがチームと友達だと思って、最後皆一緒に友達に続けて良かった。高山一実のことは詳しくないが、もしそれは本人の経歴をきっかけに書いたなら、その勇気や夢に向かうねばりが本当に素晴らしいと思う。
もう一つ残念なのは、4人初めて主演するシーンのだ。その舞台のショットでvtuberっぽいCGを使って、個人的に違和感が感じる。もし、CGではなく、その全身像の立体感を無くして、皆んなの表情や動きのカットをもっとアニメのような感じが有ればもっと良いと思う。
後半は良かった
千葉県の高専。私の母校です。
今はあんな可愛い子がいるのか。
贅沢を言えばもう少し千葉県の風景が欲しかったかな。高山一実さんの出身地、南房総市ですし。後半のあるシーンの写真たちは全部が千葉県では無いかもしれませんが、知っている風景が美しく、自分の千葉愛を確認できました。
前半のアイドルデビューまではイマイチ。応援する気にもならないし。なんか自分勝手過ぎ。
デビュー後はいろいろと話が展開します。ウルっと来ました。いい話でした。
たぶん、コントラストというか、前半がグチャグチャというか、胸くそ悪いというか、そういう印象だからこそ後半が生きるのかな。
劇場で観る人は最後まで半強制再生ですが、今後配信とかで観る人は後半まではガマンです。
トップアイドルだった高山一実さん原作ということで、どうしても乃木坂と重なり、やっぱりこういう大人いるのかな?とか思ってしまった。
せめてバナナマンが入ればな、、、あんなことにはならないと思いますが。
ちなみに、乃木坂配信中で高山一実本人が、自分のいたグループが良いグループだったので、前半のグチャグチャが描きづらかったとのこと。ちょっと安心。
“アイドルになる” 事が目的? アニメで魅せる話ではないかも
個人的な印象ですが、サッコンこの“東ゆう”の様に、目的を見失ってる、或いは最初から間違ってる、意味を理解せずワケ解らずひたすら突っ走る人や組織って、多々見受けられると思うのです。本来目指すべきもの、目的の先にあるものを見出だせなくて、状況に流され、成る様にしか成らない結果を生む不毛な話アレコレ。
自分の周辺にもいまして、ただしその掲げるモノは “綺麗事” なので、コチトラ経済活動に精一杯で日々苦労してるんだ!と聞こえそう。この話はそんな『ヒューマンドラマ』でして、決してアイドルアニメではありません。
ですがコレこそ『アニメでやるべき話か』なのは否めません。新進気鋭のアイドルを起用した実写映画にすればよかったのでは?(ファンも取り込めますし)
そう云う訳じゃないにしても、キャラが魅力薄めで妙にリアリティがありません。東ゆうの自己中極まりない行動原理も、アニメだからか何となくソフトな質感です。
また、伏線である冒頭からの東ゆうの違和感マシマシな展開からの、中盤以降の騒動からの結末がワリと予想できてしまう、ご都合的な展開をたどります。
キャラの掘り下げも東ゆうは積極的に魅せますが、後の3人は必要に応じて適宜補足程度。そしてラストは収まる所に皆収まりました的な、台風の様に過ぎた青春時代、的なお話だった、何と言うか、決して薄っぺらくはないけど淡白な内容です。
良く言えば、解りやすい伏線と解りやすいシナリオで構成された素朴な内容なので、ティーンな若者には良いのかなと思います。一方目の肥えたアニメ視聴者にどう映ったものか。
という訳で良かった所と言えば、一風変わったアイドルになるためのアプローチで、ソレが主人公の悪い部分を引き出してソレを軸に話が展開していくので、仕組みとしては巧く出来たシナリオだったのかなと。
中の人も、原作者が元アイドルなだけに、マンマ主役を任される様な企画になりそうなところを、キチンとプロを使って‥‥と思いきや、観光地の城の3爺ちゃんシーンでブチ壊され、強制的に素に戻されます。ココなぜ婆さんじゃダメだったの?
