リトル・エッラのレビュー・感想・評価
全24件中、1~20件目を表示
わたしの花
リトルズラタンってなんだろう…
サッカー選手なのね
とてもサッカーの盛んな地のようで、子供達の遊ぶのはサッカー。
そんな中エッラは1人ぼっち
友達ができないのではなく、作る必要がない。
だって、親友がいるから。叔父のトミー
彼とは何もかもの趣味が合う
サッカーを除いて。
それは平気で小さなエッラを置いて出かける両親の代わりもあり溢れる愛情を注ぐトミーとそれに甘えるエッラ
トミーの恋人がやってきた!
スティーブ
彼はサッカーボールをエッラに渡し上手なリフティングを見せる。
彼らはラブラブである
エッラの知らない英語を使い、2人の世界。
もちろん2人ともエッラを大事にしながらなのだけど…
しかし、子供のエッラには気づけない。
それからエッラのスティーブ追い出し作戦が始まる
でも、追いだしといっても彼女にはアイデアがない
せいぜい砂糖を靴にかける程度
そこに現れた転校生オットー
彼もまた1人ぼっち
枯れた花を知らない人の墓地に添える少年
彼は過去にいじめられていたいわゆる「いじめエキスパート」
追い出し作戦の参謀としてエッラに知恵を預けるも全てが失敗、子供の浅知恵は優しい大人達には愛のスパイスにしかならない。
なかなか上手くいかないエッラは度を越した行動を起こし優しいトミーもオットーも怒らせてとうとう跪く。
そこで手を差し伸べるのがスティーブ。
彼がとても優しい人だと気づき、大好きなサッカーという共通の趣味を見出し、笑顔の戻るエッラ。
彼女がモデルとしてショーに出る日
スティーブはエッラのために身を引き、空港へ向かう。
エッラにはトミーが必要だったように、トミーにはスティーブが必要。そしてスティーブにも…
それを追いかけるエッラ
スティーブにもらったサッカーボール。
今まで決まったことがなかったトップコートを狙ったエッラのボールに込められた思いがついにスティーブに届いた。
「ごめんなさい」
そして、エッラはいつも意固地に着ていたユニフォームを脱ぎトミーの選んだショーの為の服に着替えて、トミーをランウェイに。
そこにはスティーブ。
戸惑いの空気の中、トミーの用意した指輪をスティーブにギュッとはめる。
トミーが用意した服を着てランウェイを軽くこと。
ランウェイを3人で歩くこと。
ランウェイの後でトミーに指輪を渡すこと。
そのトミーの夢を叶えたエッラ
喝采の拍手の中、大好きな人達の幸せにエッラは満面の笑みを浮かべる
途中途中でさりげない面白さなどが散りばめられてて良い。
オットーの親友のネズミ。
モンスターイベントでネズミの仮装をしたエッラ。
友情の代わりに墓場で花を添えるオットー
犬を連れたおばあさんの3度の登場。
急いでるよ〜って言ってる実祖母の超スローな運転。
序盤にマリカーかなんかのゲームしているシンクロする動きをする三つ子の横でブスくれるエッラだが、空港へ向かう三つ子の猛スピードで走る車の中での4人は同じ揺れをする。
最後、「BBF」のカードはトミーではなくオットーへ
「親友」やった!と笑うオットー。
トミーだけでなくみんなでサッカーをする友人達
エッラの友人という花はたくさんになった
1人で花を添えていたオットー。彼もまた
相手のために行動し、自分も皆も笑顔にさせる方法を知ったエッラ
彼女の人生にはこれからたくさんの花々がキラキラと増え続けるのだろう。
そんな一輪を分けてくれたような話。
社会の成熟
生意気なエッラの可愛らしさだけでまず合格点です。こんな子をどうして見つけて来るのでしょう。
大好きなおじさんに同性愛パートナーが現われて嫉妬の炎を燃やすという、日本では想像できない物語を全く力まず軽やかに描いている点にスウェーデン社会の成熟を感じるなぁ。同性愛という関係は、北欧社会の中ではほぼ自然に受け入れられているんでしょうね。
また、家族関係がベタベタしていないのも素敵でした。スウェーデン映画にはずれなし。
エッラ=キューピッド👼
81分という短さが奏功し、
テンポよく飽きさせず最後まで観ることができました。
エッラの子役が本当に魅力的&キュートに演じていて
この配役でうまくいっている映画だと思いました。
またLGBTQが生活の一部に溶け込んでいる普通さも
よかったです。
イタズラで大好きなおじさんのパートナーを
