「子どもから大人になる過程が丁寧に描かれてます」ぼくが生きてる、ふたつの世界 ころんさんの映画レビュー(感想・評価)
子どもから大人になる過程が丁寧に描かれてます
塩釜といえば、山寺宏一さん(アンパンマンの犬チーズの声)、大友康平さん(HOUNDDOG)、五十嵐大さん、でしょうかね。意外といるな有名人。
地元宮城の人の実話の映画とのこと、旦那と見てきました!。
ドキュメントとドラマと映画が混ざったような構成、でも不思議と嫌ではありませんし飽きません。昭和の雰囲気が懐かしいかんじ、場面転換のときのカメラが好きかな。
特別な事件やドラマは無く、淡々とストーリーが続きます。わらべ信(吉沢亮)なかなか上手いね〜と旦那と話す。少年が大人になる過程が上手く丁寧に描かれています。
下記の台詞が特に良かったな〜!
「仕事はいつも実力より上のものがくる、逃げてはいけない。」(職場の上司)
「どこの家庭も色いろあるよ」(お父さん)
どこの家庭も色いろあるね、だから成人して働くようになったら家を出た方が良い。そして親や家庭の呪縛から離れて、自分で考えて行動して失敗してまた考えて行動して、自己の責任のもとに行動して、本当の意味で自立した大人になっていくんだな~と改めて実感!
私も転職で勝ち取った採用(倍率40倍超)で「うちは本当は高卒は取らないんだけど」とまで言われましたが今も同じ業界で働いています。
ダメもとでも面接受けることの大切さ。
若い人に見てほしい映画。
毒親育ちのわたしも似たような経過たどって今があるからじんとくるものがありました。
ラスト続きが気になるかんじ、旦那が話がもっと続くかと思った、と言ってました。
続きは本人の家庭を描いた本に描かれてるのかな?
本も読みたくなりました。
よき映画なので、ぜひ!
共感ありがとうございます
ころんさん、宮城県出身なんですね。
私は静岡在住ですが、大学4年間は宮城県仙台市で過ごし、
そこでカミさんと出会いましたので、
本作の海辺の景色、健常者達の方言が懐かしかったです。
本作、聴覚障害者である両親が高い自己肯定感を持っていたのが効いていました。
大が思春期になって荒れても、どんな家庭にも色々あると言う父親の言葉は健常者の父親のようでした。母親も同様でした。
あるがままの自分を素直に受け入れて生きている両親の姿が眩しかったです。
ラストは、今の主人公に寄り添った形で終わったと理解しました。
仰る様に、確かに、その後の大を観たくなりますね。
では、また共感作で
ー以上ー