漫画アニメの実写化を疑問に思う作品が多々排出される中で、本作は逆で(必要性という意味で)なぜ実写にせずアニメにしたのかが不思議に思う作品でした(今後実写化するかもw)。
主人公の強引さが目立つ
原作小説を未読です
本作は主人公の東ゆうが
東西南北のそれぞれの学校の美少女を見つけ出して
彼女たちをアイドル活動をすることを狙う
主人公がメンバーを集めるときに
本当の目的を隠して
友人になろうと言って近づくのはちょっと強引に感じる
そして、
西(ロボット好きな女の子)
南(お蝶夫人っぽいお嬢様)
北(主人公の昔のクラスメイト)
の3人をあつめて、地方テレビ番組から
アイドル育成計画的な番組からデビューし
本格的にアイドル活動をしてくる
しかし、アイドル活動がもともとの目的でなかった
3人はアイドルでやっていけなくなってしまい
結果として、アイドル活動を解散になってしまう
解散したあとは主人公もアイドル活動をやめ
学校にも行きにくくなった
その後、メンバーと再会をし和解して
主人公はもう一度アイドルを目指して頑張る
そして、みんなそれぞれの夢をかなえて
10年後に4人と再会するという感じで終わる
本作を観ると
主人公の強引さが際立つ
メンバーも含めてすべてアイドル活動をするための踏み台というイメージ
そもそもアイドルになりたいらしいが動機がわかりにくい
さらに主人公は外国に行った期間があり(英語も堪能)
日本のアイドルに触れていない時期があったのに
なぜ、日本でアイドルになろうと思ったのか本作でもよくわからない
集めた3人は普通にいい子だな
アイドル活動に巻き込まれた感じなのに主人公の悪口言わなかったし
「目に狂いはなかった」というセリフがあったがその通りだ
それとアイドルに向いているかは別ということか
モブとかも悪口を言っていた人もいたという描写もあったので
それを考えると3人はまとも
ただ、お嬢様とかロボット好きの女の子とかの設定は
序盤くらいでしかあまり意味がなかった
さらにアイドル活動についていけなくなって
解散をしたのにCDを買った主人公のところに集まるのは驚いた
普通だったら、メンタルやばかった子もいたので
4人集まらずだれかは絶交していると思った
そもそも、なぜこんな回りくどいことをして
アイドルになろうと思ったのかというと
主人公はオーディションに全部落選をしたことでこの作戦をとったらしい
でも、一度オーディションで全部だめだった人が
ラスト再チャレンジでうまくいくのかとラスト疑問に思った
どう考えても「東西南北」での知名度があったからだろとしか思えなかった
本作ではアイドルになるには
容姿や才能よりも、アイドルに対する異常な執着がないと
アイドルになれないというメッセージを感じた
原作者もアイドルなのでこれが事実なんだろうか?
ただ、10年くらい前ならともかく
現在だったらyoutubeとかネットからアイドル目指すのだろうかと思った
主題歌にVtuberがかかわっているのもそういう意図があるのだろうかと感じた
作画や声優は基本的に不満はなかったが
爺さんトリオの声に違和感があった
しらべたら、原作者含む乃木坂メンバーがゲスト声優やっていたのか
なった本人がそう言うんだからそうなんだろうな…
アイドルモノアニメと言えば大概がアイドルになるまでの話でその苦労や
葛藤が描かれる事が多くアイドルになった事がゴールである事が多いですが、
本作は順調にアイドルになれちゃいました!感があり普通ならそれは
リアリティが無いとか言われそうな展開ですが
なった本人がそう言うんだからそうなんだろうな…
と言えるのがとても面白いです。所謂持ってる人間でありそういうある種の
輝きに選ばれた人とそうでない人又は耐えられない人間の物語ですかね。
原作はそうなってるのか未読ですが興味深いですね。
けろりら氏の雰囲気も挟まる今時感のある全体的にテンポのいい画
や歌もとても良かったですね。
人は思い通りにはならない
キラキラしたアイドルものは特に好みではないですが、この作品は面白かった!
最初から打算丸出しで、こんなやり方いつまでもうまくいくはずない・・っていう嫌な予感を感じながら話が進んでいく・・・。メンバーと自分のSNSを比べるシーンも見ていて怖い。
この子たちは日の目を浴びるところまでいったけど、そうなる前にこうして色々な理由で解散していったバンド・グループ、無数にあるんだろうな。
一番心に響いたのは、ゆうが「私っていやな奴だよね」って母親に聞くシーン。これを子供に聞かれたら親はどう答えるべきなのか。「そういうところもそうでないところもあるよ」って答えはかなり満点に近い回答だと思う。そうだよね、0か1かだけで考えないのが大人、なんだろうな・・と。
しかし、破滅した後自分の悪さにも向き合って反省するってそう簡単にできることじゃないと思う。それができたからこそ、(最初は打算で作った友達なのに)ほかの3人と関係も修復できたし、後味が悪いだけの作品に終わらなかったところは良かった。
あと、みかが声を絞り出しながら「近くの人を幸せにできなきゃ~」って言うセリフ、すごく声優上手かった!
