劇場公開日 2024年9月20日

ぼくが生きてる、ふたつの世界のレビュー・感想・評価

全162件中、41~60件目を表示

4.5出会いに感謝

2024年9月29日
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幸せ

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Kchun

4.0活き活きとそして温かみを感じ、沁みる作品

2024年9月29日
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泣ける

知的

幸せ

宮城県の小さな港町、耳のきこえない両親の下で一心に愛情を受けて育った大。コーダである大が、幼少期から思春期を経て大人になっていく過程を描いた作品。

ろう者の登場人物には、すべてろう者の俳優を起用して撮影したのは見事。とても丁寧に作られており、中弛み皆無。

吉沢亮と忍足亜希子の卓越した演技から、伝わるものが多くも、決して大袈裟ではなく自然に親子の関係を描いており、観る者の心にじんわりと沁みる。

活き活きと、そして温かみを感じる見事な仕上がりの映画作品。

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Toru

5.0子どもの思いも、親の思いも

2024年9月29日
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障がいのある両親を持つ子どもが大人になっていく過程が描かれているが、誰しもが通り抜けてきたであろう、子ども時代の親との衝突と、大人になってから知る親への悔悟の思いが熱く伝わる
映画を観た私が子どものときの親(特に一緒にいる時間の多かった母親)との衝突、思いきり傷つけたであろう自分が吐いた暴言を、この歳になってすっかり弱っている親を思うと、悔いても悔いきれない思いになる
「どうして私だけがこんな目にあうのか」、親ガチャじゃないけど、親や家族の病気や障がいと向き合っているヤングケアラーたちも、まさにそういった思いと闘っているのであろう
主人公が東京に出て、思うような人生を切り拓けなくても、見守っている母親
せめて声を聞きたい、話がしたい、寄り添いたい、という思いは自分が親になって共感できる気持ちである  呉監督前作の「きみはいい子」も、子どもの目線、母親の目線(先生の目線も)を暖かく描いていたが、人、特に親子の間のあたたかみは、時間距離が離れても損なわれる物ではないことを信じたくなる  (9月28日 なんばパークスシネマにて鑑賞)

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chikuhou

4.5良かった!

2024年9月28日
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泣ける

自分と重なる部分が多く、親不孝したなぁーと思って泣いてしまった!息子の幸せだけを願う親の愛が、凄く良かった!

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ストロングスタイル

4.5その世界を知ることで、見え方も違ってくる

2024年9月28日
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聴こえない両親の世界と、自分を含めた周囲の人間の世界。少々身勝手な祖父母は手話を覚えてくれず、聴こえる大が、小さい頃は当たり前の事として両親の為に通訳をしていた。思春期になると、周囲の目が気になり、意思疎通の難しさにも直面して、自分だけが重荷を背負っていると感じ
てしまう。大は優しくて明るい母のポジティブさにも反発して、家を出て上京したいと願う…

聴こえない世界のことは知っているつもりだった。でも自分は母親の気持ちが分かっていなかった。
自分だけが特殊な環境にいると思っていた大が、世界が広がることで、気付きが増えていく話です。

吉沢亮さんの表情の一つ一つが良いです。特に泣き顔が。
他のキャスティングも素晴らしいです。子役が吉沢さんの子供の時の写真にそっくりでした。

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ゆり。

4.5すごく素晴らしい作品でした

2024年9月28日
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それでいて過去の嫌な自分と向き合わされるような作品で、中盤はなんとも言えない居心地の悪さがありました。

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よして

4.5それ、タモリな

2024年9月28日
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丁寧に描かれている。誕生からというプロットが秀逸。それにより現在の心境に至るまで道筋に説得力がある。父親のやさしい眼差しとスタンス、母親の常に前向きなポジティブさ、そして破天荒な祖父、信仰深い祖母、全ての要因に影響され、今の立ち位置に辿り着いている。願わくばもう少し先も観てみたかった。

