WILL

劇場公開日:

WILL

解説

俳優・東出昌大が狩猟をする姿を追ったドキュメンタリー。

猟銃を手に山へと向かった東出が、電気も水道もない場所で、狩猟で獲った鹿やイノシシを食べながら地元の人々と触れ合う日々を記録。なぜ俳優である東出が狩猟をしているのか、そしてその経験は彼に何をもたらしたのか。BiSH、クリープハイプ、藤井風らさまざまなアーティストのドキュメンタリーやMVを手がけてきた映像作家・エリザベス宮地が監督を務めて描いた。

また、ラップグループ「MOROHA」が音楽を手がけ、自身も出演。心の根底に混沌、矛盾、葛藤を抱える東出昌大というひとりの人間の姿を、MOROHAによる渾身の言葉とともに映し出す。

2024年製作/140分/G/日本
配給:SPACE SHOWER FILMS
劇場公開日:2024年2月16日

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(C)2024 SPACE SHOWER FILMS

映画レビュー

4.0愛する我が子への「WILL=遺書」

2024年2月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

俳優・東出昌大が狩猟をする姿を追ったドキュメンタリー映画。公開前から楽しみにしていたのですが、なんとも凄いものをみせられた気がしました。
東出昌大さんといえば、誰もが知っている朝ドラ俳優で女優の杏ちゃんと結婚、3人の父となり順風満帆にみえた人生を一瞬にして崩壊させたひと、やっぱり懲りないひと。世間の認識は多かれ少なかれそんな感じではないだろうか。では、実際の彼はどうだろう?映像から垣間見えるでっくん(東出昌大)は、純粋で人を疑うことを知らない、気さくでオープンな人柄だ。純粋であるがゆえに危うさも感じるが、その人間的弱さが垣間見れるところが彼の良さだとも思う。どんなに都会を離れて山に籠ったとしても、彼が世俗を捨てることはなさそうだということ。周囲の狩猟仲間もそれを理解している。「狩猟は趣味で、役者が本業だと」いつかはまた、華々しい世界へ戻っていく彼が、束の間に心を癒す場所ーそれが山であり、狩猟である。映画全般にわたって、彼は悩んでもがいている。登場する狩猟の師匠たちの「命」を頂くことに対する思いもまた深い。このドキュメンタリー映画に登場する全ての人が、「命とは?」「生きるとは?」という答えのでない問いに、逃げずに、真摯に向き合っている。また、特筆すべきはラップグループ「MOROHA」の音楽かもしれない。魂を揺さぶる言葉と音は、映像が私たちに問いかけてくる意味をよりいっそう深化させ、なくてはならない演出となっている。
でっくんが、この映画の出演を決めたのは子どもたちの為だという。「WILL=遺書」を残すことで、生きる意味を再確認していく彼の姿がリアルに映し出されていて、何かしらの重い衝撃(感動)を持ち帰ることになる映画です。数ある映画のラインナップの中から、本作品を1番にチョイスすることは、まずないと思いますが、観ておいて損はない良作ドキュメンタリーだと思います。殺生や生々しい映像が苦手な方にはおすすめしません。

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ななやお

5.0もの凄くリアルな生と死が描かれた映画。 普段、死は特別で遠い出来事...

2024年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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yoshiべぇ

2.5生きるために

2024年10月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

単純

食う。食うのに狩をする。
って、そんな御託並べてるけどさぁ。

狩をしなくても食えるように人間が色々発見開発してきたのは
どう思うんだよ。

って突っ込みたい。

プリミティブな疑問や問に行き着いたら尊い奴

みたいな空気感で

ひたすら、自己肯定しかしない輩のドキュメンタリー。

こう奴ばかりの世の中になったら
世の中荒れまくるよね。って

僕は思ってる◎

配信で観れた方ちゃんと観てみたけど
これは金払って観たいとは思わねぇ。

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tomokuni0714

4.0なぜその生き方に至ったか

2024年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.2
いいドキュメンタリーだと感じた。
以前、森達也の『FAKE』をみた時と同じように、作り手から対象者への愛を感じ、どのように解釈してほしいかの示唆がわかりやすく、またそこに好感が持てた。
本作は東出昌大のファンか、またその逆の人しか見ないだろう。しかしいずれの鑑賞者も、なぜ東出昌大が、その生き方に至ったかが分かる作りになっている。

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カメ