ソウルメイトのレビュー・感想・評価
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幼なじみは一生友達だよな。
元の作品は観てないし、予告編も観てなかったが、女の子がメインなので韓国映画にしては暴力少なめで楽しめるかもと着席。
転校してきたアン・ミソちゃん、挨拶しないで逃げ出す。友達も欲しくないって。うそっ!と思ったら、そういう理由だったのね。気持ちちょっと分かるわ。でも、何で母親は娘を置いて引っ越しちゃったのよ。どんなに嫌がってても、普通連れて行くしかないじゃん。それでミソはハウン家族と同居する事に。なんだそれ?ミソの生活費はどうなってたの?
それから始まる友情話し。てか、友達と言うより姉妹に見えた。そんなに仲良しじゃないんだけど、楽しかったり腹立ったり、それってほぼ家族の関係じゃないかな。
で、大きくなったら、想像してた通り、三角関係発生。ハウンの彼氏ジヌ君、結構良い奴な感じだったのに、突然ミソにチュ〜。このキス、お互いの同意ありだわ。て事はミソの気持ちも怪しいよ。どんどん距離が空いて行く2人。でもハウンとジヌは別れない。この2人の関係もよく分からなかった。最後なんて、まさかのミソの嘘映像でビックリしちゃってウルッ。
とにかく2人の絵がうま過ぎで驚き。確かに技術はあってもセンスはなかったかもね。
久しぶりにジャニス・ジョプリンを何度も聴けて楽しかったです。
未完成なものが重なることでテンポが削がれるが、ビジュアル訴求力はとてつもなく強い
2024.2.24 字幕 MOVIX京都
2023年の韓国映画(124分、PG12)
2016年の香港映画『ソウルメイト 七月と安生』のリメイク映画
小学校以来の腐れ縁とある約束を描く青春映画
監督はミン・ヨングン
脚本はカン・ヒョンジュ&ミン・ヨングン
原題は『소울메이트』で、「ソウルメイト」という意味
物語の舞台は、韓国の済州島
そこで両親と暮らすコ・ハウン(チョン・ソニ、幼少期:リュ・ジアン)は、堅実に生きてほしいと願う両親の願いに応えながらも、得意な絵で生活したいと考えていた
ある日、彼女の通うクラスにソウルからアン・ミソ(キム・ダミ、幼少期:キム・スヒョン)という少女がやってきた
ハウンの隣の席に座ることを促されたが、荷物を置いたミソは、そのまま猛ダッシュで逃げてしまった
途方に暮れる教室、ハウンは隣に座っていたという理由だけで、彼女のカバンを届けることになった
海岸近くでミソを見つけたハウンは、彼女がいる展望台へと向かう
それから仲を深めていった二人は、ハウンの家に居候するまでになっていった
ミソの母(ホ・ジナ)はミソを置いて恋人の元に行ってしまい、それから彼女はハウンの両親(チャン・ヘジン&パク・チェンソン)の世話になっていく
物語は、高校生になったハウンに「想い人」が登場するところから動き出す
同じ学校に通うジヌ(ビョン・ウソク)に恋をしたハウンは、サークルの集会ゲーム「ゴー・ストップ」にしてペアになることができた
喫茶店で彼の似顔絵を描いたハウンは、勇気を出して告白をし、二人は付き合い始めるようになる
映画は、大学合格の祈願のために山に登り、その洞窟で「あること」が起きてからおかしくなる3人を描いていく
足を痛めたハウンを置いて、洞窟に向かったミソとジヌは、そこで口付けを交わしてしまう
よそよそしさから距離を取り始めたミソは、その後、ミュージシャンのギフン(ナム・ユンス)と付き合い始め、彼のためにソウルに行くと言い出してしまう
その別れには様々な意味が込められていて、それでも切れない絆というものが描かれていた
物語は「ミソを描いたハウンの絵」を起点として、学芸員(カン・マルグム)から連絡が入る現代パートが描かれ、ハウンが残したブログを読み進めながら、ミソが過去を思い出す形式になっている
現代パートでは、ある商社に勤めているミソが女の子(のちにアン・ハウンと判明する、演:キム・ソホン)を育てている様子が描かれるものの、父親らしき人物は登場しない
