劇場公開日 2024年3月15日

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「まぁ、毎年固定の「この枠」だと思えば。」恋わずらいのエリー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0まぁ、毎年固定の「この枠」だと思えば。

2024年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年100本目(合計1,192本目/今月(2024年3月度)18本目)。
(前の作品 「Moonlight Club in 長寿庵」、次の作品「FLY! フライ!」)

 有休消化促進デーということで。
今週は「変な家」が驚嘆な大荒れ枠になるんじゃないか…という気がします(詳しくはそちらにて)。

 さて、こちらの作品です。

 まぁ、去年はちぎら君だったか、毎年趣旨は違ってもよくある女子高生ほかの恋愛もののシリーズですね。原作はそれぞれ違うはずなのに、毎年なぜか既視感があるのはなぜだろう…。まぁ、想定年齢層を考えた場合の「お約束のシーン」ほかは存在するのはまぁ作品は違ってもお約束枠らしく、結局そうすると「原作作品は違っても大体同じ展開になる」というのはまぁそれもさておき。

 まぁ、いい意味でも悪い意味での視聴者をある程度絞るタイプの映画だし、こうした類の映画についてまでも法律論うんぬんを個々解釈してみるわけではないので(気になる点は後述)、それらまでは気にしないほうです。

 もっとも、とっくに高校を卒業した私からすると、最近の高校は学校自体もその設備もものすごく充実しているなぁ、といったところです。文化祭のシーンもありますが、文化祭もあんなに豪華だったっけ…(私は公立高校。私立だとやはり違うのかな?映画内では私立か公立かまで出てきてたっけ?)。

 当然、人を選ぶ映画ではあると思うし(そもそも、とっくに高校を卒業した人がはいはいと第一選択で見に行く映画ではないとは思うものの、砂の惑星が3時間枠で極端に変な時間にしか放映されていないなど、どうやっても時間あわせのパズルになる…)、毎年ある「ちぎら君みたいな枠」という観点でいえばそこまで傷はないというところで、かつ、「ちぎら君」系の去年の作品と比べて「明確な悪役」(悪役というのが正しいか言葉遣いの問題かな…。要は恋愛相手を邪魔する人ということ。もっともその人物がいないと映画として成立しないのでどうしても入れざるを得ない)がいない(いないわけではないが、極端に邪魔してくるわけではない)のは、好みの範囲あるいは誤差範囲だと思いますが良かったところです。

 採点に関しては以下まで気にしたもののフルスコアにしています。

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 (減点0.1/心裡留保と身分行為)

 身分行為に心裡留保(93)の適用はありません(善意の第三者も保護されない)。
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 (減点なし/参考/映画館で流すCMについて)

 映画館で流されるCMってその映画の「想定視聴者」にあわせて個々選択されていると思うのですが、よりによってこの映画で航空自衛隊募集というCMは意味があるのか…というところです(憲法論ではないので自衛隊の存在を否定するという趣旨ではなく、この映画の属性を考えたときに、わざわざ自衛隊のCMをチョイスする理由がよくわからない。献血募集のお知らせほかであれば理解はできるが)。

yukispica