インサイド・ヘッド2のレビュー・感想・評価
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2のテーマは自己受容かな
思春期のはじまりというテーマにおいて、初恋をテーマに入れなかったのは正解だと思う。今の時代、恋愛が全てではないし、恋愛感情を持たない人もいることが周知されてきた。いつの時代もどんな人にも普遍的に起こり得る、思春期が始まった瞬間の感情の渦をうまく描いていて良かった。
たった数日の話だし、極限の状態で喜怒哀楽を自ら葬り去ろうとプレッシャーかけてしまうのはよくわかるし誰にでも1度は身に覚えがあると思う。そして自己受容を経て成長していく過程が良かった。
高校生、大学生のライリーが見たい。恋愛を丁寧に描くなら思春期後期〜青年期だと思う。今回のテーマは自己受容。これで良かった。
そして大竹しのぶさんと多部未華子さん、本職声優ですか?レベル…!
人間の感情を上手く表現している
人間のいろいろな感情をそれぞれのキャラクターとして描いたインサイド・ヘッドの続編。
成長した主人公ライリーに思春期の新たな感情が現れたという設定で上手く描いている。前作もそうですが感情というキャラクターを考案したスタッフは本当に素晴らしく心から敬意を表したい。
2024-128
この夏、絶対に親子で観たい!
前作がとてもよかったので期待していた本作。仕事の都合で公開3日目の鑑賞となりましたが、その時点でのレビュー評価は3.9! ということで、さらに期待を高めて鑑賞してきました。
ストーリーは、中学生となりアイスホッケーに勤しむ少女ライリーが、その実力に目をつけた高校のコーチから合宿に誘われ、有頂天になってい頃、これまでライリーの頭の中で感情をコントロールしてきたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリのいる司令塔に謎の警報が鳴り響き、新たな感情のシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れ、ライリーはこれまでとは違う複雑な感情を抱くようになるというもの。
思春期を迎え、複雑化する感情の中で自分をどう表現すればいいのか悩むライリーが、友達や先輩たちとの交流を通して自分を見つ直し、自分らしく成長していく姿が実に清々しく描かれています。本作のキモは、感情の擬人化、思い出や記憶の視覚化、それらが織りなす人格形成を、子どもでもわかるように映像表現するというアイデアそのものだと思います。しかもそれが、ピクサーの技術により、表情豊かにいきいきと描かれ、観ているだけでワクワクしてきます。
そんな中、今回のキーキャラクター・シンパイが、少々イラつく存在ではあるものの、思春期特有の感情を巧みに表現する秀逸なキャラとして描かれています。出番は少ないものの、他の思春期キャラも、きちんと存在感を示しており、思春期の不安定さをよく演出していたと思います。
本音を隠して、仲間から浮かないように、相手の顔色をうかがいながら、うまく話を合わせていくなんて、大人なら誰もが日常的に行っていることです。でも、決してやりたくてやっているわけではありません。だから、そんな自分を好きになれません。しかし、ライリーの変化を通して、そんな自己嫌悪の負の感情が、浄化されるような思いがします。ずるくて、偉そうで、寂しがり屋で、心配性で、ネガティブで、わがままで…、そんなダメダメな自分ですが、それら全ての感情が今の自分を形作っているのだから、そのままでいいんだよと温かく許された心持ちになります。ライリーのおかげで、自分をちょっとだけ好きになれそうです。
ストーリーは小学生でも十分に理解できますが、本当の意味で共感して心揺さぶられるのは、むしろ思春期真っただ中の若者やさらに経験を重ねて感情が複雑化した大人だと思います。そういう意味では、世代を超えて刺さる作品であると言えます。映像も内容もすばらしく、さすがディズニーピクサーと誰にでもオススメできる作品に仕上がっています。
実は、今日は休日返上で特別な仕事があり、過度なプレッシャーの中で失態をさらしてしまい、反省と後悔で心身ともにボロボロだったので、本作はことさら沁みました。本作のおかげで、今日の失態も記憶の彼方に埋もれさせることなく、自分の糧としていこうと、ちょっとだけ前向きになれそうです。これだからディズニーはやめられません。
吹替キャストは、横溝菜帆さん、小清水亜美さん、大竹しのぶさん、多部未華子さん、花澤香菜さん、坂本真綾さんら。声優さん以外の方もみなさんお上手で、全く違和感なかったです。とはいえ、字幕版上映回も用意してほしかったです。
ライリーのアイスホッケー姿がカッコいい
少女ライリーを子どもの頃から見守ってきたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの感情たちは、ライリーが学校でもアイスホッケーでも幸せに暮らせるよう見守っていた。そんなある日、ライリーの頭の中で、ヨロコビたちの前に、シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシという、大人になるための新しい感情たちが現れた。そして、新たな感情とともに、新しいチームに参加し・・・さてどうなる、という話。
心配、他人を羨む気持ち、怠くて無気力だったり、恥ずかしい感情って、大人になるための新しい感情なのかな?小学生の低学年の頃には持ってたように思うけど。
歯の矯正を物語に入れたり、色んな人が居るというアピールか、相変わらずのポリコレなのは気にしない方が良いのだろう。
アイスホッケーしてたライリーはカッコ良かった。
自分らしく
「心配」の気持ちわかる〜!
