猿の惑星 キングダムのレビュー・感想・評価
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新シリーズとして上々かと
エイプの表現は流石です
普通に何の違和感無く2時間見れます
下手な俳優より良いかも
シーザーを伝説として絡めるのもOKですかね
テンポが若干気になりました
もう少しまとめてもらえると見やすいかも
また続きがある
シーザーが、亡くなって何年かあとの話。
平和に暮らしていたが、王国を築きたい猿が現れて、マッドマックスぽい感じもしたが、話をする人間が
現れてロードムービーに、初めは弱すぎてイライラしたが、ラストはよろしい。
次回は、人対猿か?
あの・・・。
猿の惑星というシリーズは有名で流石の映画素人でも耳にしたことのあるタイトルで、初代?の1作目のオチが有名だそうでそこくらいは何となく知ってはいる程度。
その後リメイク?もされていくつか作品をリリースしていたのも知ってはいたけど、そこまで興味もなくスルー。
そして本作。
しばし観たい作品がなかったため、ある種消去法的に本作品を鑑賞することに。
どうやら本作は完全新作とのことで、少し期待していた。
とりあえず個人的な感想としては「この2時間35分という時間、グダグダと展開が遅く長い」ということ。
確かに映像はキレイではあったけど、「何だコレは・・・」とおもった。
後半で捕まった主人公の猿と主人公の人間の女性が悪者の猿に引き連れられて浜辺を歩くシーンは初代のラストの方のオマージュだったのかな?
その先には硬く閉ざされたかつて人間が作った巨大な鋼鉄の扉があり、猿たちが爆薬などを使って開こうとするも当然ビクともせず。
悪者の猿のボス曰く扉の中に重要なモノがあるそうでそれを手にして猿の世界にする的なことを言っていた。
ここでやっと扉が開いたと思ったら中に顔だけ出した砂に埋もれた自由の女神像でも出てきていたらちょっと「おっ」となっていたかもしれない。いや、それはそれでつまらないか?
さらに悪者の猿たちに捕まり保護?利用?されている学者らしきおじさんが登場するも何だかんだ仲間割れして主人公の女性の人間にまさかの胴締めスリーパーで〇され、さらに時間稼ぎのためかそのまま海へ投げ捨てられたのはちょっと面白かった。
というかシャワーを浴びたあとに主人公の女性の人間のヘアスタイルが三つ編みになっており、なんだか違和感を感じた。この世界観でオシャレして随分余裕だなと。
結局主人公の女性の人間の発案で主人公の猿を含めた3匹の猿が協力して夜中に鋼鉄の扉に爆薬など仕掛けを施す。
そして主人公の女性と3匹の猿は崖沿いを上っていき、そこで鋼鉄の扉の中へと入れる別の入り口(換気口?)からあっけなく中へ侵入。
いや、悪者の猿たち今まで何してたんだよと。人間よりはるかに運動神経もいいだろうし、会話できるくらいの知能もあるのだから見つけれただろと心の中でツッコミ。
鋼鉄の扉の中はやはりかつて人間が支配していた頃の武器や戦車が並んでいた。
そして女性の主人公は目的のため一人別の部屋へ行き、そこでHDDらしきものを取り出す。
そして鋼鉄の扉を内側から開けるとそこには悪者の猿たちが待ち構えておりドンパチが始まる。お約束展開。
やはり数が違いすぎるため主人公の猿は悪者の猿たちに捕まる。
女性の主人公は銃を使い捕らわれた主人公の猿を助けようとする。
そこで主人公の猿が主人公の女性に対して静止をうながすも女性はスイッチを作動させ、そして仕掛けておいた爆薬などが爆発。海岸から大量の海水が流れ込む。
今後この兵器を猿たちに使わせないよう、猿もろとも葬り去ろうという計画だったのか?
悪者の猿のボスやその側近などは無事〇亡したっぽいが、主人公の猿とその親友の猿2匹および囚われていた多くの良い猿たちは生き残り支配から解放される。
その後少し日が経ってからなのか、悪者の猿たちに襲われ崩壊した村へ帰り再建に向けて動き出した主人公の猿とその仲間たち。
そこへ主人公の女性が少し小奇麗な恰好で現れ(またも萎えポイント)、主人公の猿と少し会話をする。
会話をする主人公の女性の後ろ手には隠された銃が。
「おっ!」とおもいきや撃つこともなく乗ってきていた馬にのって猿。いや去る。
いや、何もないのかよ!とはおもったが、ためらって撃つのをやめたのかな?
あるいは分かり合い共存できると信じて?
その後はお互いがお互いの道を歩み始めるみたいな感じになり、女性主人公はどこかの地へ到着。
そこには巨大な軍事基地的な建物があり、扉が開くと中から近代的な爆発物処理班みたいな恰好をした別の女性が現れ、女性の主人公が鋼鉄の扉の中でゲットしたHDDらしきものを手渡す。
手渡された女性はそのまま建物の中へと入ってく。
内部には沢山の普通の格好をした人間たちがおり、パソコンやら機械もズラリ。
さらに別の人間へとHDDらしきものが渡され、何やら機械にセット。
すると巨大な複数のボロボロになったアンテナが動き出し、電波を使い他の地域にいるかもしれない生き残りの人間たちへ呼びかける。どうやらHDDらしきものはアンテナを起動するための最後のピースだったっぽい。
そして呼びかけに対して遠く離れているであろう別の人間から応答があり、基地内は歓喜に包まれる。
そして終わり。
エンドロール後に何かあるかとおもいきやなにもなし。
何となくわかってはいたものの「明らかな続編ありきでの構成」にするのやめてほしい。
調べてないけどこの新シリーズというものも3部作構成とかそういう感じでは?
