地獄の黙示録 特別完全版のレビュー・感想・評価
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敵地に乗り込む際の有名な音楽、 映画初めて見て、 こんな風に使われ...
敵地に乗り込む際の有名な音楽、
映画初めて見て、
こんな風に使われていたんだと、
映画と音楽の素晴らしいマッチング、
戦場の狂気、暴力性、
ヘリコプターの映像のつなぎ方とか、
荒々しさと、
編集の巧みさ、迫力すごかったです。
戦場で爆撃が続いているさなかで、
サーフィンをやるぞと言い張る大尉だとか、
戦場では人の精神もおかしくするんだなと感じた。
途中の戦闘のない時間帯にかかる
ローリングストーンズの音楽の使い方が、
戦闘の小休止のシーンに見事にはまっていました。
映画として、
戦争シーンの迫力すごく、
見応えありますが、
最終的にカーツ大佐は何者だったのか、
監督はカーツ大佐をどういう象徴として描きたかったのか
自分には難しいところだが、
アジアのジャングルで、
先進国のエゴに飲まれるアジア、
それを解放しようとする先進国、
戦争の矛盾、
正義とは何なのか考えさせられます。
誰のための正義なのか。
戦争反対を言うのは簡単だが、
民主主義を誰がどう守るのか。
ただやっぱり、
もう少し短い編集がいいかな。
やっと観た。やはり長すぎ…完全版202分
映画好きとして避けて通れない映画だと思いますが、
長すぎる&難しそう&戦争映画が好きじゃない、などの理由で今まで避けてきて、先日やっと観ました。
主役は、マーティン・シーンで、チャーリー・シーン、エミリオ・エステベス、の父。
『アメイジング・スパイダーマン』で、ベンおじさんも演じてます。
マーロン・ブランド、ハリソン・フォード、デニス・ホッパー、ローレンス・フィッシュバーン、など出演者が凄いです。
前半は時間を忘れるほど面白かったけど、後半は退屈になってきて眠くなりました。
1979年 劇場公開版 153分
2001年 特別完全版 202分
2020年 ファイナル・カット 182分
3バージョンあって、監督が最終的に伝えたかったのは、ファイナル・カットですよね。
時間があったら全てのバージョン観てみたい、別バージョンの方がいいかも。
これより短くなるので(笑)
狂気と殺人
矛盾だらけの環境に適応し過ぎのサーフィン狂のキルゴア中佐は、笑っちゃうほど怖くて作品中一番狂ってると思う。CGなしの映像は圧巻!ドアーズ、ワーグナー、ストーンズ最高!
Amazon prime Videoで鑑賞。
戦場のジャングルクルーズ
郡の命令で暴走し始めたカーツ大佐を殺せという極秘命令のため、船でベトナムの川を上っていく話。
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この3時間越えの中で描かれるのは、道中で出会った人、戦場の様子。カーツ大佐が出てくるのは最後の30分ぐらいだけ。
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その道中は結構面白い。実際にジャングル爆破してるすごい映像とか、いかにベトナム戦争が狂った状況だったかが描かれてて良い。なのに、肝心のカーツ大差出てきてからがすごいだれる。
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何言ってるかはわからないし、無言の謎のシーンが多い。3時間待たされてこれかよ!とは思ったけど、有名な頭を川から出してるあのシーンが見れたので良いとしましょう。一瞬だったけど。
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このカーツ大佐のシーンがだれてるのは、撮影中出演者ほとんど酒とドラックでラリってらしい(笑)実際に酒の飲みすぎて病院に運ばれた人もいたとか(笑)
飽きずに観れました(笑)
僕はオリジナル版が公開された後に生まれて、子供の頃はもうすでに名作と呼ばれていました。 タイトルだけは知っていましたが、観たのは大人になってからでした。 初めて観たのがこの『~特別完全版』でそれ以外のバージョンは観たことはありませんが、全く飽きずに観れました(笑) 刑務所や海や宇宙が舞台の映画などと同じで「安全な場所から観るのは好きだけど実際には当事者になりたくないシリーズ」なのが戦争モノです(笑) 暑い地域が舞台なせいか暑い時期に観たくなりますね(笑)
オリジナル版の方がいいかも
川辺でプレイメイト達が立ち往生していたりフランス人入植者の家に招かれるシーンは
必要があったのか。戦争映画の文脈に組み込むにはファンタジー感がある。
最後のシーンも戦争モノには珍しい対話形式であった。これは個人的には好みだ。意外と合うのかもしれない。
ベトナム戦争の意義を問う映画として新しい試みではあるのだと思う。そのために一貫性が失われたとしても仕方のないことなのだろう。
長い映画だが、割と退屈せずに見られた。
なげえぇ。
この映画が名作なのはわかります、戦争の狂気何が正義で何が悪なのか戦争という異常空間において常識が通用しないということが言いたいのはわかります。映像も派手でお金もかかっていて面白いのですが、長えぇ。
結局長くて何が言いたかったのかどういう映画なのかがよくわかりませんでした。
地獄のわりには美しい
ベトナム戦争下で、軍から離反した裏切り者の将校を殺害すべく、
ベトナム奥地に潜入するロードムービー。
反戦的要素がつよくて政治的な主張も多い。
もっともアーティスティックだが、リアリティに欠けていて、
現実の戦争の悲惨さを伝える作品とは思えず。
映像作品としては傑出したオリジナリティがあって唯一無二だろうけど
戦争映画としては、一兵士が泥にまみれて戦っている中で、
危険のないお偉方が、一段高いところから戦争を評しているような印象。
序盤と終盤は別の映画か
序盤は面白かった。ただただ戦争の残酷さを物語る映画ではなかったのか…と。けれど終わりに近づくにつれて、狂気、地獄が増し、主人公の冷静さが薄れていく。観ている側も何が起こるか、何が伝えたいのかわからなくなってくる。最終的に観終わった後は吐き気しか残らなかった。でも、戦争ってそうゆうものなんだって。
リアルさはオリジナルに劣る
オリジナルの製作当時、配給会社に3時間以内に収めろと指令がくだり、泣く泣くカットしてしまったシーンをくっつけて再編集したのがこの完全版。
シーンを加えるとここまで作品の持つメッセージ性が変わってしまのかと、感心しながら観ました。この完全版では、より政治的なメッセージが色濃くなっている。そしてその影響で、本作にあった人間の原始的な側面のようなものが色あせてしまったのが印象。
それでも本作にしかない魅力もあります。
極めつけは、ロバート・デュバル演じる小隊隊長のサーファー狂が出るシーンで追加されたところ。オリジナルでもここは「地獄の黙示録」のハイライトのひとつだが、この完全版ではそれがさらに出色。あまりに滑稽で、笑っていけないのに笑ってしまいました。
この作品以降、まったく鳴かず飛ばずになってしまったコッポラさん。これだけの作品をつくってしまっては、創作者としてのエネルギーが完全燃焼してしまうよね。お疲れ様でした。
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