Saltburnのレビュー・感想・評価
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カネでは手に入らないもの
ほんとに自分でもなんでか分かんないんだけど 主演をタイ・シェリダンと勘違いしてて、 だいぶ振れ幅のある俳優だな…なんてびっくりしてたら別人だったっていう。 さて本作は、もう感想書くだけでネタバレになりそう。 切実なのは分かるけどやっぱキモい。 ちょっと何考えてるか分からなすぎて怖い。 序盤にでてくる女子たちに多いに共感してしまうお話でした。
なんだあのラストは!?
予備知識なしでなんとなく見始め、大学の寮からの夏休み、が舞台の、同性愛の話だろうかと思ったら「ちょっと待て!」となり、一時停止でジャンルを調べてしまいました。 コメディ・サスペンスとありましたが、コメディ要素はどうでしょうか。どちらかというとサスペンスに思えます。 恋愛映画かと思っていたので違和感だらけでたいへん楽しいです(笑) エメラルド・フェネル監督の、『プロミシング・ヤング・ウーマン』に続く2作目。前作同様マーゴット・ロビーが製作に関わっています。 最後まで見て『テオレマ』が思い出されましたが、今作の方が即物的でしょうか。 奇っ怪な作品だと驚愕でした。バリー・コーガンの魅力が存分に生かされた作品です。 変な映画が好きな方には超おすすめ!
バリー・コーガン
これは彼の映画ですね。 イニシェリン島の精霊で初めて知ってそれも適役だったと思います。この映画でもちょっと普通ではないなという感じを醸し出していて、最後を観てもやはり普通じゃなかったなという感じで。 全ての殺人に関与してたと思うのですが幾つかはどうやって?と不思議に思ったものもありました。 計画も最初の最初から練られたものだったとはわからなかったです。 狂気さは最後の全裸のダンスに表れてますね。 彼だから成立してる映画です。
良い意味で裏切られた
序盤は、金とコネの世界で居心地の悪そうなオリバーに共感し、格差を超えた友情の獲得を応援するような気持ちにさせられましたが、段々とあれ?あれ?と。
主人公のモノローグもあり、どこか不穏な緊迫した雰囲気も漂っていましたし。
主導権はフィリップスにありオリバーは執着して追いすがる立場と思いきや。
憧れや愛情が憎しみに変わるパターンかと思いきや。
底辺で育った経済的弱者から強者への復讐かと思いきや。
一筋縄ではいかないストーリーテリングで、色々と良い意味で裏切られました。
ここまでする動機がわかりにくい、サイコパスだったということか、しかし愛情的なものはあったようにも思えるが、目的は結局こういうことだったのか、などとモヤモヤさせられつつも、やはりラストシーンのインパクトに持って行かれてしまいました。
役者陣も美しい映像もブラックなテイストも良かったと思いますし、やはり主演のバリー・コーガンの演技が素晴らしく見応えがありました。
特権と欲望
バリー・コーガン好きです。 いじらしく思えるところ 心底気持ち悪いなと思うところ オリヴァーという容器の中に 要素が詰め込まれすぎていて、 どんな風に役作りをしているのか すごく気になった。 ビー玉のような綺麗な青い目が 怖さとキモさをより引き立てていてすごい。 映像も綺麗で観ていて楽しいけれど、 また観るかって言われたら観ないだろう。
様子を常に窺っている男
オープニングの文字のフォントがドイツのフラクトゥア風だったのでどんな話なのか不安になった。文字のフォントがテーマのシーンでは、オリヴァーがTimesNewRomanがいいと提案していた。オリヴァーは文学、特に小説や詩を読んでいて勉強はちゃんとしているみたいだった。大学入学前の課題図書50冊も全部読んだと指導教授に言っていた(本当かどうかわからない)。その場面は彼の指導教授の研究室。約束の時間にかなり遅れて来たもう一人の新入生から名前を聞きその母親が自分と大学時代の同級だと知るや否や教授の態度が急に変わるのは、スノッブで内輪の学歴同窓の嫌らしさ丸出しで気持ち悪かった。 オリヴァーを気持ち悪がる女子大生の気持ちはわかる。オリヴァーと同じく友だちがいない数学得意新入生の粘着質な承認欲求は気持ち悪い上に怖かった。