フィスト・オブ・ザ・コンドル

劇場公開日:

フィスト・オブ・ザ・コンドル

解説・あらすじ

「ジョン・ウィック コンセクエンス」「マチェーテ・キルズ」などのハリウッド作品でも活躍するチリのアクション俳優マルコ・サロールが主演した、チリ発のアクション映画。

16世紀、コンキスタドールによってインカ帝国が滅びた。インカ武術の達人たちが操った必殺の戦闘術「コンドル拳」について記された書物は隠され、それから何世紀にもわたって、コンドル拳の継承者によって大切に守られてきた。師からコンドル拳を学んだ戦士の男は、コンドル拳の継承者に選ばれるが、双子の弟にすべてを奪われてしまう。書物を狙う猛者たちや、弟の手下たちからも追われる身となった男は、壮絶な戦いに身を投じていく。

幼い頃から武術を学び、ジークンドーやキックボクシングなどの格闘技を習得してきたサロールが、鍛え上げられた肉体から繰り出す打撃技の数々が見どころ。監督は、サロール主演の「ザ・リディーマー」を手がけたエルネスト・ディアス=エスピノーサ。

2023年製作/80分/チリ
原題または英題:El Puno Del Condor
配給:ライツキューブ
劇場公開日:2024年2月2日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

距離を置いてニヤニヤ観るべし

2024年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 インカ帝国時代からの秘伝「コンドル拳」なんて謳っているけど、要はチリ製カンフー映画と言う妙ないかがわしさが漂う映画です。共に拳法の頂点を目指した兄弟が陰と陽の世界に別れて運命に導かれるというのもこの手の物語ではお馴染みのストーリー。ジャッキー・チェン的修行やイップマンの木人椿のパクリ・シーンも出て来ます。でも、本作は、或る程度距離を置いてそれらをニヤニヤと楽しむ映画でしょう。

 それにしても、香港カンフー映画はよく出来ていたんだなと改めて再認識しました。

 でも、開始早々タイトルと共に「前篇」と突然出て来て「やられたぁ~」と天を仰ぎました。そんなのポスターにも作品HPにも書かれてないよぉ~。後編まで観客を引っ張るつもりなのぉ~?いやぁ、もういいかな。

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La Strada

4.5最強に謎設定な上にストーリーの内容がないよう…。

2024年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年57本目(合計1,149本目/今月(2024年2月度)10本目)。
(ひとつ前の作品「ソウルメイト」、次の作品「スケアクロウ」)

 久々にきわめて謎な作品にあたった気がします…。放映趣旨が本当に謎という…。
映画の評価サイトなので内容に触れつつ評価を…といっても、これまた内容が本当に理解しがたいのがほぼ大半で、その理由もすでに書かれているのですが、

 ・ 唐突に「前編」と表示され、ストーリーも中途半端に終わってしまう(「前編」とあることの反対解釈から「後編」があることはわかるが、そうすると日本では「同~2」になるの?)

 ・ (チリを舞台にした南米スペイン語という理解で)明らかにスペイン語を話さない人が出てくる(師匠)が、中盤になると「アンニョンハセヨ」が明確に聞こえるのだけど、(南米)スペイン語と韓国語ってそうそう簡単に意思疎通できるの?

 ・ そもそもインディーズ映画が多く放映され、連日舞台挨拶もあって基本的に「観客と監督の距離が近い」ことで知られるシアターセブンで、なぜにこの映画??

 …という謎感がかなりすごく、理解がしがたいというか「何がどうなっているんだ??」というところです(シアターセブンさんには申し訳ないけど、放映意図が謎すぎる…)。

 まぁただ、日本でも韓国でもアメリカでもない、アクション映画をさくっと80分ほどで見たいという層が存在するのは理解できるし、その対象として南米スペイン語圏のチリが(ストーリーは一応存在して)舞台で一通りのアクション映画の体をなしている点まで考えると、「趣旨が不明すぎる」だけで減点はそうそうできなかったりします。

 これらまで考慮して以下のようにしました。

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 (減点0.3/いきなり韓国語が出てきたり混乱度合いが高い)

 ・ 「~ニダ」や「アンニョンハセヨ」は明確に聞こえるので韓国語だと思いますが、このストーリーでテコンドーの話が出るわけではないし、なぜこの設定にしたのかが謎です。

