「だんだんA24作品が好きになってきている」僕らの世界が交わるまで ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
だんだんA24作品が好きになってきている
ワタシの中でA24って「怖い」「不気味」「意味不明」みたいな感じで敬遠していたのだけれど、「カモンカモン」や「インスペクション」なんかを鑑賞して、その真面目な作りに自分の認識が誤っていたのかもな、なんて思っていたところにこの作品、なかなか面白かったのです!
母親役のジュリアン・ムーアのイッチャってる感が物凄いし、息子の薄っぺらな知識の癖下万能感も「オイオイ!」ってツッコみたくなる人物設定はちょっとなぁ、とは思うのですが、それでも互いに心が折れ、藁にもすがる心持ちで距離が近くなっていく(であろう)予定調和なエンディングもなんだか許せるものでした。
上映中、ずぅっと流れている音楽が感情の揺れを表現しているような音階で、演者さんの表情とマッチしていて分かりやすかったのも〇(マル)でした。
観終えてスクリーンを後にする時、一緒に観てくれたパートナーに「面白かったね」と同意を求めると「何が?サッパリ分からん!」と返されました……
うーん、万人受けする内容ではなかったのかなぁ、でもまたA24に会いに行くことでしょう。
コメントする