外見と格好がダサいというのは階級社会で圧倒的に話にならないことがあからさまで悪意さえ感じた。 貴族ファミリーが表面的で素直で単純で、騙すのも廃人にするのも赤子の手をひねるほど簡単で朝飯前というのはよくある話だと思った。にも関わらず昔からの決まりだけは守る様子は滑稽だ。休暇中なのに夕食は常に正装、男はまず自分の右に座った人と話さなくてはならない。朝食はビュッフェなのに卵だけはどんな風に食べるかと場合によって固さを指定して作ってもらわなくてはいけない。イギリスって感じで笑えた。そして何があってもランチをとる。 パゾリーニの「テオレマ」を裏返して左右逆にしてひっくり返してねじったような映画だった。純粋で瞳がきれいで素直に憧れの気持ちを表現できる男の子と、蛾だか蛇のように獲物を窺いクールな頭脳を持った邪悪な男をバリー・コーガンが素晴らしく演じた。 超富裕層とそうでない大半の人々の分断を皮肉に情けなく恐ろしく描いている。という内容と相反するかのように、ポップで明るく可愛い色彩がシーンによって使われていて「プロミシング・ヤング・ウーマン」の監督だなあ、面白いなあと思った。
リック博士の声が、、、、
音楽はオーケストラ、 画角はスタンダード、 文字はフラクトゥール、 と、 大風呂敷を拡げるだけひろげる。 オックスフォードの新入生の主人公は親がドラッグの売人。 【持たざる者】が、 【持つ者】ばかりの、 オックスフォードのキャンパスでさまようのを繊細風に雰囲気だけで描いていく。 ここ、雰囲気だけで、 細かく描写できないのは、 前作同様。 オリバー目線でカットを構築できていない、 オンサイド、オフサイド、 フィリックス目線、父、母、混同していく。 サッカーやラグビーでいう【オフサイド】 観客の意識を【オンサイド】に入れ続ける。 そのためには、 カメラはオリバー向けか、フィリックス向けか、 同じセリフでも話してる人向けか、 聞いている人向けか・・・ どう編集するか・・・ (これが気にならない、 または、 意識して調律しながら、 演出できないというのは、 プロの監督、脚本家でも少なくはない。 そういう意味では、読み手をオンサイドに入れ続ける1人称語りが多い小説より実は難易度が高い。 音楽でいうと和音、コード進行、 漫才でいうとボケとツッコミの、 ツッコミをオンサイドに入れる、のが近いか。 ボールのオフサイドラインを観客に意識させる、 または、 物語を司る理(ことわり)で軸をつくる事を、 無意識的に、意識的に仕組んで、 観客が(の)息を飲んだり、心臓をわしづかみしたりしていく・・・) ロザムンド・パイクに象徴させているようだが、 登場人物、シナリオ全体にも血が通っていない。 事は色々と起きるが、気持ちの描写をオリバーでつなげる演出になっていないのが残念。 (そういう作品ではない、、、ではなく、そういう作品だからこそ!) 風呂水を啜るようなおもしろい文脈で土とからむ、 タバコの煙を吹きかける、 裸踊りonベクスターまで【オフサイド】で繋がっている・・・ バリー・コーガンのすばらしい雰囲気に頼り過ぎずに各キャラとの関係を構築していれば・・・更に残念。 【持たざる者】の物語。 『テオレマ』『しとやかな獣』『パラサイト』等、 持たざる異物が、 持つ者の意識、プライド、秩序を崩壊させていく類似作品は多数あるが、 傑作の手前まで来ていて、 サスペンス的には高評価は多いだろう・・・少し残念。 【蛇足】 映画や小説で伏線を張っているだけで、 作品が過大評価されている。 伏線、英語でforeshadowingって言われたりするが、 要するにヒントの事。 伏線はヒント。 無駄なヒント、わかりやす過ぎるヒント、 ヒント無しで裏でこんなんやってましたー等々、 ダメなヒントはたくさんある。 本作の場合はヒント出し方がうまくない。 うまいという人も一定数はいるだろう。 絶妙なヒントこそが、 いい伏線。 【蛇足の蛇足】 フィリックスの父、 日本語吹替が、 『リック・アンド・モーティ』のマッドサイエンティスト、リックじいちゃんと同じ。 素晴らし過ぎるだけに、オエ、ってなる。
バリー・コーガンがハマり役!