とりあえず本作にいたっては凄く中途半端な感じで終わってガッカリ。
もし3部作とか複数の構成になっていて、完結する物語なのなら全て通して初めて面白く感じるのかもしれない。
猿どうしが旧式の武器で戦うバイオレンス・アクション映画
時代感をしりたくて、ちょいとググったところ、人間世界に
弓ができたのは 五万年前
家ができたのは 七万年前
言葉ができたのは 十万年前 ぐらいらしい。
なので、この映画は、人間で言えば、6,7万年前ぐらいにあたると思われる。
ちなみに、映画の中ででてくる? シーザー王は、紀元前後ぐらいの人らしい。
で、「猿の惑星(シリーズ)」に対する自分の視聴履歴と言えば、気が遠くなるほど昔(1968年版)をTVで見ただけ。あの時の衝撃を胸に、何度か、シリーズを見ようと思ってかなわなかったが、今回、観に行くことができて楽しみだった。が、本作は、SF・猿の惑星では無く、バイオレンス・アクション・猿の惑星になっていた。1968年版はすばらしいSF映画だった。非常に面白かった。
今回もSF映画だと思って見に行ったのに。。。しかし今回は、猿をモチーフにつかった、ただのバイオレンス・アクション映画。登場者(猿)は、猿でも、エイリアンでも、宇宙人《EX:アバター》でも同じだ。縄文時代の人間でも一緒だろう。猿の惑星という名前を使っただけ。自分的には、すかされた思いだった。まったく心に響かなかった。
余計な突っ込み
サイロ(貯蔵庫)の中にあった、人間(女性)の欲しかったモノは、「ウィルスの解毒に関する情報」にしろよ! と思った。衛星通信の調整プログラムだったとは。そんなのわざわざ危険な猿の群れの中に取りに行く必要は無いだろうに。。。
自分的には、最近は、面白い映画が少ない。ハリウッドのストのせいかな。。。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
無料で観ても満足感なし。長くてつまらないでごサル
猿の惑星は2作目まで視聴していますが、2作目が想像を絶するつまらなさで断念していました。今回は無料ポイントを使って観たのですが、とにかく長く感じ、問題解決がなされていないと感じ、低評価にしました。
以下、箇条書きで感じたことを記しました。
満足な点
・立体的で臨場感のある映像だった
不満な点
・テンポが悪く、長く感じる
・猿を名前で呼んでいるが、区別がつきにくい
・舞台がどこなのか、はっきりしない
・シーザーとの関連性が明かされない
・メイとシマウマと一緒にいた人間との関連性がはっきりしない
・ボスゴリラを倒しただけで、根本的な問題は解決したのか、スッキリしない
・最後の場面は、人間が地球と交信しているのか、はっきりしない
ということで、長く感じモヤモヤする後味が残りました。
ノア=スティーブ・マックイーン(個人的見解)の猿目線の猿の惑星
エイプたちが地球の支配者になっている割には原始的で、1968年開始の前・猿の惑星シリーズのようにニンゲンに変わって支配している族のように見えない。
ウィルスで一気に知性を獲得したなら、封印しきれなかったニンゲンの遺物はいくらでもあると思うので、それを解析して各種道具や建物、施設を造ってもっと近代的な暮らしをしていても良さそうなのに、縄文人とかのレベルだと思う。火は使いこなしていたけど。言葉を獲得したなら、残された書物などから文字の存在を認知できると思うが知っているのはほんの一握り。ウィルスでの「進化」は一代限りで子孫には及ばないとかなんですかね。
映画が猿目線で作られているのが画期的。
観客は猿の側として見るように作られていると思う。
考えてみたら猿の一部が自分たちの利益を度外視してニンゲンの味方になる今までの話って不自然で、本作のように猿が自分たちのために(連れ去られて奴隷にされている仲間の救出)ニンゲンに協力した、というほうが自然。なんちゃってシーザーが警告したように、ニンゲンは信用できない、というのも真理でした。ノヴァ(メイ)はラストで、銃を隠し持っていましたから。
そして、ニンゲンは添え物、出演者が猿たちだけでも十分見ていられる映画になっていることも画期的。
ノアが顔といい仕草といい、スティーブ・マックイーン、(「拳銃無宿」ジョッシュ・ランダル時代の)に見えてしまい、そこから私の脳内ビジュアルで彼はスティーブ・マックイーン!