ある時点を最後に連絡を取り合っていないことが仄めかされるものの、その理由は最後まで明かされないまま、すべての伏線の回収はジヌに向けての制裁のようにも思えてくる
何も知らないまま、成長していけば自分かハウンの面影が見えてくるわけであり、それを含めても、あの洞窟でおかしくなった二人の関係に対する罰のようにも見えるのである
映画は、香港映画のリメイクだが、リメイク元は「ウェブ日記の映画化のために作者を探す」というものになっていて、それ以外の流れはほとんど同じになっている
だが、小説から絵画にしたことで、メリットとデメリットが両立する流れになっている
リメイク元は書かれた日記を追いかけるのだが、本作の場合もその日記を追いかける格好になっている
それよりは、ハウンの絵を見ながら過去を思い出していく方が良くて、最後に辿り着く絵で彼女の本当の想いに気づくという流れの方がスムーズだったように思えた
日記の完成とそれに付随する絵画が同時並行しているので、それよりは絵画だけに集中した方が良かったのではないだろうか
いずれにせよ、絵画にしたことによるビジュアルの訴求力は素晴らしく、中途半端に日記を挿入したことでテンポが悪くなっているように思えた
公開されているものと公開されていないものでは追いかけていく理由も異なっているので、改変をするならばそちらに振り切れば良かったと思う
最終的に、ハウンの未完成の絵を完成させて展覧会に出品することになるのだが、それがハウンの願いだったのかはわからないので、秘匿で始まった物語は秘匿のまま終えた方が綺麗にまとまったのではないだろうか
ストーリーはもちろん、音楽と映像の美しさにシビれる
キムダミ最高!
キムダミが好き。
釜山に旅行中に現地の映画館で上映してて知りました。日本での公開が楽しみでしたが、上映館が少ない。また車で2時間の遠征です。
「ソウルメイト七月と安生」はお気に入りに入れたまま見ていませんでした。前日にこれが原作と知りました。見るか迷いましたが、まずは韓国版からでも鑑賞です。
キムダミは相変わらず良い。少年ぽいイタズラ好きっぽい、切ない良いキャラ。
チョンソニは初めてしましたが、芋生悠にしか見えない(笑)、こちらも実は切ないキャラ。インスタみると日本に来ていたのでプロモーションかと思ったけど違うらしい。
ストーリーはとても良いですね。
10代の恋愛と友情と、感情が曖昧な切なさが良かった。日本でもリメイクして欲しいと思いつつ、日本だと有り得ないところがあるので、日本版があったら気になってしまいそう。
ソウルメイト同性よりも異性だとややこしい、と思っていましたが、同性でもややこしい。
予告で「秘密」とか煽られたけど、半分予想通りで半分驚き。予告なければもっと楽しめただろうけど。
過去と現在の行き来はキムダミの髪の長さで分かりますが、夢?妄想?のとの区別が付きにくく分かりにくい点と、物語のキーにもなる絵画がどう見ても白黒写真。もう少し絵っぽさがあった方が、、、あれは写真ですよね?
それでも良いストーリーでした。
本当の自分なんてあってないようなもの
なのに、逆にそれにこだわって自分を見失ってしまっているように感じた。その時その時の自分が本当の自分だと思う。
最後に美術監督に対する謝辞があったが、それがなくても美術監督に対する尊敬の気持ちが感じられるものだった。(先日見たある映画との違いの大きさ!)
最近はLGBTQの話が多いが、本当の友情の話はいいものだった。
また、男の残酷な言葉(才能に関するもの)にはあきれた。
近頃、よく映画を見ているので、その映画の着地点が予想できることが多いが、韓国の映画はさっぱり予想がつかないことが多い。(と、書いたらオリジナルは中国の作品だったそうですが・・・)
今日は「ネクスト・ゴール・ウィンズ」、「コット、はじまりの夏」、「ソウルメイト」と、3本の素晴らしい作品が見れて大満足!
