劇場公開日 2024年5月10日

トラペジウムのレビュー・感想・評価

全114件中、61~80件目を表示

4.0想像以上

2024年5月14日
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鑑賞方法:映画館

原作を読んでいたのですが、正直それ程感動した記憶はなく、期待して行かなかったのですが、想像以上に感動しました。
乃木坂のファンであり、原作者の高山一実の乃木坂での立ち位置を知っているからこその贔屓目ではあるけれど、とても良い映画でした。
アニメである必要があるのか?とのコメントが多く上がっていましたが、この話は決してキラキラのサクセスストーリで無く、グチャグチャにこじれて壊れてしまった人間関係を、良い意味で綺麗にまとめるには、アニメであった方が良い気もします。このストーリを実在のアイドルが背負うのはしんどい気がします。
乃木坂の人間関係がここまで修羅場だった訳では無いでしょうが、かといって、なんのトラブルや衝突が無かったはずは無く、今更ながらに、乃木坂の高山一実さんが、この話を書いたという事が、凄みであり、救いであった気がします。
小説の読後に、ここまで感動できなかったのは、私の読み手としての力不足を感じました。でなければ、アニメ化なんて出来ないし、ましておざなりでできたアニメでは無いと強く感じました。
今後、ストリーミングサービス等で多くの人に知られる事になった時、再評価されるかも知れない。

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ぷりん

3.5他人を平気で利用して夢にむかってまっしぐら、そんな性格の悪いヒロイ...

2024年5月14日
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鑑賞方法:映画館

他人を平気で利用して夢にむかってまっしぐら、そんな性格の悪いヒロインがじつに好み…だが紆余曲折を経てなんか綺麗な青春(の挫折)ストーリーに着地する。良くも悪くも等身大、年相応に未熟なヒロインだったと思えば納得感のある結末ではある。それだけに成長後のエピローグは蛇足気味で、オープンエンドで終わって欲しかった。上田麗奈ボイスのお嬢様が終始強キャラなのも美味しい。コンセプト的に仕方ないのかもだが、アイドルものとしては音曲が平凡なのは残念。

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sugsyu

4.0ネタバレなしで感想

2024年5月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

難しい

賛否両論あるのは納得の作品だったと思います。
ですが、自分としては良作と思える作品でした。

ストーリーは主人公達のアイドルになるまでのサクセスストーリーと思いきや…といった感じで王道なんですが、主人公のやることが人間的らしさがあり、リアリティさを楽しめるならこの作品は楽しめると思います。

終盤トラブルからエンディングまでの妙なスッキリ感で約90分ぐらいの作品ですが感情の上下を多々させてくれる良い作品だと思いました。

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こぴー

4.0なんもない

2024年5月14日
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ブレミン

3.5自分がアイドルになるためだけに友人を作り利用する主人公の闇。車いすの少女の夢も取り上げてしまう無神経さ。

2024年5月13日
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鑑賞方法:映画館

怖い

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ITOYA

3.0自分にとっての幸せを問われるような感じ

2024年5月13日
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鑑賞方法:映画館

萌える

自分は何の為に生きているのか、自分にとっての幸せとは何かを問われる映画だなという印象。自分に迷いがある人は鑑賞してみても良いかもしれません。起承転結がかなりハードモードです。高山さんだからこそリアルに描けたキャラなんだと思うんですけど、アイドルのドキュメンタリーを映画にした感じなんで感情がとにかくリアルなんですよ。爽快感満載な青春群像劇と人間の醜さ全開を掛け合わせた作品です。まぁ、ここまで語っておいて面白くはなかったんだけど笑
ちなみに高山一実さんと西野七瀬さんは作中で出演シーンあるので、もし観に行くなら探してみてください。

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水城

3.0なんかフワッとした感じ

2024年5月13日
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トラペジウムってどういう意味?
観終わってから意味を調べたが、ふーんくらいでした。
タイトル回収ってドキっとしたり感動したりってのが多い中、、、なーんにもw

なんかフワッとした動悸、出来事、目標が映し出される。終盤でその辺が結びついて結実していく。バックボーンもその辺で掘られる。
全体的に鮮やかさは無かった。ただただ策士が策に溺れていく様が描かれているように見えた。

始まりはテレビアニメの様な感じ。リコリスリコイルの最終回は映画っぽい始まりだったが逆のパターン。これはあんまりお得感を感じない。
人集めをする主人公。東西南北も名前に由来してないからそこまでキャッチーかな?という疑問。私は親戚に東西南北が揃ってるから余計にそう思うのかな?
テレビスタジオでの歌唱シーンは上手くCGを使ってて流石。ちょうどアニメに溶け込んでしっかり動いてた。

主人公が嫌なヤツってなかなか面白い設定だったがもうちょいなんか出来たんじゃないかな?

