「人間の感情を擬人化して分かり易く捉えている」インサイド・ヘッド2 みかずきさんの映画レビュー(感想・評価)
人間の感情を擬人化して分かり易く捉えている
世界的にヒットしている作品なので予定外で鑑賞した。少女ライリーの感情を擬人化して描くシリーズ第2作。多感なライリーの心情をシリアスになり過ぎず、荒唐無稽になり過ぎず、分かり易くコミカルにテンポ良く描いた作品である。アニメの良さが存分に活かされている。
ライリーを支えてきたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの感情たちは、転校した学校に馴染み友人もできたライリーが幸せな日々を送れるように奮闘していた。そんなある日、高校入学を控え人生の転機に直面したライリーの頭の中で戸惑うヨロコビたちの前に現れたのは、最悪の未来を想像してしまう「シンパイ」、誰かを羨んでばかりいる「イイナー」、常に退屈&無気力な「ダリィ」、いつもモジモジして恥ずかしがっている「ハズカシ」という、大人になるための新しい感情たちだった・・・。
高校入学を控えた人生で最も多感と言えるライリーの心情を、ドラマ部分とライリー脳内での感情たちの奮闘部分を巧みに絡み合わせて描いている。喜怒哀楽という言葉が象徴しているように人間には様々な感情がある。人間の感情は常に変化している。それを理屈っぽく解析するのではなく、人間の持つ様々な感情を擬人化し、ヨロコビをリーダーにして、それぞれの感情たちが騒然とした状態から紆余曲折を経てまとまっていく様は、説得力がある。
それは、我々が、様々な感情が錯綜して混乱しながらも人生において次に進むべき道を決めるプロセスと同じだからである。感情を擬人化してアニメとして見せられると自分の感情のプロセスを客観視できる。アニメにすることで感情の生々しさが中和される。アニメの良さが出ている。
人間は感情の動物である。様々な感情が日々交錯している。感情を抑制し過ぎると人間性が乏しくなる。没個性的になる。感情と巧く折り合いを付けながら自分らしく生きていきたいものである。
共感ありがとうございます。フォローもありがとうございます!
たくさんの共感、すごいですね。丁寧なレビュー読んでいて面白いです。人の感想を読むと色々な気づきや具体的な言語化は勉強になります。これからもよろしくおねがいします。
こんばんは。
みかずきさん凄い!流石!
私もファンです♪
鑑賞した作品は、みかずきさんのレビューがあがっていないか必ずチェックしています♪
ミッシング、オッピーもあと少しで100件行きそうですね!
いつも鋭い視点からの納得のレビュー、拝読させて頂き感謝です。
共感数100以上のレビュー10件達成とのことで、おめでとうございます。
他にもたくさんの共感を得ているレビューが多いですし、数字的に凄いのはもちろんなのですが、数多くのレビューを書かれているだけあって言語化能力が高く、論理的な解析で説得力がありながら、しっかり要点を掴んでまとめられているので読み易く、読み応えもあって、多くの共感を得られるのもよく分かります。大好きなレビュワーさんのひとりですし、これからもレビューを楽しみにしております。
共感数100というのは、そのレビューを読んで、少なくとも100人の人が、そのレビューに同意した、ということですよね。
まず、レビューを100人以上の人にきちんと読んでもらえているというのがすごいし、その文章で100人以上の人が何らかの共感を示したわけですから、凄いとしか言いようがありません。
おめでとうございます!
コメントありがとうございます。そして、おめでとうございます。
こちらこそ、いつもたくさんの共感をいただきありがとうございます。
こういう節目って、自分の歩んだ道のりの長さを実感できて、なんだか嬉しいですよね!
これからもよろしくお願いします。
みかずきさん
こちらこそ、いつも共感ありがとうございます。
自分が絶対にいいと思った作品を他の人が絶賛しているのを読むと、さらに感動が深まりますよね。
そういうときは大共感マークが欲しいです。
コメントありがとうございます☺️
たくさんの感情達が見事に全員機能していて、強いメッセージが刺さりながらも、心温まる素晴らしい作品でしたよね〜😊 今後ともよろしくお願いします🙇♀️
みかずきさん、フォロー&コメントありがとうございます😊
10年前からレビューしてるんですね😳すごい❗️
kinenote、キネマ旬報というのがあるんですね。知りませんでした💦今度調べてみます😊
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます
感情の起伏は人それぞれ
ヨロコビ以外の感情がリーダーになっている人もいるのかも?なんて想像してしまいます
うまく折り合いつけたいですね
私にとってはライリーちゃんなんてまだまだ子供…と思っても、自分が13才の時はモヤモヤしてましたもんね。
今の若い子たちは私と違って虚無じゃなくてエライです。不安なりに一生懸命頑張ることで少しずつ自信つきますから、この作品で励みにしてほしいと思いました。
こんばんは。いつもありがとうございます。
恥ずかしながらいつまで経っても子と一緒になってわちゃわちゃしています(^^;;
仲良しでも、友達親子って関係性は個人的に目指している所と違うのですが、子も成長してきて、何だかなめられている気もしている今日この頃です( ̄∇ ̄)
感情とうまく折り合いをつけながら。。本当にそうですね。
少し前にアンガーマネジメントについての本を読んだので、正に!みかずきさんの仰る通りですね。
子に怒りすぎて反省の日々。。それなのに子はケロっとしているんですよね(°▽°)
やっぱりなめられてるんでしょうか??w
だんだんと反抗期に入ってきたので、どんなに憎たらしくても、子の色々な感情達を大切にして、親子で乗り越えたいなと思いました。
ちょっと脱線したコメントになってしまいすみませんm(__)m