オリジナルも見てほしい
傑作と言えるデレク・ツァンのデビュー作を翻案した韓国版。良い作品ではあるが、時制と真実・幻想を往来する大筋やフックとなるシーンは美術や画角の印象まで驚くほど原作に忠実であり、それはつまり原作の良さではないかと思える。そんな中、小説を絵画に変えた点は改善要素たとおもう。
■追記■この映画にはまった方、ぜひチョウ・ドンユィの中国版「ソウルメイト 七月と安生」もみてください。アマプラで見られます。
韓流アイドルのコンサート鑑賞に上京した妻と何年ぶりかの映画鑑賞。役者は助演まで韓流ドラマで良く見られる方々だったらしい。そして終わった途端後ろの席の女性達が、あの男は東出っぽい、と笑ってました。
2人の女性の友情が徐々に愛情に変化していく感じを表現した韓国映画。 本年度ベスト!
泣ける映画を期待して鑑賞したけどそれ程でも無かった。
悲しい事実が組み込まれた作品なんだけど自分的に素敵な作品に思えた。
小学生からの仲良しのミソとハウン。これに加えイケメン男子のジヌが加わり、この3人を中心に展開するストーリー。
転校して来たハウンとミソが仲良くなり一緒に行動する事が増え、ある事を理由に疎遠となりながらも大人になって再開する感じ。
高校時代のミソとハウンの青春時代を謳歌しているシーンがとても良い!
ゲーセンや海で遊んだり、あるお店から逃げ出すシーンなどが眩しすぎる(笑)
大学入学を祈願する洞窟。
ここでの出来事が本作のポイント。
洞窟からバイクと自転車で帰る3人の表情が観ていて辛い。
出だしのシーンである出来事が予想されちゃうんだけど鑑賞中、そんな事も忘れてからの事実が悲し過ぎた。
ミソやハウンが小学生から大人になるまでの顔立ちに違和感が無いのが不思議(笑)
悲しい作品なのに何故か多幸感に満ち溢れた作品だった印象。
ミソのこれからの人生がどうなるのか?
メッチヤ興味があります( ´∀`)
泣ける女の友情
魂を揺さぶられた良作
韓国済州島の幼馴染の親友の成長物語。
香港・中国のオリジナル版は未鑑賞です。今回は韓国でのリメイクということで首都ソウル(서울)と魂(소울)のソウルが掛かっているのはたまたまの偶然でしょうか。
この映画はとにかく脚本、キャスティング、演技のバランスが良く、素晴らしい出来だと感じました。
特に脚本は複雑な三角関係、喧嘩、仲直り、まるでお互いの人生を追うような展開が上手く表現できていると感心しました。
どちらかと言えば女性のほうが共感しやすい女性向けの映画だと思います。
アン・ミソ役の女優さんはどこかで見たことがあるなと思っていたら「The Witch 魔女」の主人公のキム・ダミでした。観てから気づきました。
大切な人と観て欲しい
何年前だったか一枚のポスターに"ソウルメイト"って書いてあるねってころから気になっていた作品。誰か大切な人と観に行くと良いと思います。ラスト10分は涙と鼻をすするのを堪えるのに必死でいたら…まさか、、、あっそうか、そうだよなって。人を想う優しさをこれでもかってくらいに味わいました。
終わった瞬間に様々抱く想いを共有したくなる素敵な映画でした。
キム・ダミの出演作品なので観ました。 10代から30代までを演じき...