若々しいスティーブ・マックイーンの新作見た感で感涙ものでした。
(そんなの私だけかもです、ご気分害された方いましたらスミマセン。)
メイが狡猾なニンゲンの本性を顕に、猿を利用して手に入れたHDD or SDD(?)で寸断された世界各地のウィルスにやられず生き残っていた人間たちが繋がれるようになったら、簡単に騙され、先進的な道具は言うに及ばず比較的単純な武器すら使い得ないノアたち猿は、あっという間にネイティブ・アメリカンとか、アボリジニやその他の地域のネイティブ住民たちのように駆逐・迫害の憂き目に遭うのは必至はな気がする。それが猿たちの宿命、そしてニンゲンたちが復権しました、めでたしめでたし、ということに繋がっていくのでしょうか。
ノアは、「猿の時代」の終わりの引き金を引いたのか
「進化」のために知識を得ようとしたなんちゃってシーザーのほうが、猿全体として選択スべきリーダーだったような気がする。彼はニンゲンの油断ならない本質を見抜いていたし。
そういえばゴリラは頭が良かった。
または、進化、というものの存在を知ったノアが新たなリーダーとなり、広く知識を求め猿類に浸透させ、猿自身の手で偶然によらない進化を獲得していく土台を築いて、オリジナルの猿の惑星シリーズのジーラやコーネリアス時代のような猿社会に繋がるのかも
弱々しく、他人(他猿)の保護を受けながら実はしたたかというメイが、原始からのニンゲンの生き延びかた=狡猾さ(=頭が良い)をよく表していたと思う。
公式HPにあったように「進化は本当に“彼ら”を選んだのか。」であれば、猿の支配はウィルスによる一時的なもので、その先の進化がニンゲンには追いついていない、なので人類はすぐに巻き返すんだよ、というニンゲンには大きく光が見いだせる未来を示唆しているかもですが、個人的には前シリーズの、人類への救いがないほうが面白いと思う。
ノア=方舟 ということで、名前からこの先が推測できるような気もしました。(前シリーズのテイラーの相方の女性の名前もノバだったようですが、本作のノヴァ(メイ)とは関係なさそうです。。。)
ヴィジュアルは圧巻!
基本モーション・キャプチャーだったようだけど猿の動きはどうしたんだろうか、CGとの合せ技ですかね、猿の動きが素晴らしく、冒頭の卵を取りに行くシークエンスなんか思わず声でてしまった。
ただ、すこしくどくて長いような気がした。
途中で早く先に進まないかなと何度か思いました。
登場猿物を思い出しながら紹介します
伊集院光さんがラジオで評価低めだったのですが、せっかくこれまでのシーザーのシリーズを観てきたので、今回も劇場に行くことにしました。
「冒頭の鷲の卵を取りに行くプチ冒険が長い」と聴いていましたが、気にならなかった、というかむしろ、3人の若猿たちの見分けがちゃんとついて、『エターナルズ』で新ヒーロー10人それぞれ描ききるのと同様にすごいかも! と好感触。
〇ノア:『シング』のジョニーの次くらいに好きな類人猿。若いのに人間ができてる!
〇スーナ:旧シリーズの猿にフラウ・ボウとか大竹しのぶみたいな感じの情が深い女性がいて好きなキャラだったけど、そんな感じ♡
〇アナヤ:復帰する動機、もっとエモくできそうだけど、長くなるならいいか
〇途中、「ダー!」って連呼されてて、ダーって掛け声? 人名? って思ったけど、猿の名前でした。検索してもどの猿かわからず…
〇ノヴァ:いたいけな人間の少女、13歳くらいかと思ったけどフレイヤ・アーラン20歳越えてた! 見た目に反して人間の 罪 みたいのをいっぱい担ってて驚かされ続けた!「ノアーー!」って最初に喋るところがシーザーの「NOーー!」と呼応してて震える。
ってか洪水作戦するからノアの方舟の ノア なのか!
ラカ:オランウータン。あれで終わると思わなかった。けど流されたら死ぬか。リアル…
〇トレヴェイサン:途中でマーク・ハミルが出てきた! もうこの映画『ブリグズビー・ベア』と同じで名作確定じゃん! って思ったけどウィリアム・H・メイシーでした。
〇プロキシマス:ラスボスザル。にしては、『ゴジラ×コング』のスカーキングやコミック『モンキー・ピーク the Rock』のボスザル程は強くないし、キングダムっていうよりはヴィレッジだし、奴隷にされた猿たちもそこまで酷い扱いじゃないように見えた。そして最期にイーグル・サンにトドメを刺されるんだろうなとは思ったけど、それを見たかったのでナイスカタルシス!
『創世記(ジェネシス)』のノヴァ(人間)とシーザーの話されると、じーんとノスタルジア来る…
期待値低かったこともあり、その分すごく評価が上がりました! (ってことはオススメしない方がいいのか…)
そしてラスト! 自由の女神くらいビックリしました!
期待
エイプと人間の共存は不可能である。
シーザーの死から300年の地球。
人間は退化しエイプは知能を持ち進化した世界。
しかし退化していない人類も世界各地にいた。
メイが帰った「基地」と交信した場所にもいたわけだし他にもいるはず
エイプよりはるかに知能の高い、コンピューターや通信機器など先端技術を維持管理し使えるような人間が300年いたわけだ。
それなら再び人間が地球を支配できるような抗ウィルス、エイプと対決できる武器(プロキシマスが狙った格納庫にあったような)も他にもあるのではないか。
今回は人類対エイプと言うよりノア率いるチンパンジー・イーグル族対プロキシマス率いるゴリラ王国の色合いが強かったが、次回作・続編があるとするならノア率いるエイプ軍対メイ含む人類軍なのか?
メイは自分の目的をノアには隠していたことがノアにとって「人類不信」につながり結果的に両者は「人類・エイプの共存不可能」と感じていたと考えます。
エイプの知恵袋になるべきラカが実は生きていて…キーマンになるってことはないのかな。
人も猿も猿をころす、、、
前半人間が出てくるまでが、「あれ?なんで猿なんだっけ?」と思ってしまう。時代劇でもいいんじゃないのかな?