追い出そうと画策するのも子どもっぽい一方で
おじさんのパートナーであるスティーブの度量の
大きさや人間的魅力もわかってきて
ラストではキューピッド👼になるというのは
絵本的でよくできているし、鑑賞後感もよかったです。
たまにはこういう映画も気持ちが落ち着きます。
エッラのキュートさに癒されました。
エッラ役のアグネス・コリアンデルは
今後も注目したい俳優さんですね。
ミニ・ズラタン
ミニ・ズラタンてなんか響きがかわいいなあ、でもズラタンてなに?と思いながらみた。
(あとで調べたらサッカー選手の名前でした)
ともかくエッラの表情や雑な動きがいちいちかわいくて、周囲のおとなも基本的に善人で、終始たのしくほっこりみた。
たのしくほっこりみたけど、エッラのいたずらのなかにはけっこうえげつないものもあって、いやそれもっと怒られたほうがよいのでは・・・と思ったりもした。
一般的とされるものから少しはずれた多様なマイノリティたちが、へんにスポットを当てるわけでもなく、ただ自然にそこにいる感じはすごくよかった。
三つ子や美容院のマイサン、オットーのおかあさんなど、とっても魅力的なキャラがたくさんいたので、彼らがもっとでてくるお話もみてみたい。
エッラに癒されました
最初は髪の長い男の子なのかと思ってました。
ずっとサッカーボール持ってて、サッカーしてたし。。
字幕にメイと出てきたので女の子と判明。
買い物と見たい映画との間に時間が空いてたので見てみた。
このポスターを見て、ほのぼのとした気持ちになりたいっていうのもあったかな。。
スウェーデンの児童映画というと高校の時にハマった『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』を思い出す。
この映画のラッセ・ハルストレム監督はその後ハリウッドへ来て、『HACHI 約束の犬』とか『僕のワンダフル・ライフ』を撮った。
そんなこんなで、スウェーデン映画への期待もありました。
主人公はサッカー好きな少女。
この女の子が可愛い!
マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグでもサッカーとボクシングが出てきた。
スウェーデンではめちゃくちゃ人気のスポーツなのは知ってた。
トミーおじさんが大好きで、おじさんの恋人のスティーブ(モロッコ人の男性)を追い出そうとイタズラを仕掛ける。
同性カップルというのも時代なんですかね。
サッカーしてるエッラを男の子と間違うし、エッラの同級生のトミーはインド系だし、ダイバーシティな世界ですね。
(ダイバーシティの使い方はこれで良いのかな)
ネットやテレビでは目にしても、実際に私の周りではマイ・ライフ・アズ・ア・ドッグを見た高校の頃と大して変わらず、ダイバーシティな世界はまだまだ遠そうです。
ちっょとやり過ぎなイタズラもあったけど、最後はハッピーエンド。
ほのぼのとした気持ちで映画館を出る事が出来ました。
とにかく、この女の子(エッラ)のいろいろな表情が可愛い!
それにつきます!
登場人物がみんな魅力的
ふふふ。
おもしろいね…。
姪っ子が、叔父さんが大好き!っていうのと、
そのお相手に意地悪するのは、
あるあるの話だけど、
叔父さんのパートナーが同性というところは、
今どきで、作品の個性になっていて良かったです。
エッラの親友の定義はなんなんだろうね…。
オットーは、とても良い子!なのにね、気づくの遅いね。
それにしても、エッラのイタズラ仕掛けるときの
憎たらしい顔がお上手過ぎて、笑っちゃった。
登場人物、みんな個性的で、とても魅力的でした。
マイサンがお気に入り!
エッラが可愛い!叔父さんがす・て・き!
人と関わるのが得意でないエッラが唯一心を許せるのは叔父さんのトミーだった。今日も叔父さんの家に転がり込んでルンルン気分でいるとオランダから叔父さんの恋人スティーブがやってきた。
トミー(スウェーデン人)とスティーブは2人の共通言語の英語で話すためエッラには分からない。何だか仲間外れにされた気分に。
そこで同級生の助けを借りてスティーブを追い返そうとするのだが、行き過ぎたエッラの行為はやがて飛んでもない事態に…。
面白かったです!トミーとスティーブが素敵な人でエッラじゃなくても独り占めしたくなります!