オリジナル版を超えて
正反対の性格の2人の少女の物語。
二人の離れがたい結びつきの軌跡がオリジナル版よりもさらに細やかに、丁寧に描かれていました。
そしてオリジナル版「ソウルメイト/七月と安生」(2016)より、女優さんが普通っぽい雰囲気なのも親近感が湧いて良いですね。
二人のうちの一人に恋人が出来…
という、なんとなくのお約束っぽい泥沼的展開を交えつつ、
不自然な部分も多いけど、お互いの生き方をなぞっていくような展開
(かつて住んていた部屋が、そのままの状態で空き部屋だとか、描く絵のタイプの転向とかには違和感あったけどね)
それそれが成長するにつれ、お互いを取り巻く状況は変わり、その時々の心情も変わってくるけれど、相手を想い続ける心はひとつ。嫌いな部分も含めても、やっぱり好きな心情も丁寧だった。
自由奔放に生きた彼女は地に足をつけ、堅実な暮らしを営む彼女は心の旅に出た。
真実とはちょっと異なるかもしれないけれど、それが二人にとっての現在進行形。
…私の中では、オリジナルを超えた良い作品です。
作品の印象が…
女性同士の幼少時からの友情を情感たっぷりに描いた傑作。済州島の風景も美しく、撮影がとても良い。
同名の中国映画のリメイクであり物語はほぼ同じながら、かなり印象が異なる。どちらも素晴らしい映画なんだけど。
鉛筆画や猫、ジャニス・ジョプリンの名曲「Me and Bobby Maggy」などをモチーフに加えたことも本作に色彩を加えている。
ハウンがミソの『自由さ』に憧れる気持ちと、
「Freedom's just another word for nothin' left to lose
(自由とはこれ以上失うものがないということ) 」
という歌詞が象徴するミソの想いが切なく、ハウンに自由になってもらいたいという優しい嘘が涙を誘う。
本作の暖かさは、キム・ダミがスクーターに乗っているときの少し笑っているような顔に印象が似ている。
オリジナルの中国版は、本作のミソに相当するアンシェンを演じたチョウ・ドンユイの印象に似ていて、触ったら怪我しそうなくらいに鋭く結晶した純粋さ、という印象だったんだけど。
主役の印象が両作それぞれの印象と似通っているのは監督の演出意図を反映しているようで、とても面白い。
少女時代の穏やかな時間がずっと続けば良かったと思わせる、きれいな海辺の映像でした
幼い時に出会った二人の少女ミソとハウン。ただの仲良しの友達とは呼べなくなる二人の関係を果たして何と呼べば良いのでしょう?親友などと言う言葉では言い表わせない気がします。心からの友?同志?いや、やはりソウルメイトなのでしょう。ジヌの存在が二人の間に入り込み、心穏やかざる時期を過ごす事も有りましたが、やはり誰よりもお互いを分かり合っていて、相手の事を一番に想っていたのはミソとハウンの二人。自分の人生を託すに足る存在と、その人生を背負って生きる覚悟を決める存在。ソウルメイトと言う言葉でしか表現出来ない気がします。少女から大人までを演じたキム・ダミとチョン・ソニの二人がとても素敵でした。一枚の絵が物語る二人の人生を描いた、心に染みる作品でした
始めはよくある出会い方や三角関係の典型な描写が並んでてウンウンって...
良作です
言葉を介しなくても
泣く準備はして観たけどやっぱ泣いた。
友情にも色んな形があると思うけど、彼女達は友達通り越してもう家族だね。
ハウンは猫と一緒にミソの心も拾って住まわせちゃったんだな。
二人の関係はジヌの存在を通して色々形を変えて行くけど、どんな形になっても結局お互い相手が誰よりも自分を理解してくれる相手だとわかっているのが泣けた。
ミソがジヌにわかってないな、と言う度になんか心がぎゅんとなった。
二人の関係はジヌの存在を通して拗らせてしまうけど、それは彼への想いというより、お互いの気持ちのすれ違いよね。
ソウルメイトって多くを語らなくても電波で勝手に伝わってしまう友情なんだと思ってた。けどこれを観終わった後は、性別とか血の繋がりとかそういうのまるっと乗り越えた所にソウルメイトってあるんだなと思った。
キムダミ最高
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