ノヴァが出てきて、CMのシーンのところで、ズボン履いてるのをみて、「あ、宇宙飛行士かな?」と思ったら、違った。
前振りでは「300年後」とあり、本編字幕では「数世代後」となってたけど、300年のハイテク機械が作動するのかな?90年代のPCだって動かないのに。
人の言葉を話す人間と話せない人間の隔絶がちょっとひどいかな?って。猿と人間が逆転というより、原始人?的な?だって退化して動物になったなら、裸でしょ?完全に。隠すってことは羞恥心の現れだもの。
ノヴァが抜き取ったHDD?も、そんなに大事なのかな?って思っちゃうし、結局人間を口封じに殺してしまうことで、ノア達に不信感を抱かせたよね。
シーザーの教えが余り活かされてないよね、特に「猿は猿を殺さない」ってのが。だから主役が猿でも結局人間と同じように欲深い争いとかになるんだよね。
で、次回は、全面戦争ですか?オリジナルシリーズの「1」や「2」のような救いのない絶望が欲しいんだけどなあ。映像は良かったよ。
そろそろSF原点に回帰した作品に戻って欲しい願いかな。
チョット最近思う事(余談)・・・短ヨウツベを時々見てるんやが、観た人いたかもやけど 母犬と死んだ子犬と無造作に土に埋める飼い主(多分アジア人男)そしてソレ撮ってる人の腹立たしい映像あったんよね。
飼い主が死んだ子犬を箱にも入れずに、墓穴へそのまま埋めて土かぶせてて、母犬が必死に子犬を掘り起こそうと制止するんだが、飼い主につまみ出されて、抗う事も叶わず、最後に母犬が目から涙流して号泣してるアップが映し出されてて。
メッチャ衝撃やったし超激怒したし 母犬の想いにこっちも涙したわ。
動物にも感情があるのに全く無視されてて、やりきれない思い。
人と言う者は自分の都合解釈でしか考えてない。せめて飼い犬への愛があればこんな事したり映像は撮って流れないと思うのだが。酷い世の中である。
それを踏まえて、公開初日に「猿の惑星/キングダム」を観た。
サルが地球を征服し、人類がサルに追いやられてる話シリ-ズの最新作である。
仕上がりは まずますな感じに思います。
(作品シリ-ズ)
①1968年:猿の惑星
②1970年:続・猿の惑星
③1971年:新・猿の惑星
④1972年:猿の惑星・征服
⑤1973年:最後の猿の惑星
⑥2001年:PLANET OF THE APES 猿の惑星(リメイク作)
⑦2011年:猿の惑星: 創世記(リブ-ト作)
⑧2014年:猿の惑星: 新世紀
⑨2017年:猿の惑星: 聖戦記
⑩2024年:猿の惑星/キングダム (今作)
実に長い間語り継がれて製作されてきている。
本作はKingdom of the Planet of the Apes ⇒ ”類人猿の惑星の王国”となる
初作見た時、と或る惑星に不時着したら サルが世界征服してて更にそこが地球だったって話・・・凄っごい話だと思ったけど。今や あの頃の驚きとか感動が何故か微塵も感じられないなと感じました。
・ゴリラ ⇒ 悪のイメ-ジ?世界征服者。力あるが知性はアホ?
・チンパンジ- ⇒ 一般人的、市民イメ-ジ
・オランウータン(ラカ) ⇒ 人間とサルとの中間的存在、賢い知性感情。
・人間 ⇒ 最も賢く生きるが、行いは時として愚か。裏切る。
※人が人を殺す場面があるが、遠目でみてサルがサルを征服し殺している。
※類人猿は皆英語話してるw この不思議さ。又は日本語だったリw。
今作はチンパンジ-市民のノア、そして言葉話す人間 ノヴァに焦点を当てている。見ていて 確かに世界はゴリラ族(プロキシマス・シーザー)が牛耳っているのだが、それに抗うチンパンジ-のノア。そして 更に彼ら以上に人間の地位を守ろうと画策するノヴァ。そんな感じでしょうか。
見ていて あんまり話さないけど、人間は賢いのよ!アンタらみたいな毛むくじゃらに負けるワケ無いのよ・・・そう言ってる様な振る舞い演出(画策)が いかにも”人間味”を良くも悪くも表していると思うね。
しかし、言葉は皆で通じ合えるし、勢力による場所の征服争いは起こるが 交渉は出来るだろうし、火は扱えるし、親子や友人の関係など 感情は同じだから、サルの惑星となってるけど 今のこの現代社会の縮図に置き換えられると思うわ。
ロシアにウクライナ、イスラエルにパレスチナに簡単に当て嵌められるだろうね。
・シ-ザ-の証 ⇒ ラカ ⇒ ノア ⇒ ノヴァ 渡されるのだが。何だろうなしっくり来ないのよね。
この女、絶対悪に手を染めそう。そう思えるから不思議。
最後、人間の創った砦が一旦システム復帰するが結局破壊しなきゃって事で 海洋で浸食されていく。プロキシマスは殺られて、平和に戻れる?いや そうは成らないだろう。きっと次の世界征服する者が現れてくるだろう。それがサル(類人猿)の社会だと思うのだな。
そろそろ この手のネタは飽きたと言うのが本音かな。
原点初作に戻って欲しいと願うね。
勢力争いが主で、ロマンスなど殆ど皆無だから、場内カップルや女性の方は少なく感じました。
ご興味ある方は
劇場へ。
アバターダメな人(私)猿の惑星は良かった!