予備知識なく鑑賞しましたが、予想していた映画と全然違っていました。 バリー・コーガンのハマり役だと思いますし、とうとう主演になったかと感慨深かったです。 それにしても、これほど主人公が凶悪で変態だとは思っておらず、想像の遥か上をいっていました。 劇場で公開していたら、もっと話題作になったと思うので、そこが勿体無かったですね。 バリー・コーガンの圧倒的変態っぷりを堪能する映画だと思います。 やはりエメラルド・フェネル監督はすごいです。 『プロミシング・ヤングウーマン』でも唸りましたが、 本作も主人公がぶっとんでいると思います。
面白いとは思いつつも…
場所がソルトバーンに移ってから面白さが猛加速した
どんどん変わる展開に、夢中になってたんだけど、
終わり方、それでいいんかい?っていうのはあって。
やや、クィアベインティングに見えなくもなかったり。
『アバウトタイム』『ドリーマーズ』
『メランコリア』『太陽がいっぱい』など、
様々な映画を思い起こしたりして。
そのどれもが好きだから、どのシーンも良かったんだけど。
なんか、ラストに納得がいかないのよね。
エメラルド・フェネル監督作って、思えばいつもそうだな。
期待を超えてはいるんだろうけど、それでいいの?って疑問が残る。
しかもオープンエンディングとしてでなく、
こうあるべき!って感じに見えるから余計モヤモヤするのよな。
キャリー・マリガンは毎回死んでいるし、
なんとも複雑な気持ちになる…。
物語のために人を殺すことを厭わない人だとも思った。
なんでだろう。
本当に中盤までは、「これは去年のベストに入れるべきだった!」
とか思っていたのに、鑑賞後は全くそう思えないのよ。
それでも、
バリーコーバンはやっぱり天才的に良かったし、
あの"DAD"の石の行方とか、使い方とかも良かった
怖っ
アマプラ鑑賞 何を言ってもネタバレになりそうなので Callmebyyourname風?でサスペンス?とイメージして観たらまったく先の読めない話でした 最後までわからない サイコパスは怖い そして時間が経つごとに気持ち悪い
SERVANT≒SALTBURN
女流監督エメラルド・フェネルの作風は、一言でいうと“猥雑”なのである。前作のフェミニズムムービー『プロミシング・ヤングウーマン』も拝見させていただいたのだが、これまた実にいかがわしい作品だ。女友達の復讐のためナース姿でお仕置きをかます演出などを観るにつけ、この世界を支配するシステムにどこかねじ曲がった感情をいだいていることがアリアリと伝わってくるのである。 貴族階級に羨望と嫉妬の眼差しをむける中流階級の主人公オリバーを、見るからに気味が悪い怪優バリー・コーガンが好演している。フェネルの作風に実にマッチする若手俳優なのだが、憧れのボンボン貴族フィリックスの精液が混じったバスタブの排水を飲み干したオリバーが、エクスタシーを感じる演出はいくら何でもやりすぎだ。ジュリア・デュクリュノーやグレタ・ガーウィクのようにグロいシーンの中に、美意識を感じることもなくひたすらグロテスクなまま。フェネル作品の特徴といってもよいだろう。 本作を撮る前に『召使』を観て参考にしたと語っていたフェネル。わきの甘い貴族の坊っちゃんを、家事を人質にとって次第に隷属させていく召使のお話だ。1963年公開の映画なので、坊っちゃんと召使のモーホー関係はほんの匂わす程度なのだが、本作のバイセクシャルなオリバーのモデルはおそらく『召使』(SERVANT≒SALTBURN)のダーク・ボガートとみて間違いないだろう。ただし、オリバーを演じるバリー・コーガンはひたすら醜くく、ダーク・ボガートのようにいけていないのである。 『召使』の監督ジョゼフ・ロージー曰く、イギリスのパブリックスクールに通ったことのあるボンボンたちは、ほぼみなゲイの洗礼をうけているそうで、本作に登場するフィリックスやファーリーのようなボンボン育ちが、オリバーのテクにやられてしまってもなんら不思議ではないらしいのである。ソルトバーンの大邸宅に友人として招かれたオリバーが、(心理的に)家族にとりいっていく“パラサイト”式ストーリーには実は裏があって...みたいなオチは別にいらなかったような気がする。 フルチン姿(ボカシ付)で大邸宅の中を踊り回るお調子にノリ過ぎたオリバーに、ラストは何らかの形で正義の鉄槌を下すべきだったのだ。ヘンリー8世のように梅毒をうつされて不能になってしまうとか、実はキャットン家が借金まみれだったとか、あるいは邸宅の迷路で迷子になり(素っ裸でポコチンを握ったまま?)凍死してしまうとか....悪が悪のまま勝利をおさめる映画はハリウッドでは確かご法度なはずで、Amazonオリジナルの配信用に撮られた作品だから許されたエンディングなのであろう。
辛い過去が.....