前作未視聴。CGはとてもきれい。感情キャラクターのボサボサ感、人間キャラクターのCGなどいい感じ。でも、AIで実写そっくりのCGが描ける今となっては、インパクト的にはたいしたものはない。
思春期の主人公の不安や心配、苛立ちなど乗り越えていく様を脳内の感情キャラクターでうまく表現していると思う。
思春期に周りに引きずられて、昔の友達を裏切って、何がやりたいかわからなくなって、にっちもさっちも行かなくなって、イライラ、イライラ。感情キャラクターの心情は、本当に心当たりありすぎて、見ていて辛くなる。ただ、主人公のバックグラウンドはそれほど共感できなかった。
優しい両親、頭も良くて、仲の良い友達、やりがいのあるスポーツをしているのに加えて、新しい高校での憧れた選手との一緒のプレイ。主人公は勝ち組みすぎてうんざりするほどだが、それでも心配事がいっぱいなんて、この世はどんなに辛いものだと思ってしまう。高校でスポーツやって友達たくさんできるのがいい人生で、1人で民族音楽を探求するのは失敗した人生なの?主人公もあまり人間関係に引きずられすぎじゃないかな。もうちょっと周りは無視して自分にやりたいことを優先してやるようにすれば、もっと人生楽に生きれると思うのにーとか思いながら見てた。主題歌は素敵。
あなたが歩んできたすべてがあなた自身そのもの
前作のインサイドヘッドはピクサーの中でもかなり好きな方です。キャラクター性は少し弱いけど、ストーリーがすごく好きな作品です。
前作が極めて完成度が高いので、続編は嬉しい反面、蛇足感は感じます。
ただ今回は、人を人たらしめるものが何かという部分にフォーカスを入れていて、どの記憶も全て必要であるという結論も綺麗ですよね。最後のシーンでうるっとしました。
心配というのが感情というのは少し不思議ですが、思春期を表すのに一番合ってはいますね。
前作で大人の感情に出てないのが少し不整合で気にはなるけど、大人はそこからさらに克服してきた、と考えると、シンパイはあまり出てこないのは、成長の証だとみることができるのかも。
前作に続き、どうもノレません
総じて他の皆さんのレビュー評価も高い様子。
前作も観に行ったが、当時も感想は「ピンと来ません」という感じだったので、まあ私の理解の及ばないお話ということなのだろう。
私の感想などは、取るに足らないごく少数の「言いがかり」ということで、批判や解説コメントなどはご容赦下さい。
ということで。
さて、どこから話そうか。
まず、この話の「主体」が曖昧なのが私にとって内容を飲み込みにくくしている。
ライリーの行動は、あの司令室の感情キャラたちが司っていて、その場に合わせた感情が前に出て操作している。
なのに、それぞれの感情キャラが別の感情(ヨロコビが泣いたり怒ったり)を持っていたり、感情の合議的な選択にも「常識」「理屈」みたいな、感情以外の要素が介在していて、物語設定としての機能不全に見えるのと合わせて、劇中では感情がそれぞれライリーを「自分(わたし)」ではなく「ライリー」として認識している。だから主人公ライリーの行動は、別に存在する複数の感情キャラが部分的に責任を分配していることになり、ライリーの「主体」が曖昧なため、キャラクターとして好きにも嫌いにもなりにくい。
この辺りがそもそも前作からの私の印象。
さらに本作では、新たに思春期の感情キャラが4体登場。この4体が基本的に否定強めの感情なので、過去キャラの前向き姿勢と相容れないこともあって決裂。
新たな感情によるネガティブ思考が育つのをヨロコビたちが阻止しようとするのが大枠のストーリー。
いやいやいや。
仲良しの友達2人が内緒で進学先を変えていたことを知って、高校での生活や今後のスクールカーストで苦労するのを「シンパイ」して、無理に周りの先輩やチームメイトに合わせようとするライリーを、誰が非難できる?