猿の惑星初体験でしたが、家人に事前に簡単に説明して貰ったおかげでシーザーのこともすんなり理解でき楽しめました
開始早々感じたのはアバター感
アバターは1,2通して受け付けなかったのですがこれは初めから楽しく鑑賞できたのはストーリーはもちろん主要キャラが理性的で声と表情の感情表現が素晴らしかったからではと感じました
ツッコミ所としては、天体望遠鏡の部品?がカラカラ回せたこと
なんで錆び付いてないのん?誰か油差してたんかい!笑
(追加)シマウマと共に原住民と化した人間たちがたしか白人ばかりだったように見えたところ、奴隷に当てはめた描写が白人のみにしていたのだとしたらよかったです(黒人の方もいたらすみません)
ノアとラカが2人で過ごすシーンはさながらスターウォーズのルークとヨーダでしたしラカの表情がこの作品では最高に良かったです(喋った!?のシーンでは劇場内に笑いが起こりました笑)
鷹の歌を歌ってと所望され「僕は父ではないから…」と拒絶した後、最後の場面で力を込めて歌い始めた時の覚悟を決めた表情にはグッときました
シーザーが意外に理解的に見えましたが、そこに至るまでにたくさんの蹂躙があったのではないか?と思えた(新参のノアの母親が彼らに逆らうなと助言していたことなどから)のと、壇上で何て素晴らしい日だ!と何度も民衆に訴える所はカルト掛かっていて、初代シーザーの教えを都合よく歪めて強要しているあたりが文字で本に残して歴史を正しく伝えることと読み書きの重要さを伝えたかったのかもしれないと感じました
読書する人口が減っているとよく目にする昨今、私も意識して本を読もうと改めて思いました
続編も楽しみです!
猿知恵。
捕まるまでが結構面白かったのに。
捕まった後、受け入れてもらえるなら、ラカ何のために犠牲になったの、無駄死にじゃん。
人間要らないね。
最初の崖上りと鳥使いがちゃんと活かされてた。鳥はそうだろと思ってた。
水のシーンとか撮影大変だったろうな。ちょっと観る方も注意が必要。
大きなスクリーン、音響の良いスクリーンで観てよかった。
根っこのところでは、猿をバカにしてるよね。
前半の映像体験はよかった。後半は退屈だった・・・。
以下ネタバレ
鑑賞前日にテレビ番組の
「情報7daysニュースキャスター」で
雑草の増え方の紹介を見た。
(「情報7daysニュースキャスター」は
雑草で困っている人を取材しているのに、
雑草で困っている人と同じ画面で
ゲストコメンテーターの
ナントカクリエイターとナントカ大学の教授が
大笑いしているワイプを表示していて感じが悪かった。
MCの有名脚本家は
表情をきつくしてて対象的だった)
雑草の繁殖力の凄さを
前日にテレビ番組で見ていたため、
「猿の惑星/キングダム」に登場する
都市部のビルが植物に囲まれている背景には
説得力があり、
未知のジャングルを探検する
緊張感があった。
藤子・F・不二雄の短編漫画の「みどりの守り神」
を思い出したりしながら、
序盤は、
ゲーム「フォールアウト3」の廃墟めぐりのさらに先に進んだ
緑化された廃墟探検が新鮮な映像体験だった。
前作「猿の惑星: 聖戦記」から数世代経過した
人類の文明の遺跡である都市部が
(パンフレット880円には300年後とあった)
植物に覆われているビジュアルは説得力があったが、
後半、
人類の文明の電気製品が現役で稼働するのは、
さすがにご都合主義すぎだろうと思ってしまい、
せっかく前半の緑化された廃墟でつくられた緊張感
がなくなり、あげくのはては、
ラストでコンピューターを稼働させている人類が登場し、
メンテナンスや各資材の調達の描写ゼロのため
ここらへんの簡略化やご都合主義は
「メイズランナー」の監督らしさかな・・・
と思ったりもしました。
前半の
緑化された廃墟での高さを使った
猿アクションはハラハラした緊張感があり、
これまでの猿の惑星の中では
1番センスオブワンダーなビジュアルだなと思いました。
ボトルキャップフィギュアが懐かしい
ティム・バートンの2001年版の猿の惑星と
シーザー3部作もつまらなくはないけれど、
やはり、
猿が演技している映像より、
1968年版とその続編の
地球がこうなってしまったのか!
な驚きと戸惑いの映像体験が
猿の惑星の魅力だと思っている観客としては、
緑化された廃墟探検パートが
「猿の惑星/キングダム」の見どころだなと
思いました。
時間経過についての考証甘くない?