トラペジウム、個人的に仕事でよく触れる単語なのでなじみはあったが意味は知らなった。不等辺四辺形とオリオン座の星の2つの意味があるんですね。
それでよくオリオン座が画面に出てきたのか~。
暴走機関車 東ゆう
東ゆうは暴走機関車または人格破綻者とは言い過ぎだろうか。私が彼女の嫌な面を見た時に目を背けたくなるのは、彼女に夢あふれる綺麗なアイドルを求めているからだろう。
東ちゃんが自己中で周りが見えていないのは、彼女が人間で高校生だから当然のこと。
前半のサクセスストーリーは葛藤や迷いが少なすぎて味気がない。
全部セットアップされてるだけだった。しかし、彼女なりに筋道立ててステージに登ったことは評価できる。手段に拘らず、相手の懐に飛び込みや交渉や根回しを行う営業力がある。だからチャンスを掴めたのだ。
後半は東ちゃんの等身大の物語がはじまった。アイドルを経験して苦い思いをしたからこそ、自分の良いところも悪いところにも気づけた。前半と変わって、他者を他者として向き合い認めた。他の3人もそれぞれが輝く方法を見いだせたところに成長があった。
ここでもう一回みんなでアイドルやろうとか言い出さなくて良かった。
結局、東ちゃんがそこまでアイドルに執着する理由が分からなかった。
ハイライトは冒頭の「なんもない」。すいちゃんの活躍が映画館で見れて嬉しかった。
StarryJetも見逃さなかったぜ。
絵は綺麗だったが・・・
アイドルを夢見る高校生の東ゆうは、東西南北の美少女を仲間にしようと考え、自分の高校が東なので、それ以外の3つの方角にある高校へ行き、かわいい女の子と友達になろうとした。3人の仲間を見つけたゆうは、文化祭などのイベントを通して彼女たちとの繋がりを深めていった。だんだんと注目を集めるようになった4人はテレビ出演のチャンスをつかみ、アイドルデビューの夢へ向かって進んでいくが・・・さてどうなる、という話。
絵は綺麗で声優も違和感なくて良かったとは思うが、東ゆうが自分勝手であまり共感できず、アイドルになろうとする動機もよくわからなかった。
原作が高山一実らしいが、自分の経験を重ねたところがあるのかな?
共感出来ず、合わなかった。
トラペジウムが台形の意味だということと、オリオン座の小三星の所にある事を知れたのは良かった。
中盤までのサイコホラー感
アイドルに憧れるゆうは何としてもデビューの夢を掴むため、計画を実行に移す…。
元乃木坂46の高山一実原作映画。中盤までは目的のために偽りの友人関係を築いていくほぼサイコホラーな作品。人を誘導しアイドルを強要した末の破滅と再生を描いた終盤は不覚にも感動しました。
友達が少ない子に取り入って友達を失う恐れを感じさせながら、やりたくもないアイドル活動に誘導していく恐ろしすぎる主人公を描いていて中盤までは本当に怖かったです。
計画に支障が出るたびに主人公の目もキマッていくし、友人たちも発狂し始めるキラキラしてないアイドル作品。
アイドルがアイドルの闇を描くというメタ構造なんだけど、、一致度はどれくらいなんだろうか
2024.5.11 MOVIX京都
2024年の日本のアニメーション映画(94分、G)
原作は高山一実の小説『トラペジウム(KADOKAWA)』
どうしてもアイドルになりたい女子高生が目的を達成するために他人を巻き込む様子を描いた青春映画風サイコホラー
監督は篠原正寛
脚本は柿原優子
タイトルのトラペジウムは「オリオン星雲の中にある四つの重星」のこと
転じて、4つの星によって、星雲全体が輝きを帯びている様を表す
物語は、絶対にアイドルになりたい主人公・東ゆう(結川あさき)の日常が描かれ、彼女の計画がひとつずつ実行されていく様子が描かれていく
関東近郊の高校に通うゆうは、幼い頃に見たアイドルに心を奪われていて、アイドルになるためにどうしたら良いかを日々考えていた
そこで彼女は、東西南北からひとりずつ美少女を選び出し、キャッチーでインパクトのある仲良しグループを作ろうと考える
最初に向かったのは、南にある聖南テネリタス女学院で、目当てはテニス部の華島蘭子(上田麗奈)だった
スパイと間違われて試合をすることになったゆうだったが、対戦相手に蘭子が選ばれて、それを機に友達になれるようになった
次に向かったのは、西にある西テクノ工業高等専門学校で、可愛いとバズっていた大河くるみ(羊宮妃那)の人気に便乗しようと考えていた
場所がわからずにその辺にいた写真部の工藤(木全翔也)に声をかけ、彼女の元に連れて行ってもらう
だが、変なファンが来たとして、くるみは逃げてしまう
