マダム・ウェブのレビュー・感想・評価
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トニスコとデンちゃんのデジャブに軍配。
変なB級よりは遥かに良い
ウェブ・ゼロ
ウェブ
いまとなってはネットを意味することが圧倒的に多いが、そもそもの意味だとは思いもしなかった。
ただ、同時にこのウェブはすべての時間をつなぎ合わせるモチーフにもなっていた。
「未来の素晴らしいところは、まだ決まってないこと」
普遍的な言葉
このために死力を尽くしてそうなりたいことを選択するということだろう。
少し前にあったインタラクティブなウェブに例えて言えば、ウェブ3.0と言ったところだろうか?
この作品は、
最低作品賞含む三冠の受賞作のようだが、取って作ったようなものではなく、コミック誌のスパイダーマンに登場するマダムウェブの若かりし頃を描いた作品のようだ。
普遍的な言葉を織り交ぜ、若者たちへ未来を創造していく力があることを説いている。
その意味では見る価値は十分にある作品だと思う。
そして、
様々なモチーフを交錯させる様な描写もよかった。
まずはウェブという名前、
そして、赤ちゃんの誕生。
生まれたことに多少なりともネガティブさを抱えるキャシーと3人の娘たち。
その真実を知ったことで変化した過去
キャシーは「責任を負うことを決めたその時、大いなる力が目覚める」と聞かされたとおりに変化した。
何事にも腹を決めるというのは重大なことなのだろう。
ベンのこどもの誕生は、彼女らの不遇とは逆の未来を暗示しているが、そのコントラストもよかった。
赤ちゃんは本来ベンのこどものように祝福されて然るべきだ。
不遇を感じながら成長した彼女たちが、今後は勧善懲悪のために動き出すのだろう。
そこには犠牲という概念がある。
この物語そのものは、エゼキエルによる自作自演の自爆で成り立っている。
しかしながら、
彼が引き起こした因果の対象となった彼女らが自分で考え行動するようになることが、彼の自作自演、因果応報の面白さでもある。
エゼキエルの下手な思考があったお陰で、彼女たちが覚醒することになったのだ。
実際の世界でも似たようなことは日常的に起きていて、その意味では100%の悪人などいないのかもしれない。
さて、
実際のキャラクターマダムウェブ
スパイダーマンに登場した透視能力のある老婆
コミックを知る人にとっては面白いスピンオフなのかもしれないが、私を含め知らない人にとっては若干引いてしまうだろう。
ここに予備知識の必要さがあるように思った。
そして2003年現在を舞台にしたこと。
これは非常に重要な設定なのだろう。
あくまでスパーダーマンとは別の独自性の世界観を出すのが目的なのだろう。
スパイダーガールというのかスパイダーウーマンというのか、彼女たちとスパイダーマンとが実際には関係ないことはこの作品をオリジナルにする一方、視聴者の反感を買うようにも感じた。
特に昔からペルーに住む部族としてラス・アラニャスが登場することも、スパイダーマンの世界観を大きく損なってしまうような気がした。
暗に「こっちの方がオリジナルで歴史がある」ということを主張している感じがする。
このあたりにこの作品が意図せずに損をしているように思った。
しかし内容も悪くはないし、面白さに加え普遍的なことがあってよかった。
そして、
確かに、
悩ましい作品ではあるのだろう。
そこまで悪くない
サスペンス要素はないただのアクション映画!!
