フレディ・マーキュリー The Show Must Go Onのレビュー・感想・評価
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ほぼほぼドキュメンタリー映画だが興味がある方にはおすすめ
今年150本目(合計1,242本目/今月(2024年4月度)24本目)。
(前の作品 「No.10」→この作品「フレディ・マーキュリー The Show Must Go On」→次の作品「あまろっく」)
特段このバンドのファンというわけでないのですが、ミニシアターで放映されていたところ、音楽は小さいころやっていたので見に行ってきました。
他の方も書かれている通り、50分ほどの映画で(よって、鑑賞代金が特殊な扱いになっていた。こちらだけ?)、数名の関係者がドキュメンタリーとして当時のことを話すシーンと、音楽シーンが半々程度です。こういった事情なので、これを「映画か」というのは微妙なのですが、映画館でやっているということは映画館なのでしょう。
50分ほどという事情もあるので、このバンドに特別な思い入れがあるという方にはどうしても消化不良という点は第三者の立場で見ても否定できず、一方ドキュメンタリー映画というのは人(取材される人)を時間的にリアルで拘束するという面もあり(ドキュメンタリー映画という事情から、あることないこと言えないので、事実・意見を淡々述べるなら、多少時間を延ばし得ても50分が3時間とかということにはできない)、好き嫌いは分かれるかな、といったところです。
もっとも、鑑賞料金は特別なテーブル枠になっていますし、日本ではどうしても放映されることが少ないタイプの映画なので、当該バンドのファンの方はもちろん、音楽好きな方にはまぁまぁ推せるといったところです。
採点上は料金テーブルが特殊な扱いであるといった配慮まで考慮して減点なしにしています(ドキュメンタリー映画であるゆえ仕方がないという点も言える)。
フレディー・マーキュリーと死
少し残念
見終わった後の高揚感はないです・・
日の当たる面
改めて彼の凄さを痛感。死の直前のエピソードは必見
約50分の時間だが、中身は濃い。クイーンのドキュメントは映画館やCSで観ている。しかし、フレディーマーキュリー自身のドキュメントは初めて。彼の人柄、何故、彼がファンに愛されたか、彼の凄さを痛感。
また、彼の死の直前のエピソードも詳細な内容は初めて知った。まさか
ここまで苦しかったとは。
改めて音楽のどのジャンルも声が大事だとこの作品を観て感じた。
ファンの方はおすすめします。観てよかったドキュメント作品でした。
フレディ・マーキュリーをもっと観たかった!
The Show must go on
インタビュー自体は、どこそこで見たり聞いたりした内容を、切り貼りしたような感じ。
最初にフレディーの妹のカシミラ・クックさんが出てインタビューを受けていたが、それも特に新しい内容とかではなく、これもどこかで見たような感じの内容。
だがしかし、クイーンの若かりし頃のインタビューや写し出されるクイーンの写真はどれも見たことがあっても、映画館でそれを見られるということはすごく感動的だった。
そして、何よりも、ジョン・ディーコンの姿が映し出されたとき、それをものすごく待ち望んでいたかのような感動だった。フレディの横にいてインタビューを受ける姿、フレディのそばでベースを弾いている姿、もちろんフレディに会いたいと言う気持ちはものすごくあるが、フレディが亡くなって表舞台から姿を消してしまったジョンにも、ものすごく会いたい気持ちが湧き上がってきた。やはり4人揃ったあの姿がとても素晴らしい。そして4人の絆がものすごく感じられた。
お手軽
大きい箱で観る意味が薄かったです。
大きなスクリーンに、リマスターされてない過去のライブ映像が写されると、VHS3倍再生みたいに粗く、切なくなってしまった。
昔フレディに取材した記者や、レコード会社のプロデューサー、カメラマンら4人が、変わるがわる思い出を交えてフレディを讃え。
話題に上がった主要ヒット曲の、ライブ映像やPV、当時のインタビューを交えた、割とお手軽なドキュメンタリー。
『フレディ・マーキュリー:キング・オブ・クイーン』『フレディ・マーキュリー:アルティメット・ショーマン』など、WOWOWなどで放送されたり、今はAmazonPrimeなど配信にあるドキュメンタリーと、基本的に取材対象者や使用素材はかなり重なっていたが、同一のプロダクションがつくったのだろうか?
安い環境で観るのがピッタリな、テレビ番組っぽい何かでした。
視聴覚教室っぽいミニシアターで、割引デーに4~5人で観るとか。
BSで、海外制作ドキュメンタリーを買い付けて字幕つけただけの1時間番組を、録画しておいて観るとか。
配信の定額内見放題で観るとか。
そんな感じ。
ファルーク・バルサラからフレディ・マーキュリーへ
イギリスのロックバンド、クイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーは、1946年に当時イギリス領だったタンザニアのザンジバル島で生まれ、その後家族でイギリスに移り、1971年にギタリストのブライアン・メイ、ドラマーのロジャー・テイラー、ベーシストのジョン・ディーコンとクイーンを結成した。圧倒的な歌唱力と独創的でパワフルなステージパフォーマンスで世界中のファンを魅了し、1991年、エイズで死亡した。そんな彼のドキュメンタリー。
元の名がファルーク・バルサラらしいが、そんな名前じゃ有名になれないと法的にもフレディ・マーキュリーに変えた、など、多少知らないことも有ったが、ほぼ、そうだよね、と既知の内容だった。
もっと彼の歌を聴きたがったが、そういう作品ではないのだろう。
時間も短くて49分しかなく満足感は高くないので、評価は普通。星3つかな。
【タンザニア・ザンジバル島で生まれたファルーク・パルサラが、神がかったステージパフォーマンスによりスターダムを駆け上がる過程をデビュー前後を良く知る音楽関係者、写真家の証言で綴るドキュメンタリー。】
ー 年代的に、クイーンは同時代では聞いていないが、英国ロック好きとしては矢張り一時期聞き込んだモノである。-
・彼の有名な「ボヘミアン・ラプソディ」のMVの発想が、女優マレーネ・ディートリッヒの肖像写真の”黒”をイメージして作られた事。
・フレディ・マーキュリーが「ボヘミアン・ラプソディ」を作った時に、最初は3曲作った積りが、めんどくさくなって一つに繋げてしまった事。ホントかよ!
・クイーンのバンドイメージを作る際に、当時デヴィッド・ボウイたちが行っていた「アンドロジナス」のイメージを取り入れたフレディの戦略。
■あるインタビュアーが言っていた言葉は、忘れ難い。
・当時はエイズで死ぬという事には偏見が有ったんだ。けれど、フレディはバイセクシュアルとして誠実に生きたんだ。決して乱れた生活をしていたわけではないんだ。
<2024年2月18日 刈谷日劇にて鑑賞>
在りし日のフレディへの讃歌
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