「ノアが本当に素敵。人間らしさとは?」猿の惑星 キングダム Reiさんの映画レビュー(感想・評価)
ノアが本当に素敵。人間らしさとは?
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最初はイーグル族であるノア、その仲間たちや生活について描かれています。正直言うと猿なので顔の違いがわかりにくく、最初は名前でキャラを確認、記憶する感じで見てました。ノアは話が進むにつれどんどん頼もしくかっこよく見えてきます。
エイプであるノアは、人間であるノヴァ(メイ)のせいで大事な卵を潰され村を焼かれ仲間を連れ去られ父親をも亡くしてしまうが、それでもメイ助け、仲間とを助けるために、彼女を信じて行動する。もう、ノアの優しさ、強さ、勇敢さ、賢さ、全部魅力てんこ盛りです。本当に素敵。
逆に人間であるメイは自分の目的を達成するためだけにノアに近づき騙しノアを利用することで目的を遂行できた。相当な策士だし、目的のためならば人間をも殺す残虐性も見せる。ほんと人間らしさとはなんぞや。人であるとか猿であるとか関係なくない?ノアを見習ってよ!(テーマの生まれや人種で差別しないことが大事なんだよな)
ノアは火薬を使って爆破する意味(海水で機器類を使用できないようにする為)まで理解する賢さをもっていたこと、またメイについて知りすぎたため、いずれ脅威になると思ったメイはノアを殺そうとする(個人的見解です)が、結局殺せなかった。それがメイが初めて見せる他者(猿)への優しさ(情け)。ノアの「人間と共生できるか」、という問いに答えられなかったメイ。共生はみんなが望まないと、難しいことなのですね。深い作品でした。
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