「ええ映画や、ほんまぎょーさんの人に観てほしい!」あまろっく まーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ええ映画や、ほんまぎょーさんの人に観てほしい!
自分は大阪なんで、なんぼ隣や言うても尼崎のことはほとんど知らん。
せやから尼ロックを初めて知った。
けど、尼ロックが街を守ってきたように、お父ちゃん(笑福亭鶴瓶)が家族を守ってきたことはよう分かった。
ほんで、お父ちゃんがおらんようになって、優子(江口のりこ)と義母の早希(中条あやみ)の二人が掛け合い漫才のような会話を交わし合いながら心を通い合わせていく、これにジーンときた。
早希が妊娠してたこと、優子が南雲(中林大樹)からプロポーズされたこと、それらがスパイスのように二人を味付けしていく。
ほんまにええ映画や!
こんなんが好きなんや!
最後に優子が「尼ロックになる」と決意する場面に泣かされた。
江口のりこは最高や。
うまいとしか言いようがない。
もちろん、笑福亭鶴瓶、中条あやみの演技も自然で良かった。
この前に観た「コットンテール」も親子の葛藤を描いて心を動かされたけど、この映画は俳優が生の関西弁をしゃべるだけに近所の出来事のような気がして、無茶苦茶感情移入したわ。
おおきにやで。
ぎょーさんの人に観てほしいわ。
◆佐川満男さんのご冥福をお祈りいたします。渋い脇役好きでした。また、「ゴンドラの唄」「今は倖せかい」等の歌も好きでした。
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