「苔は小さな森」Here m mさんの映画レビュー(感想・評価)
苔は小さな森
小学生の頃、ゼニゴケにハマって家にある鉢植えや花壇にゼニゴケを見つけて来ては移植していたことを思い出した。
確かに森だし、ゼニゴケは無人島のジャングルみたいだった。
多くの人は、大人になって足元の苔なんか視界に入らなくなっている。
苔の研究をしている彼女に出会って
忙しない日々を過ごしているうちに見えなくなっていたものを思い出し、彼はこの地にどんな種を蒔き、育てていくのだろう
バス・ドゥヴォス監督がコトコトと煮込んだ穏やかな愛情のこもったスープのような映画
この映画もゴースト・トロピックも、私にとても心地よいテンポだった。
次回作が待ち遠しいと思える監督に出会えてよかった。
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