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shige12

4.0こんなにも深い親の愛情。でも、リアルタイムでは気づかない

2024年9月28日
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泣ける

笑える

悲しい

ラストシーンは、この映画を見事に象徴していて、泣ける。場面設定、カット割り、音の効果もうまいし、吉沢亮、忍足亜希子の演技も最高。
映画全体として吉沢亮の手話はネイティブのようで、違和感がなく、感心した。

ふたつの世界とは、「聞こえる世界」と「聞こえない世界」なのだが、「東京」と「石巻」というふたつの世界で成長していく主人公を描いたようにも思える。「思春期、親に反発した世界」と「愛情を感じている世界」のふたつ、と解釈することもできそう。

母親の無私の愛情がとても大きく、強い。主人公に愛情をそそぐ場面がたくさん出てくる。心から主人公のことを思って最善をつくしていた。
だからこそ、予告編にも出てくる「おまえのかあちゃん、しゃべり方、変じゃねえ?」という場面や「こんな家に生まれて来たくなかった!」という場面は、心が締めつけられて、悲しい。
そして後日、愛情をそそがれた場面を思い出して、その時の母親の気持ちを理解した時の、強い感謝の念と後悔の念に共感する。

父親の方も、主人公のことを信頼して「大は大丈夫」と応えたり、石巻に戻って来ないで東京へ行けと勧めたり、愛情が深い。映画「リトル・ダンサー」では、父親が息子の将来のためを思って自己犠牲の行動をとるのだが、その場面を思い出した。

主人公が挫折したり、つらいことが多く描かれる。主人公も観ている人も嬉しくなるような場面は少なく、映画の展開として盛り上がりに欠けるかもしれない。でも、実際には、この主人公は映画の原作になるくらいの本を書いて、成功しているライターである。ライターになる努力と成功をもう少しポジティブに描いても良かったかもしれない。

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p.f.naga

4.5どの家にもいろんな事情があるよね。

2024年9月27日
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ニョロ

4.5成長記録であってエンタメではない

2024年9月27日
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幸せ

「コーダあいのうた」のような、面白かったり悲しかったりといった気持ちが乱高下するエンタメ映画ではない。ひとりの男の成長記録。そしてろう者の本音を垣間見ることができ、人として視野が広がる映画ですね。ホームでの亮くん(大くん)の表情は秀逸です。
大くんのお父さん!あなたのような夫が欲しかった!常に肯定してくれる安心感、素敵すぎます。
それと、艶っぽいイメージの強い烏丸さんは、全く違う役どころでかなり驚きました。
余談ですが、上演前に近くに座った方たちが「主演の吉沢亮ってだれ?」「大河で家康やった子だよ」と会話してました。いやいや、渋沢栄一ですよーと突っ込みたかった!

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monm

4.5劇的なBGMが流れなくても美しさに涙することができる

2024年9月27日
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幸せ

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八べえ

3.0手話で拍手する時は両手を上げて、手のひらを開いて、左右に回すんだ?

2024年9月27日
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病人28号

4.0よく集めましたね吉沢亮似の子役

2024年9月27日
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泣ける

笑える

幸せ

まるで、出世魚のブリとかスズキのよう。産まれてから中3役の吉沢につなぐまで4人。
そして、吉沢本人は中3から30代を。最後の方は武田真治風のメイクでした。
宮城県塩竈が実家。
親子三代が暮らす漁港の町。
おじいちゃん(蛇の目のヤス)役はでんでん。
おばあちゃん役が烏丸せつこ。
お食い初めの支度風景。
でんでんがアワビ煮を口元に持っていくと火がついたように泣き出す赤ちゃん。
「なげーなげー、男は声とポコチンのデカさできまんだどー」
CODAの男の子(五十嵐大)はひとりっ子。
聾者の両親が子供を育てるのはとても大変。おじいちゃん、おばあちゃんが元気なうちはサポートできますが・・・
題名はこちらも、Both Sides Now(ジョニミッチェル)的 。
コーダ あいのうたでは描かれない細かい部分も多くて、より家族の物語でした。
補完しあえる映画。
漁港の市場での買い物シーン。オマール海老ではなくてワタリガニ。
バークレー音楽大学をめざしたりしないので、その分話に起伏はあまりありませんが、より身近に感じることができてよかったです。

