ハードボイルド・レシピのレビュー・感想・評価

これは好きだわ。映像もセリフもやたらカッコいい！

見た目が子供っぽいキャラが、実は凄腕プロ・ボディーガード。
犯罪者専用のボディガード犯罪組織が主役というのが面白い。
その組織が請け負った今回の仕事は、悪徳景観がらみのヤバい案件だった。

自分の知ってる有名俳優が第三舞台出身の筒井さんのみという、低予算インディーズ映画。
そして、主人公もその相棒も、交渉人も女性で、敵殺し屋も三姉妹というのは、自分としては嬉しいが、本作の特長としてそうしたかったのならよいですが、主要キャラたちの女性率が高すぎ。
特に若い女性が多いので、作品の雰囲気がどうしてもソフトになる。
そのソフトさで殺伐としたクライムアクションが、良くも悪しくも柔らかくなってるのが本作の特長。
各シーンも殺し合いなのに底抜けに軽い。
いいんだけど、上辺の軽いカッコつけが目立ってしまうのも確か。
ハードさをもう少し加味して、全体的に各シーンをもう少し刈り込んで煮詰めたら傑作になると思うのですが、そこが本作の魅力でもあり難しいのかもしれない。
自分は好きです!！

設定を描いてるだけなんだよね。
良く分からない謎の組織が日本上陸して、それを面白く思わないヤクザグループもいて、そこに警察がいっちょかみしてやろうっていう。

謎の組織には凄腕の眉村ちあきと上村ルナがいて、警察側は藤丸千、東宮綾音、絢寧を雇って、ここがやり合ってくの。

ただ設定だけ作っておいて、アクションをやり合いましょうという話だから、深みはないよね。それでも面白いと思ったの。

ハードボイルドな描き方をして「カッコいいー！」と思わせるのは、そうとう難しいね。
この作品は色んなシーンが「どこかで観たことあるような」って感じだから、ハードボイルドシーンもそこまで響かないんだよね。
双方の動きも詰めが甘いしね。コートにシール貼られたらすぐ気付くだろとか。アタッシュケースを置いたの見逃すのしょぼすぎるとか、ただ置いただけで、全然物語に効いてないぞとかあんのね。

関係ないけど「渋谷を歩いてたのになんで新宿駅南口にいるんだ」「ロケ地ここならヒューマントラストシネマ渋谷で観たいぞ」とかも思ったよ。

でもいいの。藤丸千かっこいいし。
藤本ルナとやり合うところレベル高いね。藤丸千が頑張って藤本ルナに付いていってる感じだったけど。
アクションは全編通じて良かったね。だれが監督したんだろうと思ったらカラサワイワオさんだった。

そして最初と最後に出てくる筒井真理子いいね。謎の組織にいそうな気がするもん。

ストーリーとかもろもろ無視でいいから、それっぽい設定で役者さんを集めて、アクション観せてくれる作品をまた撮って欲しいな。絶対、観に行くよ。

まさかの舞台挨拶付きだった(笑)
登壇されたのは監督とプロデューサーのお二人。
主役の眉村ちあきサンは登壇しなくて残念。

本作は悪党専門のボディーガードと3人娘のマニラシスターズが戦うシーンがメイン。

尾行するシーンや東京の町並みの映像が多くてテンポが良くない感じはしたけどアクションシーンはなかなか楽しめた感じ。

主役の眉村ちあきサンが可愛い。
今まで存じなかったけど。なかなかの経歴の持ち主。
会社も立ち上げていて行動力に驚く。
インスタ覗いたら本作のキャラとは全く違う顔立ちにも驚く(笑)
年齢は公に不詳らしいけど舞台挨拶で彼女の大体の年齢を知ることに(笑)
本作のBGMの一部も彼女が作ったらしく、その才能に驚く。

舞台挨拶で、本作は眉村ちあきサンの7本のショートムービーのヒトツで作る予定だったらしい。
でもショートで作る内容では無く本作が作られたとの事。

エンドロール後、1本のショートムービーが始まる。
その作品がなかなか良い！
眉村さんが可愛い(笑)

本編とショートムービーに加え舞台挨拶が観れたお得な体験でした( ´∀｀)

意外。飽きさせず緊張の連続だった
主演の眉村さんの劇伴も良かった
極悪三姉妹はキャラが立っていて、痛快
主演の相方の藤本さんのアクションは見ものです

日本の裏社会に進出してきた組織の子どもみたいな凄腕ボディーガードの話。

武器商人がお薬の取り引きをする情報を得た警察が、検挙しつつチョロまかそうと企てて雇った裏のお仕事をする三姉妹と対峙するストーリー。

オープニングこそ良かったけれど、アタッシュケースを追う行の長いこと。
そして登場人物の設定も行動も安っぽいし。

ごまかせそうなセリフ回しで何とかみせていたけれど、主演の演技力は厳しいしストーリーも何がしたいのかわからないムダな回り道だしで、雰囲気すらも中途半端で物足りず。
もうちょい何とかならなかったかね。

製作者が中二病を患っているらしいのはよくわかった。

眉村ちあきさんがボディガード！？
今迄、主演を務めた2作品は音楽映画だった。今回はアクション映画!?ハードボイルド!?
しかし、その意外性が成功している。
役者じゃないからこそ、そのキャラクターを活かしたボディガード姿。流石、眉村さんをよく知る松浦監督。
そして、その脇を筒井真理子さんをはじめ、ベテラン俳優陣が固める。
少し間延びしている部分も無くはないが、面白い、続きが観たくなる映画でした。