「沈黙の艦隊と同じビジネスモデル?」マダム・ウェブ きーろさんの映画レビュー(感想・評価)
沈黙の艦隊と同じビジネスモデル?
全く情報を入れずにぽっかり空いたTOHOシネマズウェンズデーに期待値0で見に行ったのですが…
そもそも2003年設定にしないと次のスパイダーマンとの時系列が合わないからまずこれ見てって感じ何よ?ブリトニーやら流されても全然ピンとこないしテーブルでラリったように踊る姿に共感性羞恥がすごいんですけど?あとスマホもなきゃSNSもない世界で令和の日本人が納得するビジュアルとストーリーは作れるのかしら?結局街のシステムをハックした画面は今どきな感じになっちゃってたじゃない?それからペプシのプロダクトプレイスメントが激しすぎるけど看板ぶっ壊してお金出してくれるなんて日本じゃ考えられない太っ腹と理解度でアメリカを感じたわね!エゼキエルを潰した文字はSだと思ったらPってソニーピクチャーズじゃなくてパラマウントを落としたいってことかしら?まあ、いつまで経っても主人公が大いなる力を自覚しなくて、自覚してからの上映時間が足りなくなって駆け足になっちゃうのは、多分サブスクドラマの悪影響出まくり。エピソードの時間的な割り振りが下手くそな117分は見ててわりと苦痛を感じてしまったり…。
結局のところマルチユニバースで最高の終わりを迎えたスパイダーマンの版権をなんとかマネタイズするためにこねくり回した感がすごくて(MCUもSSUもそんなに詳しくないからこの指摘は全然的外れかも)この子達が今後スパイダーウーマン/ガールとして活躍していく未来はこれから作るであろう作品で!って言われても丁寧に描かれていないキャラに思い入れも何もないからなぁ?マーベルコミックスも日本では高いし読みづらいし…序の序の序の序の口なのに映画にしてしまうのはマジで最近の制作側は考えたほうがいいと思う。この先サブスクで連ドラにするとしたら1話を映画館で上映する意味すらないし、受け取る側のネガティヴしか生まないと思うんだけどどうですか?アマプラの沈黙の艦隊の連ドラなんて劇場に足運んだ自分が馬鹿にされた気がして見る気にもならないもんね。
強いていうなら3人の女の子たちのアメコミ的なファッションの再現度というか雰囲気作りというかキャラ付けというか台詞回し?とか、母親が毒親じゃなかったところはすごく良かったと思います。
あと最後に生まれた男の子って2003年生まれの新ピーター・パーカーで同僚の彼は新ベンおじさんってことよね?なんだかなーもーマルチバースにも程があるよね。次も映画のサービスデーならいくと思いますけども…いや制作予算どんどん減らされてるハリウッドの行方を見届けたいから必ず行ってしまうんだよなアタシは。