前作でのシーザーの死から何世代も後(あらすじ紹介なんかだと300年って言ってますが)の話という事で、色々と状況が飛んでの新作
話自体は面白い。
独裁王国を興し、他のエイプたちを支配下に置き、
失われた人間たちの科学技術を得てさらなる力を得ようとする王と、
その侵略によって故郷を奪われた一匹のエイプによる、奪われたものを取り返さんとする反逆の戦い。
そこに、実は知性を失わずにいた一部の人間たちの思惑が絡んで……
前作までの三部作では、なんだかんだでエイプにも友好的な人間の存在があったので、
予告編とかでは、今回のヒロインもその類かと思っていましたが……いやはや。
実のところ己の任務に徹し、徹頭徹尾主人公のノアを利用していただけで、
あくまでも人間たちの復権最優先の腹黒ヒロインだったとは意外でした
そして実は意外と多く残ってた知性を維持した人間たちが、衛星通信を復活させ、
バラバラに点在していた生き残りどうしで連絡を取れるようになり……という事で、
次回作以降での人間たちの反攻を予想させる結末
こうした意外性は面白かったですね。次回作以降への期待も膨らみます
ただどうしても気になったのが、人間たちの文明が滅んでからの時間経過
冒頭の朽ち果て、植物に覆われたビルの上での鳥の卵獲りのあたりでは、確かに人間たちが文明を維持できなくなってから数百年という時間経過を感じのに十分でしたが……
話が進むにつれ、
・割と綺麗な状態で残ってる書物
・ほとんど色褪せた様子のないショッピングセンター? か何かの壁の絵
・普通に部品がくるくる回るし、レンズも働いてる天体望遠鏡(本当ならサビや汚れで動かんし見えないでしょ……)
とかで違和感出てきて、王国に着くと、
・普通に知性残してローマ史教えてる人間
・普通にきれいな本棚と家具(そりゃ、あそこだけはちゃんと維持管理されてたって事なんだろうけどそれにしてもさぁ……)
・いくら地下シェルターとはいえ、最上部の天窓はガラス割れてて普通に外気(それも海辺の潮風)入って来てるのに、あまりにも綺麗に残ってるサイロ内
・普通にあっさりブレーカー上げただけで復旧する電源
・いくら地下&ロッカー内にしまわれてたとはいえ普通に機能するコンピューター
・普通に撃てちゃう銃器
そしてラストの、
普通に機能して使える記録デバイスだの、防護服だの普通に動くコンピューターだの、一見ボロいがちゃんと動くパラボラだの……
ねぇ、これ人間が文明の維持不可能になって何年経った設定なのよ?
ていうかあんな限定環境で、人類がまともに規律を保ったままン百年も集団維持できるものなの?
あらすじ通り300年経ってそうなのは最初の朽ちたビルだけで、
それ以外は一桁少ない30年かそこらしか経ってなくね? ってくらいのチグハグさ
確かに映画本編中では「何世代も後」って曖昧にしか言ってないからそこは幅持たせられるんだろうけどさぁ……
ということで、考証面でのツッコミどころが気になって気になって仕方なかったです。
単純な内容では4.5、そうした描写からのノイズで-1.0。トータル3.5ということで
猿の惑星:進化記(エボリューション)
通算10作目となる『猿の惑星』。
全てが壮大なサーガとして繋がっているのではなく、その都度その都度リセット。
オリジナル5作、ティム・バートンによるリ・イマジネーション、リブート3部作に分けられる。
本作は、シーザーの死で完結したと思われたリブート3部作最終章『~聖戦記』のその後。
エイプたち人間たちの新たな伝説が幕を開く…。
開幕はシーザーの火葬。
エイプたちの在りかたを説き、時に人間たちと対立しながらも、共存の道を模索し続けた偉大なリーダー。
伝説となり、その精神は脈々と受け継がれ…と思われたが、
長い時も何世代も流れ、300年後。
シーザーの時代でも人類文明が荒廃した後、世界は自然に還りつつあったが、本作ではさらに太古の世界に戻ったかのよう。深い森林、雄大な自然が広がる。
本当に人類が絶滅した後地球は元の大自然の姿を取り戻すと言われているが、それを描いてみせた世界観に引き込まれる。
その自然に還った世界で暮らすエイプたち。
彼らはさらに進化。高い知性を持ち、平和を愛する“イーグル族”。
“鳥使い”の家系に生まれた若きエイプのノアは、鳥使いの儀式を控えていた。
ある夜、凶暴な別種族のエイプたちが村を襲撃。長老である父は殺され、村は焼かれ、母親や多くの仲間が連れ去られてしまう。
襲撃の中一命を取り留めたノアは、仲間を救い出す旅に出る…。
今回のメインストーリーはどう展開するのかと思ったが、これでまずの方向は決まった。
旅の途中で、老オランウータンのラカと出会う。
ノアは自分の境遇と、村を襲撃したエイプたちが“シーザーの為に!”と口にしていた事を話す。
ラカから、“シーザー”とは今のエイプたちの道を拓いた伝説のエイプである事を知らされる。
シーザーを知らないノア。あのシーザーが忘れ去られた存在になっているとは…。
しかし、一部のエイプたちには神格化されている。が、存在と教えを履き違え…。
ラカは本来の正しい“シーザー伝説”を受け継いでいた。
シーザーを知らないノアは、戦争や歴史を知らない現代の若者のよう。だがそれは村で代々知らされる事が無かっただけ。
エイプたちの在りかた、シーザーの存在と教えを知ったこの若きエイプに、どんな影響が…?
さらに旅の中で、一人の人間と出会う。
人間たちはまだ絶滅していなかったが、言葉も知能も失うほど退化していた。
ノアは人間と遭遇するのは初めて。ラカはこの人間の少女を“ノヴァ”と名付ける。
二頭と一人、それとも二人と一頭の旅は続く。
その中で、実はノヴァは言葉を話せ、知能を持っている事を知る。本名はメイ。
身を守る為とは言え、騙されていた事に憤りを感じるノア。人間に対し疑心暗鬼…。諭すラカ。
メイの目的は“人類の失われた文明”。その鍵を握るあるものを探していた。
それを狙っていたのはメイだけではなかった。
再び凶暴なエイプたちが襲撃。激流の川に落ちたメイを救おうとして、ラカが犠牲になってしまう…。
囚われたノアとメイはある場所に連れて行かれる。
そこは海岸に面した凶暴エイプたちの居住地。いや、“王国”と言っていい。
ノアは母親や仲間たちと再会を果たすが、同じく囚われた他の多くのエイプたちと重労働を強いられていた。
海岸沿いにある謎の巨大貯蔵庫。人類のかつての何かがそこにあるらしい。メイはその鍵を握る。
それを何としてでも手に入れたい。この王国の王…いや、支配者。自らを新たなシーザーと名乗るプロキシマス。
プロキシマスの野望、メイの目的、そしてノアは…。
悪しき支配者に、ノアとメイとエイプたちが一致団結して立ち向かう…そんな単純な話ではなかった。
恐怖でエイプたちを支配するプロキシマス。自らをシーザーと名乗るなど傲りや憎々しさたっぷりだが、言っている事に一理もある。
人間たちは危険。信用してはならない。
また我々エイプたちを支配しようとしている。全ては我々エイプたちの為。
しかしそれは本当に、エイプたちの未来を思っているのか…? 自分と王国の為だけなのか…?
