劇場公開日 2024年2月2日

「歴史好きには嬉しい、あの時代を視覚的に体験できる一作」ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 ひなたんくさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5歴史好きには嬉しい、あの時代を視覚的に体験できる一作

2024年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

知的

太陽王と言われたルイ14世の曾孫として生を受けたルイ15世。
最愛王と呼ばれるだけあり、その女性遍歴は華々しい。

ヴェルサイユ宮殿での王の暮らしはどのようなものであったのか。
あの時代の女性たちはどのように生き抜いたのか。
その一端が見える意味でも、貴重だった。

ルイ14世には有名な公妾が2人。ポンパドゥール夫人とデュバリー夫人だ。
政治と愛。その2つをそれぞれ代表するような2人だが、
デュバリー夫人はルイ15世の晩年に寄り添い、政治的な思惑に翻弄されながらも
王を支えた。その一面が描かれている。

何より個人的に見どころだと思えたのは、当時の宮廷作法の滑稽さもだが、
衣装の数々。
これは映画ならではの視覚的な体験として、とても面白く見ることが出来た。
歴史好きにはお勧めしたい一作。

ひなたんく