24-042
友達は、人生という庭に咲く花。
幼い拗らせ女子が、
大好きな叔父さんの彼氏に嫉妬する話。
ヨーロッパではジェンダーが進んでるんですねぇ。
両親がいない1週間。
素直な心さえあれば、
親が見てなくても子供たちは成長するんですねぇ。
庭にたくさんの花があるのも悪くない。
不覚にも最後は涙が出ました😭
あるものをエッラがスティーブに授けるところがとても感慨深い
2024.4.11 字幕 アップリンク京都
2022年のスウェーデン&ノルウェー合作の映画(81分、G)
原作はピア・リンデンバウムの児童文学『Lill-Zlatan och morbror raring(2006年)』
仲良しの叔父さんの恋人出現に戸惑う少女を描いた青春映画
監督はクロスティアン・ロー
脚本はエラ・レムハーゲン&ヤンネ・ピエルト&サーラ・シェー
原題は『Lill-Zlatan och morbror raring』、英題は『Mini-Zlatan and Uncle Darling』で、ともに「小さなズラタンと愛しの叔父さん」と言う意味
ズラタンは、スウェーデンのサッカー選手ズラタン・イブラヒモヴィッチのこと
叔父のトミー(シーモン・J・ベリゲル)は、サッカー好きのエッラ(アグネス・コリアンデル)を「ミニ・ズラタン」と呼んでいる
物語の舞台は、スウェーデンのとある町
同世代と仲良くできないエッラは友達がおらず、叔父のトミーしか話し相手がいなかった
ある日、両親(テレース・リンドベリ&ビョーン・エーケングレン・アウグスツソン)が旅行に出るとのことで、祖母(インゲル・ニルセン)に預けられることになったエッラ
祖母宅には大きな三つ子(ミカエル・ハーデンボルト&パトリック・ハーデンボルト&ロビン・ハーデンボルト)がいたが、3人はいつも一緒で、エッラのことなど気にもかけない
そこでエッラは、祖母宅を抜け出して、トミーのところに行ってしまうのである
トミーはショーの準備で相手ができず、しかも彼の恋人スティーブ(ティボール・ルーカス)がオランダからやってきてしまう
エッラはトミーを奪われると思い、スティーブをどうやって追い出そうかと案を練る
近くに住んでいる同世代のオットー(ダニヤ・ゼイダニオグル)は、色んなアイデアを出し、彼が飼っているネズミを投入しようと言う話になった
物語は、エッラがあの手この手でスティーブに嫌がらせをする様子が描かれ、それによってトミーが心を痛めてしまう
さらにオットーから借りたネズミも行方不明になってしまい、やることなすこと裏目に出てしまうのである
映画は、トミーを独占したいエッラが暴走すると言うもので、少女期にある不安定さがその原因となっていた
彼女はサッカーに詳しく、大人と会話が普通にできるので、精神年齢は高めに見える
だが、中身が伴っておらず、すぐに感情に流されて、行動に結びつけてしまうのである
子ども向けの絵本が原作なので、多感な時期に起こしてしまう過ちについて描いていて、それを主演のアグネス・コリアンデルがうまく演じている
トミーとスティーブは同性愛者だが、この映画の中では誰もその関係に疑問を持たず、エッラも同性愛だからスティーブを嫌悪していると言うのではない
このあたりはLGBTQ+を受容する環境がすでに出来上がっている国ならではと言う感じがして、これが絵本の内容と言うところが現在の日本では考えられないことなのかもしれない
いずれにしろ、エッラの可愛さありきの映画ではあるものの、周囲のキャラも立っていて、分かりやすい物語に仕上がっていた
三つ子も出オチかと思えばちゃんと出番もあるし、オットーも最後には「友達」になっているので安心した
オットーは原作にはいないキャラなのだが、単にエッラが反省して終わるよりは、同世代の友人ができたと言うエンディングの方が良かったと思うので、この改変によってほっこりできるのは良かったと思った
独占欲。
ちょっと重い映画が続いたので、ここはエッラちゃんでしょう。原題はリトルゾルタン、有名なサッカー選手らしいが知らんし。
話は大好きな叔父さんの彼氏に嫌がらせして叔父さんを独り占めしたいエッラの悪巧み。
話のテンポとかイマイチなんだけど、なんかもうエッラの笑顔が可愛いからゆるす。
で叔父さんの彼氏もなかなかのナイスガイ、こっちを好きになっても良いくらい人間が出来てる。
名作にしてライバルであるロッタちゃんにはまだまだ及ばぬが、頑張ってほしい。
オーエンの緑の腕時計が欲しい!
