ウイルスシャーク

ポロニア作品にしてはCGはかなり頑張っていたし、ストーリーもよくわかんなかったけどそこまで酷くなかったです。割と真剣に取り組んだ作品だったんじゃないかと思います。

その代わり、ポロニア作品でしか味わえない良さが削がれてしまったのは残念でした。手作り感満載のサメ、クソCG、クソ合成…それらは今作でも無くはないのですが、少しパワー不足。ポロニアファンなら、もっと振り切ったクソ映画を撮って欲しかったというのが正直なところでしょう。

そして今更ながら新たな発見。ポロニア映画がどうしてこうもつまらなく、バカバカしく見えてしまうのか。その要因の一つにカメラワークがあることに気づきました。まったく動きのないカメラワークは、まるで同じシーンの使い回しをしているよう。この人が喋る時はこの角度、そしてこの人が喋るときはこの角度…てな具合に同じアングルが続くので、画面に全く緊張感がなく飽きてしまいます。今作における役者の演技は過去作に比べると良い方でしたが、カメラワークが台無しにしていました。

……毎度のことですが、こんなZ級クソサメ映画相手に真面目にレビューしてる事自体バカバカしく思えてきたのでこの辺で。