悪役面で威圧感バリバリだが、所々言葉巧みに知性も感じる。印象的な台詞「素晴らしい日だ!」と共に本作でも特出したキャラだが…、惜しむらくは地元の映画館では吹替のみの上映で力サンの声が聞きづらかった事…。
人類が退化し、支配されながらも、それに抗い対する。勇敢な人間の女性であるメイだが…、何処か腹の底が読めない。
ただ純粋に人類の失われた文明を取り戻そうと見える。世界を再び人類の支配下に…とも見える。
ノアのように疑心暗鬼。本当に信用していいのか…?
クセ者なエイプと人間に挟まれながらも、仲間の為やエイプたちの在りかた、自分自身を模索するノア。
本作は若い主人公の成長と奮闘の物語でもある。
スリリングにパワフルにエモーショナルに。
『メイズ・ランナー』の俊英ウェス・ボールの手腕も見事だが、やはり驚愕させられるのはパフォーマンス・キャプチャー技術の進化。その表情一つ、一挙一動は見てて全く飽きない。
加えて今回はさらに、水に濡れたエイプ。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』でも水中パフォーマンス・キャプチャーに挑んでいたが、濡れた体毛やその質感。驚異的…!
映画は技術の進化を見るのも醍醐味の一つだ。
技術は進化したが、一方で鈍化してしまった点も。ストーリーやキャラ。
何と言っても前3作は、シーザーの魅力とカリスマ性が素晴らしかった。それを体現したアンディ・サーキスの名演も。
今回のノアやプロキシマスだって悪くないが、さすがにシーザーほどの魅力に欠ける。劇中でなくとも、改めてシーザーは偉大な存在だった。
そのシーザーを軸に展開するストーリーも素晴らしかった。
今回も盛り上がりや面白さは充分だが、それでも前3作ほどではなく、所々腑に落ちない点も。
ノアは仲間のスーナやアナヤと共にメイに協力。貯蔵庫に忍び込む。
貯蔵庫は、人類が文明を誇ってた頃の施設。電力はまだ通り、作動させる。
そこにあったのは…
ハイテク技術や機器、戦車や銃などの武器。
これをもし、プロキシマスが手にしたら…?
ノアらはある絵本を見つける。そこに描かれていたのは、動物園。多くの動物たちや猿が檻の中に…。
協力はしたものの、再びメイに不信感を抱くノア。
一方のメイはある一枚のディスクを手に入れる。これを探していたようで…。一体、それは…?
内側から貯蔵庫の扉を開けた時、プロキシマスらが待ち伏せていた。ノアの母親や仲間たちを人質にして。
プロキシマスは貯蔵庫の中のものを我が物にしたい。
目的のものを手に入れたものの、追い詰められたメイは銃で対する。
制しようとするノア。母親や仲間も助けたい。
各々の思惑や立ち位置を貫いているようで、少々こんがらがっているようで…。
メイの奥の手でさらに混沌。堤防を爆破し、大量の海水が津波のように流れ込む。
プロキシマスの王国は崩壊。これによってノアたちもプロキシマスたちも犠牲や危機に見舞われ、人間を脅威と見なす同調性があってもいい筈だが、その混乱の中でエイプ双方は争いを続ける。
ノアとプロキシマスの決着。力で勝るプロキシマスに敗北しそうになるも、鳥使いの才を開花させ、反撃するノアの姿はクライマックスを飾る盛り上がりの見せ場の一つだが、プロキシマスは結局人間とノアたち、どちらを敵視していたの…?
ちょっと焦点がボヤけていた気もした。
気になった点がもう一つ。
『~聖戦記』から300年。ほとんどのエイプたちの思考言語力や暮らしぶりがさほど変わっていなかった事。
人類は300年の間に特に文明が驚異的に進化した。
人類は文明に、エイプたちは自然の中に特化した…とも受け止められるが、地球に育まれた生命の中で、優れた進化を遂げたのは人間なのか…?
プロキシマスが人間の遺した本で特にお気に入りなのはローマ帝国時代の話。他を支配し、争い尽きぬ。人間に代わり世界を手中にしたのに、やってる事は人間と同じで、歴史は繰り返すと言うか、皮肉と言うか…。
猿たちを通じて人類へのアンチテーゼでもある。オリジナル第一作もそうであったように。
『猿の惑星』と言えば、そのメッセージや世界観、特殊メイクや技術もさることながら、衝撃のラスト。特にオリジナル第一作は映画が続く限り永遠に語り継がれる。
今回久々に、驚きのラストが用意されている。
ネタバレチェックも付けたので、触れよう。でないと“次”に繋がらない。
闘い終え、ノアたちは村へ戻り、再建。再び平穏な暮らしを…。
そこへ、メイが訪ねてくる。別れを告げに。
エイプと人間は共存の道は無いのか…? やはり相容れる事は出来ないのか…?
