「丁寧な良い映画です」マンガ家、堀マモル シバースDT11さんの映画レビュー(感想・評価)
丁寧な良い映画です
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新人賞をとって夢を叶えたはずの漫画家堀マモルはスランプになって担当に『腹を割っていない』とダメ出しを食らう日々。そんなマモルに3人の幽霊が現れ、自分の過去を語りマモルはそれを漫画にして行く。漫画に描かれていく3人それぞれのエピソードとアイテムは現在のマモルとリンクして終盤に近づくと意味が分かって行くように丁寧に作られています。
幼なじみのハルと一緒に漫画家になって生きたかった堀マモルが自分を見つめ直して、突然のハルの死という辛い過去を乗り越えて行こうとする姿はラストシーンで納得のオチがつきます。
クライマックスと言える進路相談後の河川敷でのマモルとハルの別れのシーンは二人の演技に切なさと悲しみを感じる素敵なシーンでした。
特に事前情報を入れずに鑑賞しましたが、良い映画に出会えたと自分的には今年のトップ5に入りました。
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