工藤を通じて誤解を解いたゆうは、なんとかくるみとも仲良くなれるようになった
その後、本屋で可愛い女の子を見つけたゆうは、彼女が小学校時代のクラスメイトの亀井美嘉(相川遥花)で、彼女は「北」にある城州北高校だったことを利用する
その縁がつながり、ゆうの計画は第二段階へと突入することになった
映画は、アイドルの高山一実が原作の小説をベースにしていて、頭おかしいんじゃないかと思えるサイコパス主人公が、己の目的のために暴走する様子を描いていく
可愛い女の子はアイドルになるべきで、アイドルになりたくない女の子はいない、というスタンスになっていて、オーディションで落ちまくったにも関わらず諦めきれないという感じに描かれていた
当初は、新しい体験として、好意的に捉えていたメンバーも、やがてアイドルという職業の功罪にふれていくことで心が病んでくる
要は、アイドルになるには適性が必要で、それを満たしていない人から脱落するという感じに描かれている
最終的にグループは解散になるものの、その経験すらも踏み台にして、アイドルにしがみつくゆうが描かれていく
物語は、ひたすら自信過剰で自己中心的なゆうの暴走に巻き込まれるメンバーという構図になっていて、頭のネジが何個が飛んでいるキャラクターになっていた
彼氏発覚から「彼氏がいるなら友達になんかなるんじゃなかった」という衝撃発言などは、この人には人間の血が通っていないんじゃないかと思えてしまう
そこまで関係性が拗れても「アイドル体験は良かった」と結ぶのだから、狂気の沙汰としか思えない
個人的に気になったのは、アイドルは自称なのか他称なのかという点で、その範囲の広さというものも伝わってこない
ゆうが憧れたアイドルがどのような存在で、社会的な認知度とか影響がわからないので、目的地が不明瞭に思えた
地下アイドルを目指すのと、アイドルっぽい衣装を来て注目を浴びるのと、全国的なスターになるのとでは、目指す先が全く違う
彼女の戦略は「大人の思惑」を利用するものだが、きっかけを掴んだ後は「他者からアイドルと認知される必要」があるので、あっさりとSNSのフォロワー数で完敗を喫している時点で、それ以上には登れないように思う
諦めきれない彼女が、その後どうやって業界で生き残ったのかは描かれないが、その辺は描けない闇なのかなと思った
だが、彼女なら「何をしてでも注目されるポジションにいる」と思うので、それが経験則ではないことを願うばかりかと思う
いずれにせよ、アイドル目線でアイドルの物語を描くという視点に興味があって鑑賞した
もっとキラキラしたものかと思ったが、中盤はほぼサイコホラーで、闇堕ちしていく様はなかなか禍々しい
メンバーの誰かが自殺未遂をしても「弱いからよ」と見下しそうだが、そこまで振り切らなかったのは作者の良心か、経験則になかったからかもしれない
アイドルの裏側を描いてはいるものの、現在進行形で頑張っている同業者の足を引っ張っているようにも思うので、それで良いのかは何とも言えないところがある
それすらも戦略とするならば、主人公と中の人の一致度は相当高いのかな、と感じた
オリジナルシーン良かった!
原作前半意味不明のボランティア活動をばっさりカットされて、アイドルになる後、
振り付け練習やライブ演出とか....原作にないオリジナルシーンいっぱい描いてもらって本当に良かったです!ストーリー再構成でボランティア2割アイドル活動8割なりますね(原作は真逆です笑).. Cloverworksの本気感じます!
隣の芝生は青く見える、自宅の芝生も青いのに…
原作未読。
前半部分と後半部分とで各キャラクターの描き方の”深さ”を変えたことで、少女たちの苦悩がより際立ち、主人公の成長物語として秀逸な作品へと仕上がった。
前半部分はテンポ重視で進める中、仲間たちは浅めに主人公は深めに描くことで、主人公に対するマイナスな印象を視聴者に植え付けることに成功している。
そしてライブシーンを挟んだ後半は一転して、仲間たちの内面を深く描写しながらメンバー内の関係性の変化が繊細に丁寧に描かれる。
ここからの展開とラストへの繋ぎ方は、人によっては物足りなさを感じるかもしれないが、個人的には非常に好感の持てる展開だった。
また、導入のOP曲も大いに評価したい。音響・演出が相当凝っており、物語へスムーズに没入することができた。
爽やかな余韻が残る映画なので、是非とも午前中に視聴することをお勧めしたい。
p.s.ベランダでのきったねぇ泣き方、たまらん。
全114件中、81~100件目を表示