「食って寝ればたいていのことは何とかなる」あまろっく ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
食って寝ればたいていのことは何とかなる
鶴瓶演じる竜太郎の「食って寝ればたいていのことは何とかなる」、
これが至言だと思いました。
もうこれだけで私は救われた気がしましたし、この映画を観て良かったと思った次第です。
何と言っても江口のりこの演技が素晴らしいです。
主人公優子の気持ちの変遷を繊細に演じておられ、実に感動を覚えました。
物語は途中から、中条あやみ演じる早希と優子の二人の話になり、
そこで紡ぎあげられていく家族の姿が心にぶっ刺さりました。
中でも、回想で出てくる竜太郎とのコミュニケーションが軸になっていることと、
いろんな布石が前半に打たれていることを後半に気づかされるので
素晴らしい脚本だなと思いました。
予告編や宣材から、コミカルな作品と軽く構えていたのですが、
まさかこんなにも心を震わされる感動作だとは!
実に心に染み入る素晴らしい作品でした。
こういう邦画がたくさん生まれることに、期待したいと思います。
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ひでちゃぴんさんのコメント
2024年6月8日
トミーさん、ありがとうございます!予告も宣材ももうちょっと感動作的な推しでよかったんじゃないかなと思いました。宣材は鶴瓶の存在感が強すぎて、どうしてもコミカル作品と感じちゃいます!
トミーさんのコメント
2024年6月8日
共感ありがとうございます。
ちょっと昔ならば二本立のプログラムピクチャーの1本位なんでしょうが、こういう所を丁寧にしていかないと良い大作も作れないと思います。正直、面白ければそれが勝ちなんですから。