「人生に起こる事は何でも楽しまな‼️」あまろっく 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
人生に起こる事は何でも楽しまな‼️
この作品は特異な設定で家族の真の姿と、家族の本当の温かさを実感させてくれる名作‼️こんなに心が温まるというか、幸せな気分にさせてくれる作品を久しぶりに映画館で観た気がする‼️39歳でリストラされた独身の娘・優子は、実家に帰りニートのような生活を送って早8年、父・竜太郎が再婚すると言って連れてきた相手は20歳の早希だった・・・‼️やはりこの作品のキモは、3人の役者たち‼️中条あやみさんは不幸な幼少時代から家族団欒に憧れ、明るくて楽しい竜太郎と結婚したいと猛アタック、その娘である優子とも家族の絆を持とうと、一生懸命頑張る早希を明るく好演し、好感度バツグン‼️こんなイイ役者だったんだとビックリした‼️江口のりこさんも、父との関係もめんどくさくプライドが高い故に心を閉ざしていたのに、早希や見合い相手の南雲広樹との交流で変化していく様子をイヤミなく演じていてサスガ‼️そして竜太郎役の鶴瓶さん‼️中盤で亡くなるんですけど、回想シーンとかでも出てくるので、全編に渡って鶴瓶さんの存在感、温もりが感じられる‼️竜太郎・優子・早希の漫才のようなやりとり‼️ストレスが溜まると優子がちょくちょく通うらしい、幼なじみが経営する屋台でのやりとり‼️普段、ぐうたらしてる竜太郎が阪神淡路大震災で一生懸命救助活動する姿‼️竜太郎と早希の馴れ初め(早希が竜太郎を無理矢理押し倒すシーン)‼️竜太郎亡き後も早希が近松家に残り、優子の義母として、工場も受け継ぎ、竜太郎の子供を出産する決意を見せるシーン‼️優子と南雲のうどん屋でのやりとりからの愛情の芽生え‼️一度は実家と工場を売る決意をし、南雲の赴任先である海外へ行くことにした優子が、竜太郎と早希の思いに触れ、早希の娘として、生まれてくる赤ん坊の姉として生きていくことを選ぶ‼️そしてラスト、忙しそうに働く工場内での南雲広樹の鮮やかなサプライズ‼️もうホントに一つ一つのエピソードが胸に沁み、嬉しさと温かさで幸せな気分にしてくれる素晴らしい作品です‼️尼ロックや尼崎城、メリケンパーク、明倫橋、灘丸山公園、北堀運河遊歩道(であい橋)みたいな尼崎の名所も美しく撮られていて、ロケ地巡りに行ってみたくなりますね‼️「俺はわが家の尼ロックや」「人生に起こる事は何でも楽しまな!」みたいに、何気に名台詞も連発されてます‼️私も家族にとってというか、誰かにとっての尼ロックにならなくては‼️