 (減点0.2/このタイトルで「前編である」点は誰も理解できない)

 ・ 映画が始まると「~前編」と表示されるのでわかりますが、それは逆にいえば「後編」があることであり、すなわち「前編=本作品だけではわからない点もある」ことも意味します。前編後編続けて見られるとは限らないので(特に本映画はミニシアター中心で供給が不安定)、その点は公式サイトほかでも書いてほしかったです。
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 (減点なし/参考/南米スペイン語とスペインで話されているスペイン語)

 ・ 南米はブラジルがポルトガル語(←トルデシリャス条約による)以外はスペイン語ですが、ここのスペイン語は、スペインで話されているスペイン語とは違う、「南米系スペイン語」です(微妙に文法が異なる)。NHKのスペイン語講座でもスペインで話されるスペイン語と、南米スペイン語はほぼ交互に放送される傾向があるほか、本屋でも書籍だなでもわけておかれることが普通です(南米系の外国人が多く暮らす愛知、静岡西部では当事者感では、南米スペイン語も多く話されますが、この違いはその外国人問題を扱う行政書士の資格持ちは一般常識。なお、ブラジルのポルトガル語とポルトガルのポルトガル語も同様に相当異なる言語)。

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yukispica

3.0次は公佗児(コンドル)拳、究極秘奥義を見せてください

2024年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

興奮

上映開始直後、タイトルとともに「前編」の文字が出て、しまった!やられたの思いが頭をよぎる。公式にはそんなこと一言も書いてないのは正直ズルい。(なんとなく、これだけでは終わらないよと匂わせているあたり確信犯)

主演のマルコ・サロールは武道家でもあるそうで、鍛え上げた筋肉は素晴らしい。ガタイもでかくて画面映えするし、動きもよろしい。ただ双子の設定は毎度、どちらか識別がし難くて面倒。 続編は当然トキ vs. ラオウばりの派手な兄弟対決が期待されるが、この双子設定がアシを引っ張らないか?

内容は、なんというか北斗の拳とジャッキーのカンフー映画を足して2で割って、水で薄めた感じかな。特訓シーンでやたら上半身(腕力)を鍛えていたけど、それが生きているような技はなかったような。肝心のコンドル拳とやらも、構えだけで技の印象薄い。まさか倒した相手をコンドルが食べにくるからコンドル拳?(コンドル軒か?)

あと女師匠(サロールの実母だそうな)がまったく強そうに見えないが、「酔拳」の蘇化子師匠のようにどこかで実力の片鱗を伺わせるシーンが欲しかった。

やはり一子相伝の必殺拳を名乗るなら、派手な極め技シーンがたくさん欲しい。
吹き替え版制作の際には、ぜひ千葉繁の絶叫ナレーション入りで

「公佗児(コンドル)拳、究極秘奥義!、飛鳥天衝!!!」
「この外道、死してコンドルの血肉となれ!」

などとはっちゃけてやっていただきたいものです。それなら★もう1つ足すよ。

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ばとー

1.5光は誰でも苦手じゃね?

2024年2月4日
Androidアプリから投稿

楽しい

単純

興奮

一子相伝の必殺の戦闘術コンドル拳の手引書を巡る正式継承者の兄と、兄から全てを奪った弟の話。

インカ帝国がなんちゃらコンキスタドールがどうちゃらとあらすじ紹介&冒頭の説明であったけれど、どうみても中国拳法ですね。
しかもなんとオープニングで「前編」と来ましたよ。

どっちがコンドル拳よ?な黄色い道着の男と上半身裸の坊主マッチョとのバトルに始まって章立ててみせていくけれど、あれ?道場の師範的な爺さんはコリアンですか?そして何だか詠春拳モドキ?とか思っていたら、普通の戦いでコンドル拳は使っちゃダメって、バリバリ使ってましたけど???

とりあえず弟と確執があるのはわかったけれど、それが何でかは良くわからないし、ジャッキー・チェン的修行や弟にされたことなんかを回想でみせていくばかりでテンポが悪いしスッカスカ。
テンポが良ければそこそこ面白そうなんだけどね。
「前編」ってことでラスボスも中ボス確定だし。

後編がどんなものになるのかはわからないけれど、わざわざ2本立てにするほどの中味はないんじゃないですかねという感じ。

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Bacchus