梟 フクロウのレビュー・感想・評価
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おもしろかった まるでお約束のような突っ込みどころも、 吹っ飛ばせ...
おもしろかった
まるでお約束のような突っ込みどころも、
吹っ飛ばせるだけの良さがある
見終わったあと、
過去に見た映画とかドラマとかを思い返し、
あの男の子はあのドラマで守られながら逃げていた子かとか、
そんな確認作業も楽しかった
展開が予想できず、面白い。
よくできた歴史サスペンス
ドロドロの朝鮮宮廷陰謀劇
極上ミステリー
早く観たくてウズウズしてました
1日中PCで作業していたこともあって、これ寝るかも…って思っていたのですが、面白すぎてずっと目ギンギンにして観てました。ᵔᢦᵔ
王の息子が毒殺されるまでの、
主人公の成長だったり、周りから信頼を得ていく様もかなり面白かったです。
さらに、毒殺されてからのぴりぴりとひりつく空気がもう堪らない。
明るい時見えず、暗い時に見えるという盲人であるので、それを表現するための陰影やグラデーションがとても綺麗でした。
"私なら右手を麻痺させることが出来ます。"
のところで面白すぎんだろ!!!って叫びたくなりました
まず私は歴史に疎いので、1645年(だったっけ?)の医療の技術ってだけで、ワクワクしました。
脈に糸を巻き付けて、診察とか無理だろ😣って。
他にも御医って呼ばれてたんだ〜とか
他にも鍼医への信頼厚すぎるだろとか
気になるところと言えば、毒殺事件後の時間の経過が分かりにくかったです。一晩の出来事ってことでいいのかな???
見えることを隠していたのは、主人公の"見えないことにすれば生きていける"って考えからっぽいですね。
権力と離れた盲目侍従医/暗闇の映像美
鍼師のひとりごと
サスペンス
確かに、私が見ました。
時は1645年。朝鮮王朝の歴史に詳しければ引き込まれるのは必至だろうけど、知らなくても十分面白い。大国中華王朝と陸続きの小国朝鮮は、顔色を窺いながら生きなければならない。それはかつての琉球などもそうだろうし。その時代的地理的背景が起こす政治的思惑、施政者は陰湿にならざるを得ないなあ。その気分を煽るような展開。権力欲の渦に巻き込まれる、幾人かの心に宿す正義と倫理観。盲目の鍼医師の設定も絶妙。説明過多じゃないのもいい。こちらも一緒に「あ!」と気付く快感がいい。そして、扉を開いた時の朝日、まるでドラキュラまがいのその瞬間の絶望感。ラストはなんだかモヤつくけど。
あまり韓国映画は好んで観ないけど、なるほど国民性を考えてみれば、韓国がノワールものが得意分野なのは分かる気がした。
ノンストップサスペンス
盲人は目を瞑らない
ぐおぉぉ...おもしれぇ...。ポスターからものすごい映画なんだろうと伝わってきたが、ここまでとは。これまで味わったことの無い緊張のあまり、自分の心臓の音がうるさい。「コンクリート・ユートピア」に続き、今年は韓国映画の調子がとんでもなく良さそうです。
朝鮮王朝を壮大なセットでリアリティたっぷりに描く前半。この映画のすごいところは、この前半部分だけでも人間ドラマとして完成されているということ。知識が無いのもあるが、私は普段あまり朝鮮・中国の歴史物は得意としないのだけど、本作は見事な脚本で自分でも驚くほどどっぷりと浸ることが出来た。専門用語も多く登場するけど、丁寧に描かれているためかなり勉強になる。
一方後半からは本題に入ると共に、物語の進行を一気に加速させる。時間の関係で若干早足、粗くなっているのは否めないが、こんなにも夢中で見られるサスペンスはそう見れるもんじゃない。一体どうなるんだ、どうなってしまうんだ...とスクリーンに釘付け。前半で朝鮮王朝の時代背景についてしっかり勉強したことで、より理解が深まり、見応えが増す。なんて美しい作りなんでしょう。「仕掛人・藤枝梅安」の記憶が新しい、鍼療法。本作で、《鍼サスペンス》は最高だということが立証されたでしょ。
主人公のあまりに堂々とした立ち振る舞いやラストの締めくくりには違和感があるものの、洗練されたカットと映画であることを忘れてしまうほど自然な演技、そして何より人物描写には、心奪われるどころかもはや肝が冷える。梟というタイトルの意味や当時の常識など、本作の魅力は数しれず。なんかもう、上手いんですよね...(語彙力皆無)。
「告白、あるいは完璧な弁護」が大好きな自分にとっては、今年もこんな傑作サスペンスが見れるなんて至極幸せ。韓国映画、最っ高!ネタバレ厳禁映画ですので深くまで言及出来ませんが、非常に良く出来ているので、見る映画に迷ったら是非本作を。
韓国宮廷モノ最高サスペンス!
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