WILLのレビュー・感想・評価
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謙さんもお忍びで山小屋を訪れる気がする・・・・
上映してる劇場は大阪と神戸で、時間的に行けるのは神戸元町ですが・・・
事前にネットでチケット買えない座席確保も出来ない元町劇場は、行く道中のストレス半端ない(-。-;
俗に言う不貞行為で、大バッシングを受けた俳優・東出昌大狩猟生活ドキュメンタリー
同じような事をしてても彼のように叩かれない人もいる芸能界の不思議!?
私的には、時折見せる彼の憑依的な演技は嫌いじゃないだけに、スクリーンから消えないで欲しいと思ってました。
信用を失い苦境に立ちながらも生きる居場所を見つけて、懸命に生きようとする姿に引きつけられる人達がいるからこそ、世に出た映像の数々は、ショッキングな映像も多いので、簡単にオススメは出来ませんが・・・
日本以外でも評価されると思う想像以上のドキュメンタリー!!
彼と対峙する人々が、己の生き方を貫いて人達なので、台詞ではない会話がリアルで、ラップグループ「MOROHA」渾身の叫びが、心に響く
ココからは妄想ですが・・・
彼を決して責める事の出来ない元義理の父が、この作品観たら、あの山小屋に来るような気がするし・・・
お子さん達もいずれ自分の意思で、父を訪ねて来るでしょう。
そんなWILL 2と3は、映像にならなくてもきっとある。
生々しい狩猟のシーン。。。俳優 東出が世間で叩かれ、狩猟で救われる。
猟師の師匠がまた アクの強い男。自信にあふれ哲学的。
私生活でマスコミに叩かれ、離婚し事務所も辞めた。
不眠になり薬や酒が無いと寝れない生活。
そんな中でも役者の仕事には打ち込む。
鹿を撃ち殺し 猪を撃ち殺し、内臓を出して革を剥ぎ、
血みどろになって解体し、そして食べる。
リアルな感触を通じて、変化していく一介の男、東出。
2024 自分の中の暫定1位
東出の魅力が溢れる
革命
例の不倫や、撮影現場に女性を連れ込むなどなど、世間を騒がせてきた東出昌大さん。ここ数年はシネコン・ミニシアター問わず様々な作品に出演されており、騒動が起こる前よりも応援したくなったなと思っていたところでのドキュメンタリー、しかも狩猟を交えてという中々異色なドキュメンタリーに惹かれて鑑賞。
狩猟がメインに据えられており、東出くんもしっかり狙撃して鹿を捕らえていました。血抜きのシーンや肉を削ぐシーンも多くあったので、耐性が無い人にはキツいかもしれませんが、こうやって食事が食卓に出てくるんだよなぁと大人になった今しみじみ思います。
東出くんの人の良さがこれでもかと発揮されており、狩猟会の人たちともすぐに打ち解けて、東出会(と呼ばれてる集まり)や作品での繋がりのある俳優陣、そして敵であるはずのマスコミの人ですら仲良くしてしまうという前代未聞な映像が流れていて笑ってしまいました。
その後もちゃっかり仕事に繋げてて、こういう縁を作るのが本当に上手なんだろうなと思いました。
関わる多くの人の言葉がそれぞれ命を持っていて、服部さんの「サザエさん一家のように国民的な家庭をぶち壊したんだからそりゃ責められるよ」という例えは的を得ていて言葉の組み立てが上手いなぁと思いました。
狩猟含め自給自足の生活がメインなので、料理がたくさん出てくるもんですから、腹の虫が鳴きまくっていました。
しっかりと野生の生き物を自分の手で調理して、それに齧り付く東出くんたち。あれはたまりません。
東出くん自身もSNSでの誹謗中傷についてしっかり語ってくれていて、人の粗探しをするくらいなら自分の楽しいことを探せばいいのにっていうセリフはそうだよなぁと共感しまくりでした。
MOROHAの音楽も相まって、フレーズひとつひとつに東出くんの波瀾万丈な人生が詰め込まれているかのようでした。
自身の子供への遺言、そのためのドキュメンタリー。これからも俳優と狩猟、二足の草鞋で生きていく彼を応援し続けたいと思います。カッコよかった。
鑑賞日 2/18
鑑賞時間 19:25〜21:50
座席 E-1
"食うか食われるか”東出昌大にしか出来ない遺言作
2024年劇場鑑賞12本目 名作 95点
正直こんなにもいい意味で裏切られるとは思わなかったです
密着ドキュメンタリーは大概ハズレないですが、作品としてのテーマや細部まで凄まじく、説得力と力強さが本当に凄まじかった
2024年も1/6が経過しまだ15本ほどしか鑑賞していませんが、暫定1位で、恐らく年間ベスト5に残るんだろうなぁと思うし、是非人に勧めたい衝撃が走る作品になりました
3回ほど流れるMOROHAのアフロの熱唱シーンは、ラップがあまり好まない当方でものまれてしまったし、さよなら ほやマンから彼を認識しましたが少しファンになってしまった。。
内容としてはドキュメンタリーなので、実録を忠実に送り手に届ける土俵があるので、単に面白いと評価するのは野暮で、正しい言葉が見つからないけど、東出昌大はなるべくして猟師になったし、細部の人物的要素や行動によって生じた事柄に対しての回答が、山での生業に集約されるのが、そういった星に生まれたかのような、導かれるように山で生きていて納得でしかなかった
報道の時期、事務所退社の時期、自伝のような舞台の時期、福田村事件の時期、と全部が都から離れて、東出昌大個人として受け入れてくれる世界や空間で心を安らいでいく中で、芸能人東出昌大として失ったものを背負い、繋ぎ止めているものを大切にし都へと戻っていく様が過去よりも忠実に実直に噛み締めて生きているようで、もう残りの人生を数えている様に見えた
生に触れて、より食への有り難みを感じたことによって都での芸能人東出昌大としてそこにいる時に口にする食べ物の味がしなかったり、生き物は違えど動物の父母と娘息子の関係を自らの手で打ち殺し引き裂く行為と自らの境遇の対比の心境は、言わずもがな一番最初に掴まれた訴えでした
彼のファンは勿論、邦画ファンやメディア関係者、もっといったら現代を生きるすべての人の様々な価値観や印象が変わるなり新たな一面に出会える、もっとも映画らしい作品なのかもしれません
是非
男の生き様
東出昌大の想像以上にガチな狩猟生活に密着したドキュメンタリー。
猟銃の扱いからナイフ1本での獲物の解体まで見ていて惚れ惚れする。そして猟友会のオジさんたちから突撃してきた雑誌記者まで、スッと懐に飛び込む人たらしっぷりがまた素敵。これはモテるはずだ。
東出と交友のあるラップチーム「MOROHA」の音楽が全編を彩っている。アフロのやり場のない怒りや哀しみを叩きつけるようなリリックが、東出の人生とオーバーラップして堪らなくエモい。
事務所から独立後、東出昌大が初めて参加した映像作品「福田村事件」の撮影現場に密着した映像も興味深い。
東出が役作りの一環で和船の操船を学ぶシーンなどもあり「福田村事件」のメイキングとしても楽しめる。
この作品を通して東出は別れた子供たちに対して、父親としての生き様を残そうとしていることが終盤明らかにされる。
この映画のタイトル「WILL」とは「遺言」の意味であり、子供たちへのメッセージだったのだ。
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