正月休みに拝見しました。 プロミシング・ヤング・ウーマンの監督とはつゆ知らず..... まず見始めて思ったことは、もうこれ自分じゃん...て感じでしたね。 陰キャでどうしようもなくて、陽キャの輪に入りたいけど入れず、遠くから羨望の眼差し。 なんやかんやでグループに取り入るも、自分の居場所ここにあらず.....。飲んでてもふっかけられるし、挙句に合コン的なのには呼びたくないと女性に陰口言われ、おこぼれの女性とヨロシクやってる時には空気読めない発言で女性途中退場...。 今作の主人公はまだ(展開変わるまでは)イケメンと仲良くなってよかったし、優等生で頭もいいけれど、自分の学生時代とか若い時とか...とても見ているのが切なかった...初めて友達になったやつは奇人だしね。あるある.....。 ところが途中から雰囲気が変わって怒涛の展開&ラスト。 面白かったです。 あのイケメンの豪邸にいた(学校の同級生)パーマの男って、従兄弟?友達? わからずままだけど、彼の言葉もチクチクと嫌なことを言ってきて、あー...こんなやつ居るよなー...なんて暗い正月を迎えておりました。でも総合的に良かった。 主役のバリー・コーガン、好きな俳優です。 〜劇終〜
オープニングが好き〜〜 音楽もフォントも映像も彼女が頭の中で思い描...
オープニングが好き〜〜 音楽もフォントも映像も彼女が頭の中で思い描いていたアイディアを忠実に作られている感じが良かった。 でも、終始そんな感じ。 つまずかずについていけるし、内容もおもしろかったんだけど、脚本としてゆるい部分を感じた。 俳優陣はみんな良かったし、総合芸術感は楽しめた。
お話は面白いよ
役者たちの演技はすごいし、お話も面白い。 恵まれない環境に育った不器用な「ボッチ主人公」に心を寄せていたら…。 物語としてはなかなかのどんでん返しなんだけど、彼を心配していた自分の気持ちのやり場に困ってしまったのと、かなりコアな性描写にちょっと気圧されてしまった感じ。
きもさと可笑しさ
バリーコーガンのキモさみなぎるサイコスリラー。 オリバー(コーガン)はオックスフォードに入学したとはいえ中大在学中のステハゲという感じのぼっち。対してフェリックス(Jacob Elordi)はもてもての爽やかイケめんで、コーガンは蛇のようにぬめぬめと彼にまとわりつく。が、ほとんどラストまで何をしたいのかわからない。見ていて思うのはBLモードになったらヤダなということぐらい。たのむから乳繰り合うのはやめてくれ──と願いつつ見た魅惑のスリラーだった。 監督は初監督のプロミシングヤングウーマン(2020)でいきなり時の人になったエメラルド・フェネル。 原案を書いたのもフェネルで、言うなれば一発屋じゃないことの裏付けとなる2作目になっている。 フェネルはsaltburnについてこう述べたそうだ。 『私たちが耐えられないような種類の人々、忌み嫌われるような種類の人々を── もし私たちが彼らを愛することができるなら、 もし私たちがそのような人々と恋に落ちることができるなら、 もし私たちが、その明白な残酷さや不公平さ、ある種の奇妙さにもかかわらず、なぜこれがこれほど魅力的なのかを理解できるなら、 もし私たち全員がそこにいたいと思うなら、 ──それはとても興味深いダイナミックなことだと思う』 (wikipedia、Saltburn (film)より) 映画はフェネルの言うとおりのものになっているが、オリバーのキャラクターは過剰だが共感できるところもある。 ぼっちが自分を卑下するところ、きらびやかな一軍や金持ちをねたむところ、うそを言ってでも同情を買いたいと思うところ──こういった心情はけっして珍しいものではない。 フェネル自身も── 『私自身の人間としての経験から描いたもので、人生において誰もがその時に感じる、執着的な愛という絶対的な狂気の支配を感じたことがある......しかし、明らかに私は(映画の中の)何人かの人々のように、そこまでしていない』(同wikiより) ──と述べていた。 寄生して内部崩壊へもっていくのところや金持ちが世間知らずのお人好しであるところがパラサイト(2019)に似ているが、従兄弟のファーリー(Archie Madekwe)はしたたかなBully体質の男で、戦略を崩されるような描写もあって最後までわからなくなっている。それが巧い。どこへ落としたいのかほんとに最後までわからない。 またプロミシングヤングウーマンは救われないのになんか笑えたが、これもヘビーな話なのになんか笑える。ひどいのに「なんか笑える」という英国らしいブラックユーモアに感心というか、わたし達日本人にはないものなので羨望を覚えた。 個人的に笑ったのはカラオケしているときフェリックス父のサー・ジェームズ(Richard E. Grant)が興奮気味に「歌詞が画面に出る、そこがいいんだ!」って言うところ。 なんか笑った。 俺も今度カラオケ行ったとき「歌詞が画面に出る、そこがいいんだ!」ってちょい興奮気味に言ってみよっと。 あとは豪邸である。招待された家が金持ちだった──とはよくある設定だが日本では予算を投じたってこんな大邸宅の撮影はできない。撮影に使われたのは1328年に建てられたDrayton Houseという歴史的建造物だそうだ。 日本家屋は木造建築なんだし違う文化圏なんだから比較するのはおかしいのだが西洋のカントリーハウスとか地で絵になっちゃう世界見るとロケハンとかいやになってこないですか。ていう話。 imdb7.4、RottenTomatoes72%と79%。
バリー!