「ロスバンド」でクリスティーン・アン・ロー監督にまんまとハメられ今作への期待値もありありでした!
両親の不在中に大好きな親友である叔父さんのトミーと夢の様に楽しき一週間を過ごすはずだったサッカー大好き少女のエッラは予期せぬ
訪問者の登場に転入生オットーと共に叔父さん奪回作戦を計画実行する
「あった、やった、嫉妬した」な子供目線な世界観や北欧ならではの小洒落たファッションや雑貨…
陽気でいざと言う時に頼りになる登場人物達
どこを取ってもクスッと笑いになる加減が心地良い
エッラとトミーが食べてるモンスターケーキや
ポークパンケーキ…そして爆してしまったうんこアート⭐️
ストックホルムを旅したくなる発見も盛り沢山
優しくて楽しくてちょいとホロっとする
お茶目な作品でした
またしてもアン・ロー監督にヤラれましたわ
「友達は人生の庭に咲く花…」これマイ格言に加えますわ!
何故に上映館が少ない???沢山の方に見ていただきたいのに…💦
スウェーデン発絵本の映画化 自発的でおおらか、子供を尊重した子供の世界 ジェンダーもごく普通で自然に
サッカーが得意な少女エッラは友だち付き合いが苦手。
唯一の大親友はおじさんトミーだったが、突然恋人が出現。
大好きなおじさんを独り占めするために、エッラの恋人追放作戦が始まる。
主人公エッラの行動が魅力的。
ちょっと転校生を利用している感は否めないが。
絵本の名作だけあって、登場人物たちが皆、個性豊かで生き生きしてる。
いじめられた経験もあってエッラには結構いいように使われてる転校生が、人が来ないお墓に花を供えていたり、嫌われ役で出てきた三兄弟も、クライマックスで協力してくれて大活躍するシーンが好きです。
キュートなディテールや小ネタが効いていて、オジサンとのデュエットや、モンスターデザインのケーキや寿司がでてくる寿司カラオケレストランとか、エッラが、なかなかゴールが決められないサッカーネタが後で効いてくる。
ジェンダーレスもごくごく自然な世界。
というか、おじさんのジェンダーがエッラとの関係に、親密でもいやらしくならない方向にうまく機能してます。
「ロッタちゃん」もそうですが、子供が主役の面白い映画は、大人が考えた子供目線でなく、子供の考えを尊重した優しい目線で描かれていることが共通しているとおもいます。
BFFにほっこり。
エッラのわがまますぎるイタズラにイライラしつつ周りの人達の優しい気持ちにしみじみ。自分勝手な人間関係だけでは生きていけないし友達がいるってことがどんなに幸せか、って気づかせてくれる。ラストにしっかり気づくエッラがいいねー。
エッラが可愛い!
人見知りでおじさんのトニーが大好きな少女エッラの物語。ある日、トニーに彼氏ができて「トニーが取られちゃう」とエッラは大慌て。原作はスウェーデンの絵本なので、さほど深刻にならず、楽しく観れる良作です。
何はともあれ、エッラが可愛い!黄色くて、ちっちゃくて、動きも表情も、観ていて癒されます。「主演女優が魅力的なら良い映画」という映画の第一条件をちゃんと満たしています。
そんな可愛いエッラに降りかかる試練が「大好きな叔父さんが取られちゃう」というテーマで、それを覆そうと友達と策略を巡らすのですが、どんどん悪い方へ。素直になれないエッラがピンチになって、最後は大団円。トレードマークだった黄色のユニフォームを脱いで、女の子らしいカッコになり大人びた笑顔を見せるのも上手いですね。
トニーのパートナーが同性の彼氏、って設定はイマドキの北欧、って感じ?なのかな、とも思ったのですが、じゃあ彼氏でなく普通に女性だった、どうかな。
それでも成り立つのでしょうが、なんか生々しくなって普通の話になってしまいそう。欧米では一般的なのかもしれませんが、おかしな三つ子や変な寿司カラオケレストランを含め、日本人にとって、全体的なリアリティレベルが低いところが、作品に入っていける要素になっていると思います。
スティーブ、マイサン、オットー、三つ子、 脇役のキャラがとても良か...