2人の進路が同じだったらこうはなってなかったはず。
表情をコミカルに描いてたから、滑稽に見えたかもだけど、私は彼女の不安と孤独を考えたら、むしろ胸が苦しくなる。
シンパイは十分に役目をまっとうしていたし、悪魔のささやきに惑わされながらも必死で合格しようとしていたライリーの方がむしろ人間らしいとさえ思う。
それなのに、彼女が今を何とか取り繕うためにジタバタしている姿を否定するかの様に、以前からあった「私はいい人」なんていう、うすら寒いお題目を偶像化して、取り戻そうと奔走している旧キャラたちに対して私はそもそも全く共感できなかったし、そんな不毛な活動に上映時間の大半を費やした後、ラストに「ネガティブな自分も合わせて『自分』なんだよ。」なんて、最初から分かりきったゴールに連れて行かれても…。
つまり、私もこのお話のゴールやメッセージそのものは理解できるし、ライリーにも同情する。ただ、そのプロセスがまったく共感できなかった。
調子にのって言い過ぎましたかね。
ライリーの表情とかは、すごく愛らしいしイキイキした年頃の女の子の描写として良かった。
でもまあやっぱり良い意味でびっくりしたのは吹替で「シンパイ」役を担当された多部未華子さんでしょ。
タベちゃんマジでスゴかった。
とまあ、★も少なめで申し訳ないですが、決して逆張りでも何でもなく、こういう人もいるんだよ、というコトで。
感情の渦が大変
思春期の感情の話
最初はもうポップで楽しく始まります!
しかし、思春期ボタンが発生!!
心配、恥ずかしい、いいな〜、懐かしい、だるいの新しい感情たちが出現
ライリーは急な感情の渦に飲み込まれます。
その中で2人の友達が同じ高校に行かないことを知りもっとぐるぐる果たして、ライリーは本来の自分を取り戻せるのかという内容でした。
今回、喜びと心配が印象的でした!
喜びはみんなを引っ張ろうとしますが空回り、思春期というものを知らないのですから当然です!
喜びの怒ったり落ち込んだ姿が見れます
一方、心配は先々のことを心配する感情であり、あらゆる対策を練ってうまく行かなくなった時暴走していました。動悸とうまく息が吸えないライリーがいたのでパニック発作?かなそれとも副交感神経が不安定なための動悸?
それぞれ新しい自分を形成するのに大事な過程なので見れてよかったです!
感情たちが決めつけてライリー自身を形成していたことに気づいた時もハッとなりました。
インサイドヘッド2
もう他に感情ってないよね?
3あるかな〜?
思春期
一作目からもう9年ですか!?
相変わらず、時が経つのは早いもので…
主人公ライリーの脳内を擬人化してみせるこの映画、私アラフィフ男、完全に親目線です
それも子供もいないのに、冒頭から涙目…
これ、お子さんいらっしゃる方が観たら一体どんな様子になってしまうのか!?
「はじめてのおつかい」を見ても「所詮自我のないものに無理ゲーさせている虐待番組」としか思わない(問題発言!)自分が、思春期の子供が右往左往するさまには涙を流す矛盾
齢50を過ぎても思春期を遠い昔に経験しているからこその共感があるのでしょう!?
「トイ・ストーリー」シリーズに匹敵するシリーズだと思いますので、何年後になるか不明ですが、続編に期待して オワリ!
劇中のキャラクターと演出に魅入られる
圧巻な心理描写
1は未視聴
心理描写というのは、脳の中で感情たちがその状況に合わせた感情を起こさせて、思い出の整理が広大な図書館のようにされていたり、特に大事な思い出によって自己認識が形成されたり。 また脳の中にテーマ別に(家族、友達、遊び心、など)パークがあったり、忘れたいことは記憶の片隅に吹っ飛ばすピンボールがあったり、考えてることが流れてくる思考の川(ピザが食べたくなるとピザが流れてくる)、谷の中で音が反響して歪み何を言っても皮肉の聞こえ方になる皮肉の裂け目(脳内にそれがあるなら考えも皮肉同様に歪む比喩になるが、皮肉は外に出すときの伝え方に過ぎず、自分の頭の中では思考は真っ直ぐなままと思うも)、秘め事を隠しておくための保管庫、実際に起こった思い出とは異なる・つまり想像を生み出すアニメ制作部屋、アイデアを出す際にはブレインストーミングで本当に嵐が起こっている 等々 脳内の構造化の様を魅せてくれる時間対濃度には大満足した。
本編内時間がほぼ3日間に絞られているのもお気に入り。時間経過が短い中に詰め込むほど面白くなる法則があると思っているから。
ヨロコビがリーダーで、思春期や成長するにつれシンパイの存在が大きくなっていく。そしてヨロコビは少なくなってくる…というのには特に共感してしまった。私もヨロコビの導きに従いながら、映画での解決のように、シンパイには暴走して主導権を握らないようにコンソールから手を離してもらって、ハーブティーでも飲みながら、リラックスして現実的な課題解決案出し、そして行動に役立ってもらうべきだ。
ただし本作では敵らしい敵もいないし、ストーリーの起伏はとても緩やかで危うく命や大切なものを失うかのようなスリルは味わえない。 非日常を味わいたいがために久しぶりに映画館に行ったら、(主人公は日常に在るものの、もう少し感情たちが極端に個性をぶつけ合ったり、その結果感情が暴走して外にいる人間がオカシクなっちゃったり、脳内の旅路の過程で一部の感情が喪われたりする展開を予想していたのだが)予想を遥かに上回るぐらいただの日常アニメだった。
しかしそれほど人にとって共感でき、かつ現実での出来事や脳内キャラ同士の会話がやや早いことや一つの脳内構造・ギミックに長居しないために濃い時間が流れるためただ緩慢な共感に留まらず三段ぐらい深い共感を生んだ。(がための大ヒットなのかもしれない。)
P.S.
