「ストーリー性は薄いが韓国映画を見たいならおすすめ」ザ・ガーディアン 守護者 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリー性は薄いが韓国映画を見たいならおすすめ
今年51本目(合計1,143本目/今月(2024年2月度)4本目)。
(ひとつ前の作品「ダム・マネー ウォール街を狙え!」、次の作品「ローリング・ガール」)
シネマートに移動して1本目。本作品、2週目の公開で見に行きましたが埋まり率8割というほどがすごかったです(ローリング・ガールは4人しかいなかった…)。
タイトルに書いてあるのが全てという気がします。この映画にとっての「守護者」が何であるか、また「守護されるもの」が誰であるかはそうそうに明らかにされるしここはぶれないのですが、韓国のアクションものという観点でいうと、同じ展開の繰り返しばかりで、理解はしやすいものの意外性がほぼないので、そこがどうかな(評価が分かれるかな)といったところです。この「同じようなストーリーの流れ」がある程度あるので、体感的に時間の流れが長く感じられ、「一体いつ終わるの?」というほどです。
なお、韓国も日本と同じように漢字文化圏ですし、音読みをする以上は「結果として」日本語の読みと同じようになる漢字語はいくつか存在します(この映画では「洗濯機」がそれにあたる)。
ただ、この映画は致命的に「んん?」となる点があることを確認していて、そこがどうなんだろう…といったところです。
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(減点0.2/「あんま師」と呼ばれる部分について)
中盤あたりでのいわゆる「対決」のシーンで主人公の「やられ役」にもあたる部分(この程度ではネタバレにはならないか)ですが、「あんま師!」と言われて(主人公が)蹴られる意味が謎です。一般的にあんま・マッサージは体をほぐすので、「ほぐしてやれ」程度の意味で言いたかったのかな…という気がします。
ただ、この映画はシネマート系列ほか数少ない映画館でしか放映されていないところ、シネマートでは同じく、李氏朝鮮を舞台に盲目の主人公がはり・きゅうを使う予告編がある「梟」(ふくろう)映画もあるので、日本もある「あんま・はり・マッサージ」の制度のそれを指している(この場合、蹴った悪役の方は視覚に障害がある方?)とも思えるし、よくわからない謎の字幕でもあります(何とでも取れる謎字幕)。
※ ほか、ラストあたり「金魚を持っていきたい」と言い始めたり(この映画ではそれ以前に金魚は一切出てこない)、字幕が???な部分がいくつかあるのを確認済みです。