スティーブ、マイサン、オットー、三つ子、
脇役のキャラがとても良かった
4に近い3.5
同時期にやった別の子供系スウェーデン映画より、
私的にはこっちの方が好き
ただ、許せないイタズラもあったけど
猫のテブクロは筋肉少女帯
大好きなおじさんトミーをスティーブにとられると危惧して、嫌がらせいをする少女の話。
両親がマジョルカ島に行く間、祖父母の家に預けられたエッラが、逃げ出して大好きなトミーの家を押しかけて巻き起こっていくストーリー。
人と仲良くするのが苦手とか言っているけれど、バスの中で隣席のお兄ちゃんになれなれしく話しかけてたし、なんなら友達いるし…。
嫉妬は判るけれど、子どもとは言えひたすら優しいトミーとスティーブに大して一方的にワガママ放題なだけで可愛げがないんだが…せめてトムジェリ的な流れならもうちょい惹かれるものもあっただろうけれど、最後も優しさとか思いやりとか改心というより、ヤバいという心境からにみえてしまってモヤモヤだった。
ほぼ無条件におすすめできる。ぜひ。
今年133本目(合計1,225本目/今月(2024年4月度)7本目)。
(前の作品 「ブルックリンでオペラを」→この作品「リトル・エッラ」→次の作品「パスト ライブス 再会」)
シネマートでは、この映画の公開としてトークショーがあったほか、関連作品で「ロスバンド」が1日限りで復活ととても良かったです。
エッラちゃんは…。(日本でいう)小学生の低学年か、保育園(か、幼稚園)かの高学年かな…といったところです(限定させる記述ってありましたっけ?)。要は5~7歳くらいということになりましょう。
そのエッラちゃんが好きなのは「ある人」だけであり、その人に構って(かまって)もらうことが、親や学校の友達よりも好きで大切であるのに、実はその「ある人」が「別の人」を自宅に入れてしまったからご機嫌斜めになったエッラちゃん、何とかして追い出そうとすごいいたずらを連発するのですが…。さてどうなる?という趣旨の映画です。
この「子の(あるできごとを経た後の)成長」を描く映画でもあるし、また、この映画で扱われている、日本でも今盛んな事項である「いわゆるLGBTQ」に関することなども、誰も否定も肯定もしないし、また映画内でも否定するようにも肯定するようにも描かれず、ありのままがそのまま描かれます。この点については日本はどうしてもこの点について「後進国」というところですので、この映画のようなあり方が(もっと広義にいえば、フェミニズム思想しかり、身体障がい者差別しかりのいろいろな問題。要はダイバーシティ思想)日本でも当たり前になってくれば…といったところです。
安心の一般指定で、まぁ「いたずらの度合いがひどいでしょ」というシーンは一応あるんですが、それでも全体から見れば完全にハッピーエンドであり、「いたずらで人を追い出そうとしたり、仮に追い出せたとしても、それは完全な解決にならない」ことも示したものであり(換言すれば、人を独占するときにその人の関係者を排斥する行為に意味はない、ということ)、誰がみても満足度は高いかなといったところです。
※ いたずらシーンの中には、明らかに「子供のいたずら」を越している部分もあるので、そこを「厳しく」採点すれば、0.3~1.0くらいの減点幅に来るんじゃないかと思います。個人的には「まぁそこまではいいだろう」というところです(ここは、子育て経験がない独身の私の観点からで、実際にお子さんがいる家庭だと「そりゃ違うだろう」というのは理解ができます)。
ここでは評価が5.0しかないのでそのようにしてますが、8.0程度はつくんじゃないのかな、といったところです。
減点対象までは特に見出せなかったのでフルスコアにしています。
(あえていえば、エンディングロールが黄色背景で文字が白で出るため、読みづらいといえる部分はありましょうが、そこはスウェーデン語しか書かれていないはずであり、そうであれば読めようがどうしようが関係がなく、この映画の「テーマの色」が黄色であることはポスター等からわかる部分も加味したものです)
全24件中、1~20件目を表示