「歴史好きには嬉しい、あの時代を視覚的に体験できる一作」ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 ひなたんくさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史好きには嬉しい、あの時代を視覚的に体験できる一作
太陽王と言われたルイ14世の曾孫として生を受けたルイ15世。
最愛王と呼ばれるだけあり、その女性遍歴は華々しい。
ヴェルサイユ宮殿での王の暮らしはどのようなものであったのか。
あの時代の女性たちはどのように生き抜いたのか。
その一端が見える意味でも、貴重だった。
ルイ14世には有名な公妾が2人。ポンパドゥール夫人とデュバリー夫人だ。
政治と愛。その2つをそれぞれ代表するような2人だが、
デュバリー夫人はルイ15世の晩年に寄り添い、政治的な思惑に翻弄されながらも
王を支えた。その一面が描かれている。
何より個人的に見どころだと思えたのは、当時の宮廷作法の滑稽さもだが、
衣装の数々。
これは映画ならではの視覚的な体験として、とても面白く見ることが出来た。
歴史好きにはお勧めしたい一作。
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