「ロックンロール キング降臨!」リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ロックンロール キング降臨!

2024年3月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

ロックンロールとは何かと言うことがよく分からなたったが、
このリトル・リチャードを見てよく分かった。

彼はキングではなくゴッドなのだ。

そして、イギリスでロックンロールであんなにもスターが産まれたのか不思議だったのだが、
リトル・リチャードが無名の彼等を直伝したのだった。

テレビのソウルトレーンで時々見かけたが、
あれがクィア(Queer)なのだったのだ。

エルビス達が堂々とパクリしていたとは、情け無い。

観て良かった映画だった。

(^◇^)

リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング

ロックンロールの創始者のひとり、
リトル・リチャードの知られざる真実と素顔に迫ったドキュメンタリー。

1955年、デビュー曲「トゥッティ・フルッティ」の大ヒットで彗星のように音楽シーンに現れた黒人アーティスト、リトル・リチャード。

反権力志向の若者たちの心をつかんでヒット曲を連発するも突然引退を宣言し、
5年間にわたる“教会への回帰”を経て、復帰後はイギリスツアーを通じて無名時代のビートルズやローリング・ストーンズに決定的な影響を与えていく。

当時のアメリカでは南部を中心に人種差別が激しく、さらに彼はゲイを公言する性的マイノリティーでもあり、
陽気なキャラクターを演じつつも壊れやすい繊細な魂をもつ人物だった。

差別と偏見、時代と流行、信仰と音楽活動など、さまざまな狭間の中で苦悩し闘い抜いた彼の魂の軌跡を、本人および親族・関係者、識者の証言や豊富なアーカイブ映像、
さらにミック・ジャガー、ポール・マッカートニーら著名ミュージシャンの証言映像を通してひも解いていく。

リトル・リチャード

アイ・アム・エヴリシング

カール@山口三