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mrkc7

4.5叶えたい夢がある人に見て欲しい…✡*✧

2024年5月13日
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泣ける

笑える

楽しい

私は普通に主人公のこと好きだなぁって思う。年齢が近いのもあるし、それが叶えたくて叶えたい夢であるほど周りが見えなくなる気持ちもわかる。高校生って聞こえはもうすぐ大人だけど、本人にとってはそんな実感とか全くない、幼稚でバカで目の前のことが精一杯なそんな親近感を見れた気がする。
性格悪いっていうのは否定しないけど、今の女子高生なんてみんなあんな感じだから笑
逆に最後自分が周りを傷つけたことに気付けて大人になったんじゃないかな…
西南北の女の子達も一人ひとり魅力的でかわいい子ばかりでほんっとに面白い!
負の感情全部捨てて、彼女達の成長物語として見て欲しい

残りの星0.5は原作のあの最後の一言を入れてほしかった…!
小説もぜひオススメです(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠

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はな

3.0アイドルそろばんずく。悪逆非道のサイコパスヒロインを、三人はなぜ赦して受け入れたのか。

2024年5月13日
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じゃい

2.5星座になれたら

2024年5月12日
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萌える

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uz

3.0主人公に共感できないのが残念

2024年5月12日
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単純

幸せ

予告ではそれほど惹かれなかったのですが、長編アニメは好きなので、公開2日目に鑑賞してきました。期待していなかったぶん、それなりに楽しむことができました。

ストーリーは、アイドルになることを夢見る高校生の東ゆうが、自身が街の東にある高校に通っていることから、南と西と北にある高校のかわいい女の子と友達になり、4人組アイドルとして売り出すことを計画し、華鳥蘭子、大河くるみ、亀井美嘉らと友達になり、さまざまな活動を通して注目を集め、テレビ出演、アイドルデビューと順調に夢の階段を駆け上っているように思えたが、少しずつメンバー内にすれ違いが生まれていくというもの。

アイドルをめざす東ゆうが、夢に一途で、積極的に行動を起こす姿勢は嫌いじゃないです。むしろその潔いまでの暴走っぷりに感心してしまいます。しかし、野心家で計算高く、他人の気持ちを顧みず、利用することしか考えていない本性には、どうしても共感できず、ずっと一歩引いて観ていました。

メンバーを見渡しても、華鳥蘭子はともかく、残り二人が前向きに協力している姿にもずっと違和感を覚えていました。そもそも人との関わりを煩わしく感じているような大河くるみと、日の当たらないボランティア活動に勤しむ亀井美嘉が、テレビ出演に興味を示し、アイドルデビューに向けて練習に励むなんて、キャラ設定がブレ過ぎではないかと思います。

そんな感じで、イマイチのめり込めず、冷めた気持ちで観ていると、案の定、不協和音が響き始め、気持ちのすれ違いから和が乱れていきます。ここでキャラたちの本音が見え始め、やっとおもしろくなってきます。ここまで自己中だったゆうが孤立していく様子に溜飲が下がり、久しぶりに再会した美嘉が語る思いに熱いものが込み上げてきます。

この再会で、美嘉が協力的だった理由もわかり、ゆうが自身を省みることにもつながり、物語は収束へと向かい始めます。終盤になって、ここまで長く続いたモヤモヤやストレスが一気に解消されていきます。その後のゆうの成功も、ちょっと出来過ぎな感じはしますが、後味は悪くないです。

そんな感じで、終わってみれば、夢に向かってがむしゃらに突き進むことは悪いことじゃなく、真剣だからこそ困難や挫折に深く傷つくこともあるけれど、だからこそ多くのことを学び、深く心に刻まれることもあるはずと教えてくれる、よい作品でした。この結末のために、主人公はあえて共感を得にくいキャラ設定だったのかもしれませんが、周囲も彼女の思いに気づきながら協力していたのなら、もう少し早い段階で衝突したり、それぞれの本音を語る場面を加えたりして、観客がそれぞれに共感しながら応援できるような展開だとさらによかったです。そうすれば、もっと熱い友情や絆を感じさせる物語になったような気がします。

キャストは、結川あさきさん、羊宮妃那さん、上田麗奈さん、相川遥花さんらで、声優陣が主要キャラをが演じているので安定感は申し分ないです。その陰で、脇キャラに高山一実さん、西野七瀬さんら乃木坂メンバーを起用していますが、あえてお爺さん役にした意味がわかりません。

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おじゃる

3.5アニメで例えるなら最終話【は】よかった

2024年5月12日
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アテネ

3.5主人公内心黒すぎないか

2024年5月12日
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東ゆうがここまでかというぐらい腹黒だった。
アイドルものというよりは1人のヒューマンドラマ感。
思っていたよりは楽しめた。
なんだかんだ終わりは良かったかも。
10年後の自分で北ちゃんだけが何の衣装か分からなかった。

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ニックネーム

5.0異色の快作

2024年5月12日
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泣ける

興奮

知的

実はSNSで評価が割れているのを知って確かめるために見に行った口です。
いろいろアニメ映画を見ましたがこの映画の主人公はどれにも当てはまらない性格をした子です。(男性キャラなら少し似ているの思いつきますが)
正直こんな子が近くにいたらあまり好きじゃない。
ただ「いろいろ壁があってもみんなで頑張れば乗り越えられるよね!」といったありきたりの成功物語じゃないところは評価できる。
むしろ身勝手な行動はいずれ破滅に向かうということを綺麗事なしに描いていることに潔さを感じる。
破滅のまま終わってしまうと後味の悪さだけが残るが後悔と反省の後に救いがあったのは救われる。
原作は小説ということで映画というエンターテイメントにすべきかは疑問が残るが今のところ最近見た映画でベストです。