高校を卒業してから実家と東京を往復しながらパチンコ店のアルバイトから雑誌ライターになった五十嵐大さんの半生の手記を元にした映画でした。原作を読みたくなりました。幻冬社刊。
母親役の忍足亜希子さんと父親(船体整備士)役の今井彰人さん、手話サークルの聾者の役者さんたちもよかった。とくに、忍足亜希子さんは生んだ時から30年以上の母親役を健気にあかるく演じていらっしゃっていて、とても綺麗でステキだった。
車内で手話を交わすシーンとか、息子に悪態つかれて悲しそうにするシーンとか。
聾者の夫婦って辛辣な言葉で喧嘩したりしない気がするし、自分たちだけで手話で冷静に話せて、普通の夫婦より仲がいい気がする。コーダあいのうたのマリー・マトリンも明るかったし、羨ましかった。
夕方に観たらやたら腹が減った。
家族で食事する場面やパフェやカレーのせいもあると思うけど、食欲が出る映画はいい映画なんじゃない?
全くの余談だが、京成線車内で吉沢亮と目があったとウチのオババ姫が妙にコーフンして話しておったのを思い出した。たぶん他人のそら似だよと言うと、京成線沿線に住んでいるし、京成のイメージキャラクターもやっていたから間違いない❗と自信満々に畳み込んできた。なんでそんなに意地張るのかね。

【追記】
でんでんお目当てで鑑賞した。やっぱりさすが😎

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カールⅢ世

5.0母親に甘えて反抗した若い日々。 今のうちに感謝の想いを伝えよう。後悔しないように。

2024年9月27日
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泣ける

全てをかけて育ててくれた毎日への感謝を伝えられなかったこと。
それどころかうるさがって歯向かっていたことへの後悔。
きっと誰にもあることを、思い出させてくれる。
間に合ううちに、ひとりでも多くの子供たちに、
母への感謝を伝えるきっかけになれば、
この映画はとてつもなく価値がある!

聴覚障がい者の両親を持つ青年の生活のリアルを描く。
両親役の俳優がともに実際の聴覚障がい者であるため、とても自然に観れる。
しかし、そこに描かれるのは特別なことばかりでなく、普通の母と子の想いと変わらない。
何もわからないまでも、子供がやりたいことができるように思ってくれている。
ちゃんと食べているか、常に気にしてくれる。
とてもシンプルな母親の愛と、その感謝を伝えられていない後悔が詰まっていて、泣けた。

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ITOYA

4.0日本版コーダ?音が少ないのが絶妙に良い

2024年9月26日
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泣ける

悲しい

幸せ

両親が聾者から生まれた、健常者の一人息子 小さいときから心ない田舎者からの差別的行為を受けながらも、強く生きてきた家族 堪らなく涙がこぼれた… 健常者じゃないと生きることすら儘ならないのか 田舎のあの独特な雰囲気とでも言うか村八分傾向が、この家族を日常から遠ざける… 一概に田舎が悪いとは思えないけど、健常者じゃない立場に立って観るべきことも有るんだよ✨お山の大将ではなく、共存して欲しい

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ろくさん

2.524時間テレビのドラマみたいなクオリティ

2024年9月26日
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悲しい

単純

知的

映画にしては雑で薄い感じがしました。まず30歳の吉沢亮の中学生シーンは地獄です、本当にキツかった。そして時代感が分かりづらい。吉沢亮のコスプレに加えて、若干時代に合わせてようとした服装やピカピカなゲームボーイ、車も街並みも現代感が拭えなくて気持ち悪かったです。108分なのに3時間くらいに感じるくらい波のないストーリーで、ドラマで1時間に収めれば普通に楽しめるかなと思います。

