「パート2製作を目論んでいたのかな?」ザ・ガーディアン 守護者 ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
パート2製作を目論んでいたのかな?
西島秀俊を小太りにした感じのムショ帰りのヤクザもんが、昔のオンナに子供ができていたことを知りカタギになろうとするが、かつての子分だった組織の中間管理職が被害妄想で男の始末を企む。(確かボスは、見張りは命じたが手出しは指示してなかったと思う)
で、中間管理職の送った刺客が、外注の「洗濯機」と呼ばれるちょっとサイコパスな男女ペアの殺し屋なんだが、メインウエポンが釘打ち機改造銃とガチャポン爆弾と小物感半端ない。中途半端な急襲で、西島のオンナを死なせてしまい、西島怒り心頭、男はあっさり捕まり、それでも女は西島の娘を拉致して人質交換を図る。
ここで西島は組織が娘を拉致したと勘違い、組織のオープン前の豪華ホテルにBMWでカチこんで大暴れし、組織直属の殺し屋にも追われるハメに。つまり勘違いx2でハナシが無駄に大きくなる。
組織の殺し屋はマジ馬鹿強くて西島はボコボコ。というか西島、主人公のわりに格闘技とか射撃とかいったウリの特技がないのでタイマンでキャラ立たない。殺し屋に愛犬を始末された洗濯機(男)の造反でなんとか西島窮地を脱する。
最後は中間管理職と洗濯機組の同士討ち。で、西島はオンナの残した娘とシアワセに暮らしましたとさ、どっとはらい...ってそれでいいのか? 組織はそれで手をひいたのか?
BMWのM3(バッジだけ?)をつかったカーアクションは悪くなかったが、ストーリーはかようになんとも中途半端。 やっぱヤクザモンは最後はカウボーイビバップ最終回よろしく組織の本部にのりこんで大暴れしてラスボスとタイマン張ってもらいたいです。イヌを殺された報復で組織を壊滅させるジョン・ウィックを見習いなさい。
ひょっとして、ヒットしたらパート2製作して、そこで西島と組織の全面対決を描くつもりだったのかね。