「ミュニシパリズムとは何かを問う映画」映画 ◯月◯日、区長になる女。 murachurさんの映画レビュー(感想・評価)
ミュニシパリズムとは何かを問う映画
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今年初映画「○月○日、区長になる女」をポレポレ東中野で見てきました。昨日ロードショーで当面満席とのこと。私が住む杉並区は人口57万人、有権者数47万人なのですが、2022年6月の区長選挙はわずか187票という僅差で、もともとオランダに本拠がある国際NGO団体にいて選挙のわずか2ヶ月前に帰国した岸本聡子さんが現職で4期目を目指す田中良さんを破りました。爾来杉並区は市民運動が盛んな土地柄でかつ田中区長が2021年の緊急事態宣言下に群馬県に支持者とゴルフ旅行に行っていたなど言動・区政に批判があったとはいえ奇跡的な結果でした。この映画は以前は政治に無関心だったがたまたま都道の延長計画の区画整理地に住んでいた脚本家が区政や岸本聡子さんに興味を持ち、撮り貯めた映像をまとめたものです。途中の岸本さんと活動歴ン十年の市民運動家との軋轢・葛藤・昇華がリアルに小気味良く描かれていました。当選確定時のシーンは感涙もの。上映後のトークも勉強になりました。
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