こんな時、ラカなら…? シーザーなら…?
メイは旅立つ。当ての無いように見えて、目指す場所があった。
天文台。廃墟ではなく、中から防護服を来た人間が出迎えた。
中には多くの人間たちがおり、言葉を話し知能もあり、文明を築いていた頃のようなハイテク技術が動いていた。
そう。人類は退化し絶滅寸前ではなかった。かつてのまま密かに生き永らえていた。
ノアやプロキシマスらエイプたちの進化にも驚かされるが、人間たちはそれ以上。
人間は最後の一人になるまで、盲目的に種を残し、生存を求め続けるという。それも人間が人間である本能。
『猿の惑星』に於いて、新たな驚きのオチ。
メイが持ち帰ったディスクで、巨大パラボラアンテナを作動。寂れたものの、“声”を発信する。
その声に応えるかのように、何処からか別の“声”が…。
もしその“声”が、文明が滅びる前に宇宙に脱した人類たちの末裔だとしたら…?
彼らと地球で辛うじて生き残った人類たちが手を組んだら…?
ノアはスーナを連れてある場所へ。旅の途中で見つけた巨大望遠鏡。こちらも寂れてはいるが、まだ宙を臨める。
星々の大海へ思いを馳せる…。
次作は必至だろう。
宇宙規模の展開へ…?
全く新しい『猿の惑星』に期待!
その先にあるのは、共存か、また不毛な争いか、全く別の進化(みち)か…?
ハリウッドゴジラもだがCG凄いな👏
初めてこのシリーズを劇場鑑賞できました👏。
初めて「猿の惑星」をTVで観た衝撃からファンってかシリーズが好きになりすぐに初期のシリーズは制覇し(去年Blu-rayBOX購入しました(笑))、しばらくしたら新シリーズの「ジェネシス」が公開されましたが劇場に行く機会に恵まれず逃していて前作の「グレートウォー」で終わりかと思ってたからこの新作は嬉しかったです😄。
前作との繋がりは時間軸だけで何百年後の世界だから初めて観る人や前作を忘れてても楽しめました✌️。
ノアは主人公だからどこなくシーザーに似てる感じがしましたね。
個人的に楽しめたのは初期の「猿の惑星」のオマージュシーンがあった事🤭。
人間狩りのシーンはBGMまでリメイク(❓)してたのかさりげなくかかってたし、「ママ」って鳴る人形も出てたね👍感動しました🥹(笑)。
オマージュシーンが一番ではありますが、物語もダレる事なく最後まで楽しめたので良かった😄。
このままいつか本当の初期の「猿の惑星」をリメイクできる時間軸まで持ってってリメイクしてほしいです🥹、もしくは次回で地底人か核の登場か❓まだまだ続きそうで次作も楽しみになりました。
Throne
新三部作を予習してから鑑賞。若干3本目でダレてしまったので、今作は仕切り直しの1本目らしいのでナイス判断だと思いました。
序章というのもあり、派手なシーンこそ少なかったですし、上映時間の長さもあって少し助長に感じるシーンはありましたが、1本の映画としてしっかり完結していて娯楽作としての楽しさは十分ありました。
物語はシーザーからノアへと主人公交代を果たし、何世代もあとの荒廃し切った世界が舞台になっていて、その中で形成されるキングダムやそれらに関わる猿たちや人間たちをメインに描いていく作品になっていました。
登場猿たちの区別は最初はできませんでしたが、表情や声優さんの演技もあり徐々に判別する事ができました。ただそうなるとノアの主人公らしさは個人的に薄かったかなと思ってしまいました。
オラウータンのラカがとても魅力的だっただけに、早々の離脱はかなり寂しいところ。ぜひ次回作でフラッと帰ってきてくれたら…。
今作のヴィラン的存在はプロキシマス・シーザーで、シーザーめっちゃ崇拝してまっせな方で1作目のラスボスってこんな感じだなというテンプレなやつですが、底無しの悪っぽかったので、そこんとこ差別化できていてよかったと思います。
顛末はちと可哀想でしたが、ラストシーンの高揚としてはありだったと思います。
人間サイドではノヴァが駆け引きをしたり、本性を表したりと中々に展開を揺さぶってきてくれましたし、ラストの仕掛けにも強く影響していて、今後も彼女は重要になってくるなぁとなりました。
猿ならではの地形戦術を活かしたアクションだったり、猿×馬ならではの疾走感、CGとはいえ乗り方が本当にお見事で、乗馬をたまにですがやる自分にとってはあの乗り方は見習いたいもんです。
文明を活かした戦い方は既視感こそあれど、映像の凄さが先行しているのもあって概ね満足できました。
ノアとノヴァがこれからどう関わっていくのか、衰退した人間たちの中でも知能を残している人間はどれだけいるのか、戦いの行方は、猿たちの行方は、色々と惹きつける要素が多く次回作が気になる終わり方でした。
ただあと4本はちとやりすぎじゃないかな…というのが結構あります。アバターあと4本やるの!?ってほどではありませんが、3部作でまとめて欲しかったところ…。製作陣の手腕に託すしかないのでそこんとこ含め期待してます。
鑑賞日 5/11
鑑賞時間 9:50〜12:30
座席 L-7
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