どうした! 何をしたい
観るか悩んだ末。
糸を出さないスパイダーマン
主人公(ダコタ・ジョンソン)は救急隊員、事故で川に転落したときに超能力に目覚める。
これから先に起きることが見えるようになり、三人の少女を助けたことで自分の出自の詳細と、悪いスパイダーマンを知る。
前半はサスペンスフルで面白いが、後半はマーベル映画だ。
そこまで酷いかなぁ…
私は普通に映画館で特に損したとも得したとも思わない程度の感覚で観た記憶があったのですが、世間的には酷評されてラジー賞まで取ってしまったそうなんで、PrimeVideoで再視聴してしまいました。まあ、実際映画館でも若干ウトウトしたから記憶も怪しいなとは思ったし。
確かにストーリーにはツッコミどころが多くて、夢に出てきた人間をモンタージュしたのか知らんけど、そんなのを元にして顔認識できるわけねーだろとか、お腹の中の赤ちゃんが先天的に病気を持っているからって何も臨月にペルーの山奥まで特効薬探しに行かなくても、産んだ後で行けばいいだろとか、何で追われているってわかっているのに妊婦の付き添いにノコノコ3人がついて行ってんだとか思ったりはしたけど、ヒーロー映画なんてそんなもんではないかなぁと。モービウスとかヴェノムの三作目よりはマシじゃね?女の子達可愛いし、と改めて思ったんだけど、俺おかしいのかな。
脚本が酷すぎる
とにかく、脚本が酷すぎる。何となくそれっぽいシーンが繋ぎ合わさっているだけで、主人公や敵の行動の理由が謎すぎてしらけてしまう。
敵(エゼキエル)は地下鉄で3人娘を見つけたのに、なぜさっさと攻撃せずに関係ない警官たちを片っ端から攻撃するのか。また、武器を使えばすぐ殺せるのになぜいつも素手で首を絞めようとするのか。本当に殺す気がないとしか思えない。さらに言うと、こいつは「ここにいます!」とハッカー女史に言われた通りの場所に行って毎回失敗して帰ってくるだけ。それなのに「早く見つけろ!殺すぞ!」と威張り散らすので、小物臭が半端ない。
マダム・ウェブも3人をほったらかしてどこかへ行きすぎ。なんでペルーに行くの。案の定、毎回殺されかけるし。3人娘もとくに何をするでもなく、最後に言われた通りに心臓マッサージするだけ。
脚本だけでなく、未来予知のショットがテキトーすぎて「何でやねん」としかならない。そもそも、予知で避けられるものと避けられないものが完全にご都合主義なので何のカタストロフも得られない。
まあ、酷い映画ですよ。
現代版キャットウーマン
能力に目覚める前、事件が起きる前、殺人が起きる前、全てが起きる前に未然に防ぐ映画。未来を予知する力に目覚めかけた主人公と悪を挫くヒーローになる少女?達のマーベル作品でしたが、正直物足りないし迫力に欠けるよね。スパイダーマンの延長だし、キャットウーマンを彷彿とさせる流れでガッカリしたかな。マーベルは、アベンジャーズシリーズ完結で力を出し切った感があり、もうほぼ魅力を感じないですわ。
少女達?笑というか、結構お年なレディ達を無理矢理幼く表現してるところや、タハールが悪事を働いているのが分かってるなら、本家蜘蛛一族達が何とかするんじゃないの普通さ?何で放置プレイで事情も知らない救急隊員に託すストーリーなのか良く分からなかったね。続編は無しの方向でヨロシクお願いします
明らかに第2弾が
未来予知で自分や少女達を守るというのは、面白いけど今回だけなのでは?
彼女も含めて、3人の少女はこれから蜘蛛に噛まれるのか、噛ませるのか、それとも蜘蛛エキスを注射するのか……
第2弾、第3弾を想定しているのがミエミエ
逆にそうでないと、これを世に出した意味もない感じがするけどね
倒したはずの彼もなんか生き長らえていそうな気がする
ところで、なぜ、アメリカ人はこんなにも毒蜘蛛が好きなんだろうね
マーベル史上もっとも(色んな意味で)弱い敵…?
シーンのところどころで「もう少しこうだったら」と思う事が多い映画でした。
少女3人の絆が深まる演出が一瞬でもあったら…例えば、一人が高いところから落ちそうになったところを2人が助けるとか(リポDのCMみたいな)
3人それぞれ+ウェブ含めた4人の絆が深まる理由がいまいち見えにくく。。。
親との関係性が希薄、という面を共有する事に加えて、そのように物理的な助け合いがあると、関係性の強まりを感じられたかもと思いました。
今回の敵はスパイダーマン的能力+猛毒を持っていましたが、車にはねられまくったり、花火や看板などウェブの作戦にかかりまくったりと、マーベル作品史上でもなかなかの薄さを感じる敵キャラでした。逆に愛らしい。
ゴリゴリのアメコミやアクション映画を見たい人・サスペンスを見たい人・未来予知を駆使したSF物が見たい人など、どの人にも絶妙にハマらないかもしれません…
スパイダーマン関連のヒーロー物です。
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