「A24配給らしからぬ作品」僕らの世界が交わるまで フクメンさんの映画レビュー(感想・評価)
A24配給らしからぬ作品
ある所に価値観の違う母と息子、それから何やってるのか良く分からない父親の家庭がありました。母はDV被害などから女性を守るためのシェルターを運営し、息子は画面の向こうのフォロワーに対して拙い歌を歌い、投げ銭を稼ぎ何者かになろうとしている、そんな二人でした。父親はちゃんと働いているらしいのですが、本当に何をしているのかよく分かりません。
息子は同級生の女の子の気を引こうとアレコレ試行錯誤します。母親は施設利用者の女性の息子に、より良い未来を提供しようと奮闘します。その結果、果たして母子の関係性はどのような展開を迎えるのか、といったザックリな説明になります。
1年前に米国で公開された作品ですが、日本では遅れて今となりました。どう見ても不器用な母子関係で、二人ともなにか周りに対してもぎこちない振る舞いが見て取れる。なんだか何をやっても上手くいかない人達だらけの作品で、一体どういう結末を迎えるのか、90分程度の短い作品ということもありアッという間に終わりました。
なるほど『これからの二人に期待!』なヤツですね。
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