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sazanami

3.5原作未読だが楽しめる人間臭さが魅力の主人公

2024年5月12日
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前半だけならありきたりな物語だったが、後半へのプロローグと考えれば素晴らしい
原作者ご本人がアイドルグループにいて、地元の房総が舞台なので、体験談?と感じる部分がある。果たして、、
とにかく主人公の野心が憎らしくもどこか人間味があり、見る人の人生観で感情も変わると思う。
高山さん作詞のエンディング曲は作品のまとめとしてピッタリ

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ダルメシアン07

3.0なかなか難しい

2024年5月12日
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原作未読

出だしから主人公には全く共感できませんでした。
最後には皆が幸せになっているようだったので良かったですが…

今時の世界観なんだろうけど、ある意味怖い部分もあったかな。

キラキラのアイドルの映画と思うと、ちょっとビックリするかも。

原作を読んでみます。

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Hozumi

4.0原作未読。酷いヤツだが生っぽさが割と良かった

2024年5月12日
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オーディション落ちまくったアイドル志望の女の子が計画的に自分の夢を叶える為に友達のふりをして周りを巻き込んでいくんだけどまぁRPGのクエスト感覚とか強烈な自己中ぶりとか他人の痛みに鈍感なとこが10代あるあるって言うか、これくらいじゃないと芸能界生きていけないぞってかんじ。ホント自己中で他の三人を道具としてしか見てなくてなんだよコイツってなる。でも怒った後にすぐ落ち込んだり普段は礼儀正しかったり自分の夢に真っ直ぐ過ぎるのは観ていてわかる。友人にはなりたく無いけど(笑)
他の三人が聖人過ぎる。6年後に会ったら和解出来たならわかるけどあのタイミングで和解して感謝を述べているのもスゴイけどそこで自分はアイドルを諦めないって宣言する東は徹底してイカれてる。
ラストは何かキレイに纏めて良い話しにしてるけど消化不良だよね。尺が足りな過ぎ。
6年後に二人目って亀井ちゃん?てのもまぁリアル…

あ、ライブシーンは良かった。あえてTVカメラの後ろからの映像にする事で虚像としてのアイドルが良く出ていたかな、と。

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mug

4.0「今日の空も君の味方」

2024年5月12日
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知的

今年81本目。

どこかで今日の空も君の味方の言葉。
空見上げると本当に気持ちいい。
歌2曲が見所。
最後の歌の歌詞がお気に入り。

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ヨッシー

3.5良い作品だと思いますが、ハマれなかったです

2024年5月12日
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おでん

4.5主人公の未熟に起因する破綻した仕事の当然な帰結

2024年5月12日
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笑える

知的

萌える

失敗を描くビジネス映画として出色の出来。見るべき映画だ。

女子高生 東ゆうは地方都市に住むアイドルワナビーである。
彼女はアイドルという「ビジネス」を進める上で3つの間違いを犯している。

1.同僚に対する目的の意図的な隠蔽
 アイドルになりその仕事を続けて活躍することが活動目的と最初に伝えていないこと。お互いの目的が異なるのだから、プロセスが進むほど同僚との間で見解の不一致が広がる。
 腹黒と感想ではよく言われるが、当然ながらこの事実はいずれ明らかになることが予見できる。それを予め伝達できないのは、騙していることに対する良心と納得させる交渉力の不足に基づく、主人公の未熟さが原因だ。実際、カメラマンには目的を伝えられている。彼女には同僚を納得させる自信がなかったのだ。

2.素質と適性の混同
 かわいい外見と魅力的な個性という素質と、芸能人としてスポットライトが当たることへの耐性という適性は異なるのだが、それらを近似のものと認知していたこと。
 適性がなければ継続できない。つまり、目的は達せられない。まあ、何度もオーディションに落ちている、素質側が一方的に不足している彼女にとって区別をつけることは難しいのだろうが。

3.自己と他者のモチベーション、ベネフィットの不分別、または不足
 自己の利益は他者にとっての利益と同一と勘違いしたまま仕事を進めたこと。彼女にとって脚光を浴びることによる承認欲求の充足が最大のベネフィットであり、それによりモチベーションを維持していた。しかし他の3人はそうでなかった。
 本来はそこをカネで解決するのだが、学生であり所詮は事務所の雇われである主人公には対応不可能である。従って、最初のメンバーの選定に誤りがあった。

ビジネス映画ならば中盤で一度解散したあと、プロセスの振り返りと改善を行い次のメンバーを揃える展開へ進むことが妥当。
そこを個々人の素質に合わせた活動を続ければそれぞれの夢は叶うと帰結させるのは、まあ90分青春アニメ映画というフォーマットの限界かな。十分面白かった。

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僧ヶ鍬崎