This film is dedicated to our kids. We love you just the way you are のメッセージは本当に大事。私も(kidsではなくとも)大事だし、他の人も大事。隣の中学生も私もホッケーでライリーが2分間の退場を告げられてこの「私たちはどのライリーも大好き」のシーンで泣いている。のを体験したのも、映画館で観てよかった事だと思うし、本当に何度でも深くこの体験を思い出して自分のアイデンティティにしたい。
あまり上手いとは思えない構成
自分を尊重し、自分のことを好きになれる映画
ヨロコビが泣いたりカナシミが笑うのに違和感
さすがピクサー👍
今日は最近話題のインサイドヘッド2を見ました!
最初はインサイドヘッドて名前は聞いたことあるな~と思って調べてみてストーリーをなんとなく知ってから映画を見ました!
そして映画を見た感想ですけどまじで最高な映画でした!笑いもあり涙もあり子供から大人まで楽しめる最高な映画でした!さすがディズニー!
この映画を見終わってから自分の感情も大丈夫かな?と心配になりました(笑)
この映画は僕の苦手な気まずいシーンがちょと多買ったです!それでも約1時間40分全然楽しめました!インサイドヘッド1を観てない僕でも全然楽しめました!
ちなみに感情たちの仲間で一番好きなのは「ハズカシ」です!
この映画の最高な所は日本版エンドソングの「プレゼント」がまじでいい曲でした!
この曲インサイドヘッド2とまじで合う!
みなさもぜひこの夏はインサイドヘッド2をぜひご覧ください!!
むしろ大人向け?
このシリーズの第1弾は見ていなかったのですが、頭の中の感情達の擬人化のアニメならちょっと面白いかな?と鑑賞。
周りは小さなお子さん連れの親子も多かったのですが、幼稚園くらいの小さな子どもに「シンパイ」とか「皮肉」、あと「思春期」とかって理解出来るのかな?むしろこれは大人向けのアニメ??とも思いました。
「シンパイ」の暴走は、頑張らなきゃ、どうにかしなきゃ、などと思えば思うほどこれに陥りやすいのも頷けるし、
あと前半の「私は良い人」っていう想いがこの主人公らしさを形成してるっていうくだりには、あれ?何か良い人であらねばって強迫観念に無意識に囚われてないかな彼女、そこまで完璧に「良いところだけな人」なんてそうそういないし。。と少々疑問でしたが、案の定的中。
でも今度は「私は駄目な子」っていう感情に押しつぶされて。。うーん、自分について「良い子」か「駄目な子(悪い子)」の2パターンじゃあ無理だよ~~そんなどちらかだけに自分を当てはめても〜~と思っていたので、
立ち直る時の「良い自分も悪い(弱い)自分も全部受け止める」「全部が自分なんだ」って、
感情達全員が円陣を組んでいたところで思わずウルっときてしまいました。。!
多分、悲しいこと辛いこと逆境があった人(大人)のほうが刺さるんじゃないかな、と思いました。
*****
思春期になって急に親の質問「今日学校どうだった?」に対し、細かくあれこれ話したがる幼少期と違い「ってか答えるのうぜー」と思って「うん?良かったよ。」の一言で済ませて親に「えぇぇーっ!その一言だけ〜~??」と思わせる原因は、
新たにやってきた感情「だりい」さんのせいなんだと分かって合点がいきました!(笑)
うんうん、幼稚園くらいだとだりーなんて思わないけど、やがてそういう感情芽生えてくるもんね、と納得(笑)
「ハズカシ」の兄貴は普段は恥ずかしそうにしてるけど、やる時はやる、グッジョブでした(笑)
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