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夕ベレン夕

4.0良い関係性を持った家族だなぁ

2024年9月26日
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知的

「コーダ」という言葉を知ったのは、ここ数年のこと。だけど、「コーダ」と呼ばれる子供は昔から存在していたんだよなぁ、ってこの作品を観て改めて思った。
父と息子、母と息子、そして家族3人が互いのことを理解し、付かず離れずの距離を保ちながら接している。果たして、自分は親に対してどう接して来ただろうか。反省しなきゃ。

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ちゃ坊主

5.0母の背中に涙。

2024年9月26日
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泣ける

耳が聞こえない両親を持つ青年の成長物語。
原作は未読。

描かれていた日常の差別的な事はほんの一部でしょうし、完全に理解はできないかもしれないけど、映画になったことは意義あることでしょう。
ママに抱きついていたかわいい子が、中高生になり母にひどい言葉を浴びせるけど、当事者にしかわからない苦悩があるけど。
思春期にはどこのご家庭も、男の子ならあんな感じですよと、お母さんに声をかけたくなりました。
手話サークルの仲間に「やれることを取り上げないで」と言われてその世界を理解したように、もっと接して理解できたらいい。ふたつの世界はひとつにはならないけど、より近づけたらいいなと思いました。
涙ジワジワでした。

吉沢亮、この役うまかったです。現状に悩む姿だけでなく、髪長めの時やパチンコ屋店員の時の投げやりな感じとか、就活してもこれじゃ面接受からない感じとか。
そして子役の子達が、吉沢君に似た顔立ちで違和感がなくて良かったです。
忍足亜紀子さんは知っていましたが、演技は初めて拝見。…と思ったら、レビュアー様のレビュー見ていて、「黄泉がえり」に出てたの判明。見たけど覚えてないです。もっと色々出演されてる作品見たいです。
烏丸せつこさんも久々に拝見しました。クレジット見るまでわからなかったです。

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ふわり

4.0ぼくが生きてる、ふたつのせかい

2024年9月26日
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泣ける

音のない世界とは、どんなんだろう?と、以前思ったことがある。しばらくの時間耳栓をしてみた!でも、音を拾ってしまう!
無音の世界と音の世界
それだけではない2つの世界に目覚めた思春期そして若者の心の模索と成長と目覚
母親と息子の関わりを丁寧に描いていて、本当に良かった!
母と息子の関係は、様々だが、
作者の思いが伝わってきた映画だった!

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ジュジュばあ

4.0静かな映画

2024年9月26日
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聾者の両親のもとに生まれた主人公を中心に、
聾者とその家族の葛藤、愛情を描く映画

「聞こえない」親のもとに生まれた「聞こえる」こどもを、
『コーダ(Children of Deaf Adults)』と称するんですね。
初めて知りました。

主人公の出生から始まり、幼少期・小学校・中学校と進みます。
いろいろと嫌な思いをしたり、同情されたり…
自分の失敗を親のせいにしてみたりと、様々な葛藤がある。

しかも、同居の祖父は刺青しょった博打うちだし、祖母は宗教に傾倒しているし…
なかなかの家庭環境ですね。
私はエンパスの気があるので、ちょっと観ていて辛かった。

そんな中でも、聾者の両親は穏やかで誠実なタイプで、自己肯定感の強い、明るい人たち。
これが救いでしたね。

主人公も、いろいろと葛藤はありつつも愛情深くて、良い人。
静かな明るさが好印象でした。

映画としては、派手なことは何も起きなくて、
静かに静かにエピソードが紡がれていくもの。
エンタメとしてのおもしろさは無いかも知れないけど、
エピソードの向こうに透けて見えるものに感じ入りました。

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Bratsche