「母からのたくさんの愛情に気付いたとき…」ぼくが生きてる、ふたつの世界 羊さんの映画レビュー(感想・評価)
母からのたくさんの愛情に気付いたとき…
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「こんな家に生まれてきたくなかった」
親に強く当たって酷い言葉を浴びせても
親は決して子を愛することをやめない
子はその事に気付けるまで
どうしても時間がかかってしまうものらしい
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大は何者かになりたくて
色々な場所を点々として
たくさんの苦労をしたけど
それが線になって繋がってよかった
誰かと出会い、何かのきっかけをもらい、
人生は少しずつ前へと進んでいく
その場所にいるという事には
必ずそこでなにか得るものがある
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親の気持ちと子の気持ち
ろう者とそうでない者の気持ち
どちらの視点も丁寧に描かれていて
とても見やすい作品だった
親にありがとうやごめんねや
嬉しかったことを伝えたくなる
無性に会いたくなる
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