風よ あらしよ 劇場版

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風よ あらしよ 劇場版

解説

大正時代に結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立てた女性解放運動家・伊藤野枝を描き、2022年にNHK BS4K・8Kで放送された吉高由里子主演のドラマ「風よ あらしよ」を劇場版としてスクリーン上映。原作は村山由佳による同名の評伝小説。

福岡の田舎の貧しい家で育った伊藤野枝は、家族を支えるための結婚を断り、単身上京する。「元始、女性は太陽だった」と宣言し、男尊女卑の風潮が色濃い社会に異を唱えた平塚らいてうに感銘を受けた野枝は、らいてうらによる女流文学集団・青鞜社に参加。青鞜社は野枝が中心になり婦人解放を唱えていく。第一の夫であるダダイスト・辻潤との別れ、生涯をともにする無政府主義者・大杉栄との出会い、そして関東大震災による混乱のなかで彼女を襲った悲劇など、野枝の波乱に満ちた人生を描いていく。

野枝役を吉高、平塚らいてう役を松下奈緒、辻潤役を稲垣吾郎、大杉栄役を永山瑛太がそれぞれ演じる。演出は吉高主演のNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」も手がけた柳川強。

2023年製作/127分/G/日本
配給:太秦
劇場公開日:2024年2月9日

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(C)風よ あらしよ 2024

映画レビュー

3.5人権

2024年9月18日
PCから投稿

今よりももっと人権が
大切にされておらず
それが正しいかどうかも考えずに
受け入れることの多い社会での
権力による暴走や犯罪の理不尽さと怖さ、
戦争や災害で
世の中が
不安定になった時に
日頃からの蔑視が一気に噴き出す
集団心理の愚かさを
ひしひしと感じました。

一人ひとりが
人権について考え
それをお互いに
伝え合っていく中で
人権に対する意識を高めていくことって
大事なことなんだなと思う。

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アツコ

それを百年前に主張していた人

2024年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 昨年が関東大震災百周年という事は、そのドサクサの最中に虐殺された伊藤野枝と大杉栄の百回忌でもあったのです。恐らく、その区切りを意識して作られたのであろうNHK制作の劇場ドラマです。

 伊藤野枝の激動の人生を2時間にまとめるには駆け足にならざるを得ず、大杉栄を中心としたドロドロ恋愛劇は抑制気味でしたが、よくまとまっていました。そして、今更こんな事言うのも失礼ですが、吉高由里子さんはやっぱり上手いなぁ。それ故に、今年の大河ドラマに起用されたのだろうし、その宣伝を意識して本作の主役にも抜擢されたのでしょう。

 いや、それにしても百年前に女性の権利をあれだけ先鋭的な形で主張をしていたのは驚きだなぁ。彼女の論文を読んでみよう。

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La Strada

3.5個人史であり事件史

2024年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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ぺがもん

4.0伊藤野枝と大杉栄、100年前の二人の生きざま。いつまでも語り継ぐべき物語。

2024年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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M.Joe