彼のSNSで知った新作。
ずっと気になってたのよね〜
Amazonで観られるとわかり早速!
いや〜さすがバリーだった(笑)
ぶっ飛んでた。
あんな役が出来るのって、なかなかいないかと。
フェリックスのママもベタ褒め(本音かどうかは不明)だったが、バリーの綺麗な眼は不思議な力がある。
フェリックスの金持ちっぷりも半端ではない。
最初の自宅?ツアーも笑えた。
フェリックスの家族もまともそうでみんな癖が強い。
使用人も。
あそこまで格差を見せつけられたら僻んでしまいそうだが、逆に清々しい気持ちになれるかも。
邪魔なファーリーも小狡く追い払い、じわじわ侵食するオリバー。
そもそも家柄も知っていて近づいた?
あの「聖なる鹿殺し」を彷彿させる鹿の角。(似合うんだけど)
やっぱりバリーだったな〜。
普通では終わらない。
太陽がいっぱい!バリー・コーガン君が主演ってことは、そういうことだ
ある意味で"何者かになりたいが故にその平凡さに悩んでいた"『アメリカン・アニマルズ』の主人公がそのまま拗らせたその後? エメラルド・フェネル監督による棘のあるこのブラックコメディは、印象的なショット(時に常軌を逸してイカれている!)や意外性のあるつなぎで飽きさせない緊張感があって挑発的。大学に馴染めないでいたオリヴァーはふとしたことから人気者のフェリックスと友人になるが…。一見甘くコーティングされながらも内実はダークな毒気がたまらない気持ち悪さだし、きっとはハマらない人にはハマらない作品だと思う。だが、それでいい。それがいい個性。 バリー・コーガンくんはじめ素晴らしいキャストの共演と演技対決。ロザムンド・パイク&リチャード・E・グラントによる問題の根深いおかしな両親やクセの強いキャラクターたち。ソフィア・コッポラ『Priscilla』も楽しみすぎるジェイコブ・エロルディはイケメン過ぎるし、アーチー・マデクウィはムカつく。そして、そんな中で彼はコソコソと動いては巣を張り巡らす蜘蛛か、内側から侵食していく蛾か…。狂おしいほどの愛憎と変態性が渦巻く果てには何が待っているのか? 勝手に関連作品『アメリカン・アニマルズ』『マッチポイント』『パラサイト半地下の家族』『聖なる鹿殺し』『女王陛下のお気に入り』『太陽がいっぱい』
蛾
エメラルド・フェネルの長編監督第2作。脚本も手がけ前作同様に注目の監督。今後が益々楽しみ。 騙された。話はスリラー、コメディー、恋愛、情報も持たず見るのがベスト。悪趣味な演出も一部あり。 オックスフォード入学するも友人が出来なかった主人公が、裕福な暮らしの人と知りあい、仲良くなった二人は裕福な男の実家へ向かう。「ソルトバーン」。 この屋敷に住む、家族の遊びと言う雰囲気の中話は進む。 バリーコーガンいつもながらの役かと思いきや、振り切った演技はお見事。ただ始終不気味感漂うコーガン、真骨頂か。ジェイコブエロルディとロザムンドも絡み話は進む。いつも通りの終わり。。。と思っていた。突然ある出来事が。
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